第59話 執事、夏祭りを満喫。
久しぶりの更新で。
これからもがんばりますので、よろしくお願いします!
どうも、読者の皆様。
どのような夏休みを過ごしてますか?
あ、どうも、黒夜 一夜です。
本日は・・・・
「黒夜さ〜ん! なにしてるの??
こっちこっち!!」
とお嬢様が呼びます。
本日は、浴衣を着ていつもに増してかわいらしいですね。
浴衣の柄はきれいな花火の柄です。
花音さんは金魚の柄の浴衣。
お美しいですね。
まぁ、私はいつものとおり、執事用の服・・・と思ったでしょう?
私は今回、きちんと浴衣です。
お嬢様から選んでいただいた、黒い浴衣を着ています。
あ、狼さんも浴衣着ています。
今回はこの4人と、王子様とみぃです。
みぃも浴衣を着ています。
「あ、お嬢様、今、向かいます〜!!」
と私はお嬢様のほうへと向かいます、
あ・・・ども、凛です。
黒夜さんと今日は夏祭りということで、花音のおうちに来てます。
神社でお祭りを毎年するの!
神社の周りには、色々な出店が出てる。
ベルゼブブくんとみぃは、
「色んなお店があるねぇ・・。」
「金魚すくいって、気になるのでいってみますにゃあ!」
と二人で行っちゃいました。
まぁ、お金は渡してあるから大丈夫だけど。
ちょい・・・心配。
「大丈夫ですよ。お嬢様。」と黒夜さんが声をかける。
「じゃあ、俺らもいこうぜ!!」と狼が言う。
「行くです!」と花音も言うので、私も行くことにした。
なんか・・・・ダブルデートみたいで・・・。
恥ずかしい!!
金魚すくいに挑戦。
でも、あたしと花音の金魚すくいは・・・すぐに水に溶けて終わっちゃった。
いやぁ・・・(汗)
「あら〜・・・お嬢ちゃん、残念だねぇ。」と笑うおじさん。
「では、私が・・・。」といって黒夜さんが挑戦することに。
「俺も。」と狼も。
二人はすごい勢いで金魚を取っていく。
赤いのも、黒いのも。みんな取っていく。
二人は、捕りすぎちゃったので・・・・。
「兄ちゃんたち、できたら・・・・・少し減らしてくれないか・・・??」
とおじさんの頼みを聞いて。
気に入ったのだけ、持って帰ることにしました。
それで、あたしたちはりんご飴とか、お面を買っていると・・・遠くで太鼓の音が鳴った。
途中で買った水風船がぽよんぽよんと音を立てながら、はねる。
その時、ピカン!と何かが光った。
雷だ!!
あたしと花音は、「きゃ!!」と声を上げる。
だってこわいんだもん。
黒夜さんは「大丈夫ですよ。」と笑ってる。
狼は、花音の頭をなでなでしてる。
花音が、「な・・・・(////)!!」と照れてる。
狼は、「抱き疲れちゃたまらないから、こうした。」と笑う。
花音が狼をポカポカとはたく。
すると・・・転びかける!!
でも、黒夜さんがそこを「危ないですよ。」といって助けてあげた。
「す・・・すみませんです・・・!!」と花音が言った。
ちょっと・・・!!
黒夜さん!!
あたしは少し、ドキっとした。
黒夜さんは優しいから、助けちゃうんだろうけど。
でも、黒夜さんの優しさが誰かを傷つけちゃうんだよ?
それに気をつけてほしいの。
花音はぷいっとした顔で狼のほうを向かない。
「ごめんって。許して。な?な?」と狼が謝ると。
「じゃあ・・・許してあげます。でも、あたしのおうちのお手伝いしてください!」と言って、狼を連れていく。
「わかったわかった!」と狼がついていく。
「凛ちゃん、いったん失礼します。あとで、おうちに来てください!」
「わかった〜!! 狼、バシバシ働かせるんだよ〜??」
「はい!」
そう言って、狼と花音は神社のほうへ。
あたしたちは二人きりになっちゃった。
人が多くなってきた。
「お嬢様。」と言って、黒夜さんはあたしの手をとって、歩く。
「ちょ・・・ちょっと!!」とあたしはびっくりする。
「人が多いので、失礼しますが、お許しください。」
「え??」
「手をつないでないと、はぐれてしまいそうですから。」
そう言って、黒夜さんはあたしの手を握った。
そのあと、黒夜さんの歩くスピードは少しゆっくりになる。
あたしの歩幅に合わせてくれて、ゆっくりにしてくれてる。
こういう黒夜さんの優しいとこがすきになちゃったんだろうなぁ・・・。
「お嬢様。」と黒夜さんが笑う。
「なに??」とあたしが聞く。
「いえ、幸せそうなお顔をされていたので・・・。」と黒夜さんがそういうので、あたしは少し照れた。
だって、好きな人といればうれしいじゃん!
「あ、黒夜さん、凛ちゃ〜ん!」とベルゼブブくんとみぃが声をかけてきた。
「あ、これから神社行くの!一緒にいこう!!!」と言って、あたしたちは行くことに。
行くとびっくりした。
花音が巫女さんの衣装に着替えていたから。
これより、神様に祈りをささげる儀式をするんだって。
花音はゆっくり舞を踊る。
きれい・・・。
無事に儀式が終わると、ご飯をいただきました。
花音のおうちのごはんは、おいしいんだよね〜♪
「おいしい〜♪」
「おいしいですにゃあ!」
「うん、うまいな。これ。」
「そう言ってもらえてうれしいです♪」
あたしのほっぺを黒夜さんがさわる。
「ごはんつぶ、ついてますよ?」と黒夜さんが笑って言う。
「黒夜さんもついてるじゃん!」
では、今回はこの辺で。