第61話 執事と文化祭 前編
久しぶりの更新です、すいません。
よかったら、見てくださいw
ピリリリリ・・・。
いつものように、目覚ましの音がする。
AM07:00ときっちり表示されている。
あ、どうも、読者の皆さん、おはようございます。
凛です。
もう、あっという間に10月になってしまいました。
肌寒くなるシーズンなので、家は昨日衣替えしました。
その証拠に。
「凛ちゃん、おはようですにゃあ♪」
「おはよ~♪」
といつも元気なこの二人も、長袖を着てます。
「おはようございます。お嬢様。」と黒夜さんだけはいつもと変わらないスーツ。
「おはよう、あ、お手伝いするね!」とあたしが手伝おうとしたその時!
雑巾を踏んじゃって、つるっとすべって・・・!!
「きゃ!」とあたしが声を出すと、黒夜さんが・・
あたしをナイスキャッチ。
「お怪我はないですか? お嬢様??」と黒夜さんが聞いてくる。
「だ・・・大丈夫!」と言う。
朝から、お姫様だっこされちゃった(汗)
恥ずかしい・・・。
「おはよう~・・・。」とママが眠そうに起きて来た。
あたしと黒夜さんを見て、ママが言う。
「あら・・・二人、朝からラブラブね♪」
え??
よ~く・・・考えてみると、
黒夜さんはあたしをお姫様抱っこしたままだった・・。
「マ、ママこれはそういんじゃ!」
「じゃあ、どういう意味なの??」
「凛ちゃんが転びかけたんですにゃあ! それで!!」
「転びかけると、お姫さまだっこするの(笑) ラブラブじゃない♪」
「だから、そういうんじゃないんだってば!! ねぇ、黒夜さん??」
「ま・・そういうことにしておきましょうか。」
「そういう誤解を与えるような言い方はやめてってば!」
なんだかんだ言いながらも、朝は進んでいく。
みんなでそろって、朝ごはんを食べていると、黒夜さんが聞いてきた。
「そういえば、お嬢様の学校だともうすぐ文化祭だそうで。」
「うん、今、準備してるよ。」
ベルゼブブくんがきょとんとした顔で聞いてきた。
「文化祭で何するの??」
「あ、お化けやしきするよ~♪ ウチのクラスは。」
「そうなんだ~! 見に行っていい??」
「いいよ♪ 詳しいことが分かったらまた教えるね。」
とあたしは時計を見て、そろそろ学校に行くことにした。
準備で色々と作るものがあるのだ。
「じゃあ、行って来るね!」
「いってらっしゃいですにゃあ♪」
「いってらっしゃーい!」
「いってらっしゃいませ。」
「・・・zzz。」
「奥様、こんなところで眠ると風邪を引きますよ。」
ママ!!
学校に着くと、みんな準備に追われていた。
花音は、お化けで座敷童子の役をやるということでただいまメイク中。
狼は・・・その名のとおり・・・狼男というわけにはいかず、吸血鬼です。
リハーサルもかねてやってます。
あたしは、受付兼文化祭委員長なので、大忙しなのだ!
「凛ちゃ~ん・・。」
あたしが後ろを振り向くと・・・いつもより、かわいい花音がいた。
「花音、かわいくなったねぇ♪」
「お化粧してもらったんですけど・・・なんだか、恥ずかしくて(///)」
かわいいって♪
狼のほうはというと、
「高橋くんかっこいい~♪」
「似合う似合う♪」
と女の子たちの声がするので、行って見ると・・たしかにかっこいい狼がいた。
吸血鬼なので、マントをしているし、なぜか銀髪になってる。
「似合いますねぇ~♪」
「似合うね!」
狼は女子に囲まれて少し照れているご様子。
それで、リハーサルもかねて練習をしてみると・・・
けっこう・・・恐かった。
いやぁ・・・恐いね・・・うん。
まぁ、そんなこんなで次回は文化祭本番です。
「え、またぐんですか?」
「またぐよ~♪」
「文化祭でまたぐのかよ。」
次回、フォークダンスでNARUKO坂! By作者。
違う!! 読者の皆様、次回もお楽しみに♪