第64話 執事とハロウィンパーティー 後編
トリック・オア・トリート!
どうも、凛です!!
前回の続きで魔界で、ハロウィンパーティーをしてます。
「もすぐで、ハロウィンがはじまります、皆さん、お菓子をもらいに是非、いろいろなところを回って下さい。」
というアナウンスの声がする。
「はじまるですにゃあ!」とみぃが声を上げる。
「ま、楽しむか。」と狼は淡々と言う。
「はいです!」と花音はテンションが上がってきた感じ。
「それでは、いよいよはじまります!」
うぉぉぉ!!
と仮想をした全員が一斉に走る。
あたしはその波にもまれないように、押されながら、一斉に走ることにした。
だって、走らないと危ないんだもん!
きゃ・・・。
その頃。
黒夜は先頭を走っていた。
どうも、黒夜です。
お菓子をいただけるということで、私はいつもより速く走っています。
だって、おいしい洋菓子がもらえるのですから、私だって本気になります!
一件目!
「トリック・オア・トリート!」と言って、即効でお菓子をもらいます。
アプリコットケーキですね。
どうも!
という感じでいただきました。
私が走っていると、カランカラーン♪と久しぶりにベルの音がしました。
お嬢様になにかあったのでしょうか!?
私は急いで、お嬢様の元へと向かいます。
どうしようですー!
凛ちゃんとはぐれちゃったですー!
私、花音は今、狼さんといるんですけど、凛ちゃんとはぐれちゃって。
どうしようか、悩んでます。
「きっと、黒夜さんが見つけてるさ。」と笑って言う狼さん。
あたしは、それを思うと、複雑な気持ちになるんです。
すると、凛ちゃんがころんですりむいてるのを見つけました!
「凛ちゃん!」
「花音~・・。」
ひざから血が出てます。
とりあえず・・・「絆創膏持ってるから、使ってください。」とあたしが差し出すと、
「ありがと・・。」と凛ちゃんはいってくれました。
「歩けます??」
「足くじいちゃったみたいで・・・。」
と言うと、黒夜さんが来て、「お嬢様!? 大丈夫ですか!?」
とあわてた様子です。
「ちょっと足くじいちゃったみたい・・。」
「なら、こうします。」
というと、黒夜さんは凛ちゃんをお姫様だっこしました。
「く、黒夜さん!」
「ここだと、危ないので、一時、安全な場所に。治療しますので。」
と淡々と言う黒夜さん。
すると、ベルゼブブ君と、みぃさんがきました。
「みんなー! お菓子もらってきたよ~!!」
「ですにゃあ!!」
といって、たくさんもらってきたみたいで、
あたし達におすそわけしてくれました。
その後、あたしはいろいろなところからお菓子をもらってきました。
凛ちゃんの怪我もたいしたことなくて、良かったです!
楽しかったです!!
ハロウィン!!