第06話 凛と執事、いっしょのお昼ごはん・・・・・しかし。
あたしがそんなことを考えてると、黒夜さんが、「大丈夫ですよ。お嬢様は私が守りますから。」と笑う。
な、何さ!
そんなこというと恥ずかしいじゃない・・・(/////)
「立派な執事さんでなによりじゃない。」と少し笑ってママが言った。
黒夜さんは、「大したことはありません。」と笑って返す。
あたしが照れてるのを見て、ママはくすくすと笑う。
も〜・・・。
「あ・・・あの、お嬢様??」
「ん、何??」
「あの・・・目玉焼きこげますよ??」
「あ! あ! ご・・・ごめんなさい!!」
「あらら;」とママが言っている。
ゥチの朝ごはんは朝からどたばただ。
「じゃあそれじゃあ、あたしはお仕事に行ってきます!」とママはお仕事に出かけた。
まぁ・・・うちにいるときは執筆活動とかしてて、忙しいみたい。
それでも、一緒に出かけるときもあるから、あたしはいい。
今日のお昼は、あたしと黒夜さんの二人きりか。
「黒夜さん、お昼ご飯どうする??」
「そうですねぇ〜・・・・」と黒夜さんは考えてる。
「二人きりだし、コンビニでなんか買ってくる?? パスタとか。」
「お嬢様がそうされるなら、私もそうします。」
ということで、あたし達はコンビニに向かう。
晴れていて、いい天気だ。でも、黒夜さんはこんないい天気で燕尾服では暑いんじゃないのかな??
どうなんだろ??
「暑くありませんよ。大丈夫ですから。」
へ??
あれ・・・あたし声出てたかな。
「お嬢様、思ったことは分かりますから。」
と言って、黒夜さんは笑う。
なんで、あたしの思ってることが分かるんだろ??
どうして??
ひょっとしたら、黒夜さんは読唇術が使えるの?
なんで? なんで?? なんで???
「そんな気がしただけですよ。」と黒夜さんは笑う。
なんか、今日の黒夜さんにあたしはどきどきさせられる。
どうしてだろう???
すごくかっこいいように見えるけど・・・・
「あう!! いたたた・・・・バナナの皮なんて、おいとかないでいただきたいですよ・・。」
気のせいか。
あたしたちは、コンビニに着いた。
「お昼、何買うの??」
「そうですねぇ・・・私は焼肉弁当にしますかね。」
「へぇ・・・意外とこってりしたのがすきなの??」
「はい。」
「じゃあ、夜は焼肉にでもする??」
黒夜さんは少し笑って、「いいですねぇ・・・」という。
あたしはたらこスパゲッティを買う。
だって、スキだもん♪ たらこスパゲッティ。
あたしと黒夜さんが会計を済ませて、コンビニを出る。
すると、黒夜さんが若い女性とぶつかってしまった。
「きゃ!」
黒夜さんは女性の手を差し伸べて、「申し訳ありません。大丈夫ですか??」という。
「あ・・・・はい、もう大丈夫ですから。」と言って、女性はコンビニの中に入っていった。
そんなことがありながら、家に着く。
黒夜さんとあたしはお昼を食べてる。
なんか、この雰囲気が少し変な気がするのはあたしだけ??
黒夜さんは、そんなこときにすることなく食べてる。
「ごちそうさまでした」
早!
わずか、3分でたべちゃった。
あたしは、黒夜さんの顔を見る。
ぷっ(笑)
「ね・・・ねぇ・・・。」
「はい??」
「ごはんつぶ、ついてる。右に。」
「右というと、こちらですか??」
「違うって。 とってあげる。」
あたしは黒夜さんのごはんつぶをとってあげた。
意外にこういうところは子供っぽい。
「ありがとうございます。」と言って、少し下を見ながら、言う黒夜さん。
ひょっとして・・・・・照れてる??
かわいいとか、花音なら思うのかなぁ・・。
まぁ、あたしはあんまりだけど・・・。
あたしは食べ終わると、黒夜さんがベランダで洗濯物を干しているのを見てる。
ヒュ〜♪ ヒュヒヒュ〜♪
口笛だ。
けっこう上手で音が響く。
いい音がする。
曲は分からないけど、いい音がするのは確かだ。
「黒夜さん??」
「はい??」
「お手伝いしようか??」
「あ、助かります。」
すると・・「お嬢様!!」と言って、黒夜さんが抱きついてきた。
な・・・・なに(///////)!?
え・・・えぇ・・・!? そんなまだ・・・あたし・・・・・!!!
あたしがそんなこと思っていると、
グサッ!!!
と音がする。
あたしの目に映ったのは・・・
見に来てくださってる読者の方々ありがとうございます。
これからも頑張る所存なので、よろしくです!