第43話 執事、風邪を引く。
更新遅れて申し訳ないので、2話更新します!!
「ふわぁ〜・・・・眠い。」
今日は休日・・でも早く起きちゃった。
あたしが起きて・・・台所に行くと、あれ??
黒夜さんがいない?
どうしたのかな??
「凛ちゃん、おはようございますにゃあ!」
「あ、みぃ、おはよう♪ 黒夜さん見てない??」
「見てないですにゃあ〜・・・。いつもだったら、もう起きてる時間ですにゃあ。」
「じゃあ、ちょっと見てこようか。」
そう言って、あたしは黒夜さんの部屋に向かいました。
コンコン。
「黒夜さ〜ん??」
何の反応もない。
もう一度、ドアをノックする。コンコンコン!
「黒夜さ〜ん!」
出てこない。
あたしが部屋に入ると・・・黒夜さんが寝てる。
「黒夜さん? どうしたの??」
「あ・・・・お嬢様・・・・ゴホゴホ!! 朝から・・・・どうもすみません。」
「黒夜さん、ちょっとおでこ触らせて。」
「あ・・・はい。」
あたしは、黒夜さんのおでこをさわった。
すごく熱い・・・熱がある。
「あ・・・すぐ朝食のご用意を・・・」
「その体じゃ無理だよ。今日は一日、休んでなきゃダメ!!」
「し・・・しかし・・・。」
「いいから、休んでて!」
あたしがそう言うと、黒夜さんは「はい・・・。」と言う。
コンコン。
「みぃですにゃあ。入りますにゃあ!!」
「あ、どうぞ・・。」
「黒夜さん、具合悪いんですかにゃあ??」
「うん、黒夜さん、すこし熱があるみたいで・・・・。」
「じゃあ、ゆっくり休ませてあげないとですにゃあ・・・。」
「うん。」
「じゃあ、黒夜さんゆっくり休んでて。」
「休んでてくださいにゃあ。」
「はい・・・。」
あたし達は黒夜さんが眠るのをみて、部屋から出た。
「ふ〜・・・・。」
「凛ちゃん、朝ごはんの用意はどうしますにゃあ??」
「あたし達がするしかないね。でも、黒夜さんは病気だから、おかゆがいいかな?」
「できますかにゃあ??」
「たぶん、できると思う!」
すると、ママが起きてきた。
「どうしたの??」
「あ、大変なんですにゃあ! 黒夜さんが風邪みたいなんですにゃあ!」
「・・・・・風邪??」
「あ、はいですにゃあ。熱がひどいみたいですにゃあ。」
「わかったわ。でも・・・あたしは仕事・・・・・」
「ママ、あたしが今日は家事するから、安心して?」
「凛・・・・・ごめんね。でも、本当に大丈夫??」
「大丈夫だったら!!」
「じゃあ、はやく朝ごはんつくりましょうにゃあ!」
こうして、あたしとみぃとで朝ごはん作り。
ママはお仕事で急ぐからといって、黒夜さんが昨日作っておいた、朝ごはん(もっていけるようになっているフレンチトーストとサラダ)を持っていった。
ベルゼブブくんを起こして、3人で朝ごはん。
あたしはフレンチトーストと、オムレツとコーンスープを作ってあげた。
「なんか、このメンバーで朝ごはんって珍しいねぇ。」とベルゼブブくんが言うと、みぃも「そうですにゃあ・・・・・。凛ちゃん、あたしたちはこれでいいですけど・・・黒夜さんのおかゆは??」
「あ、大丈夫、きちんと用意してあるし・・・あとは出来るのを待つだけ。」
「わかりましたにゃあ。」
「じゃあ・・・今日は僕も手伝う!!」
そういって、ベルゼブブくんも手伝う事に。
いつも片付けはてつだってくれるけど、料理とかもさせていいのかな・・??
まぁ、いいか。
あたしは黒夜さんにおかゆを持っていくことにした。
コンコン。
「黒夜さん、入るよ??」
眠ってる・・。
黒夜さんの寝顔をこうして見るの・・・・初めてかも。
なんか・・・かわいいかも・・・・(./////)
あたしがそんなことを思っていると、
「お嬢様・・・。」
と、黒夜さんの声がする。
黒夜さんが目を開けた。
「な、何!?」とあたしはびっくりした!
だって・・・急に起きるんだもん!!
「あ、黒夜さん、おかゆ作ったの。食べれる?」
「は、はい。いけると思います・・・・。」
黒夜さんはスプーンを持とうとすると・・・上手く握れないみたいで・・。
「おかしいですね・・??」
「大丈夫??」
あたしはスプーンを取って、「はい、あ〜ん。」としてあげた。
黒夜さんは、「ど、どうもです・・・(////)」と言って食べた。
「く、黒夜さんが困ってるから・・・・その、手伝ってあげただけだから!!!!」
とあたしは言う。
2人とも・・・少し黙る。
でも、食欲はあるみたいで何よりかな。
黒夜さんが全部食べたら・・・掃除と洗濯だ!
掃除はみぃとベルゼブブくんが担当することになって・・・あたしは洗濯。
洗濯物を準備して・・っと!
「大変だねぇ・・・。」
「ですにゃあ・・。」
2人も結構頑張ってます。
そして、あっという間におひるになっちゃいました。
「ベルゼブブくん、お昼、何食べたい??」
「オムライスがいい!」
ということで、オムライスを作る事に。
黒夜さんはオムライスうまく作ってたなぁ・・・。
まぁ、あたしも負けないけど(笑)
さてと・・・・・そういって、あたしはオムライスを作り始めました!
黒夜さんのおかゆはまだストックがあるから大丈夫だし・・・。
それで、みぃとベルゼブブくんは待ってる間に、きちんと勉強するって言ってたけど・・・・。
勉強してると思ってみてみると、「とー!」と2人とも・・・・紙飛行機作って遊んでました。
「こらー!!!」とあたしも雷を落としました。
「ひぇ!!」
「にゃ!!」
と2人ともびっくりした様子。
「掃除したのに、また部屋汚しちゃって! 2人とも片付けるまで、お昼食べさせないからね!」
「はぁ〜い・・・。」
「にゃあ〜・・・。」
2人ともいそいそと片付け始めました。
それで・・終わると、「オムライスだ!!」「オムライスですにゃあ!!」とよろこぶ2人。
2人とも食べ終わると・・・・きちんと片付け手伝ってくれました。
あ、黒夜さんのを届けないと・・・と思って、あたしは黒夜さんにお昼ご飯を届けに。
今回はきちんと黒夜さん自分で食べましたよ??
だって・・・・恥ずかしいとか言って・・・。
あたしの方が、恥ずかしいよ・・・(/////)
まったく!
そんなこんなで、今は午後2時です。
みぃとベルゼブブくんはお昼寝中です。
黒夜さんの様子を見てこよっと・・・・。
コンコン。
「黒夜さん? 入るよ〜??」
あたしがそう言って入ると・・・黒夜さんも寝てました。
黒夜さん、働きづめだったモンなぁ・・・。
あたしがおでこを触る。
どうやら、熱はすこし下がったみたい。
その時、黒夜さんが寝返りを打って・・・・あたしは「きゃ・・・。」と声をあげたけど・・。
黒夜さんのベッドに・・・・ベッドインしちゃった!!!!!!!!!
し・・・・・しかも、黒夜さんがあたしに抱きついてるし・・・!!!
黒夜さんの顔・・・・近い!!
あたしは振りほどこうとするけど・・・しっかりホールドされちゃってます・・・・。
ど、どうしよう!!!!!
「お嬢様・・。」
と黒夜さんが抱きしめながら言ってくる。
またがっちりホールドして。
黒夜さんったら!! 起きて!!
恥ずかしいよ・・・(/////)
そのまま10分位あたしを抱きしめて、放さない黒夜さん。
黒夜さんが眠ってる・・・。