第40話 恋と友情。
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どうも皆さん、凛です。
もう私達も冬休みも終わり、今日から学校です。
今は、学校に行く途中なんですけど、先日あった黒夜さんの行動であたしはなんか変な感じなんです。
花音の手を黒夜さんが握ったとき、バカ!って気持ちになっちゃったんです。
それをみぃに言ってみると・・・「それは・・・その・・・・!!」となんかよく分からない反応をするから、余計にわかんないし。
う〜ん・・・・。
「凛ちゃん、おはようです!!」
「あ、花音! おはよう!!!」
と花音に会ったので、学校まで2人で行く。
電車に揺られながら、あたし達は駅に着き学校に着いた。
学校だと、狼が「よ。」と声をかけてくる。
でも、眠そう・・・。
なんか、けだるそうな感じで・・・。
始業式はどうでもいいような校長先生のお話。
今日は、学校の始まりと言うことで、お昼まで。
始業式をした後に、国語、数学、英語とかの3教科の簡単なテストで授業はお終い。
テストのときに、花音を見てると、黒夜さんが花音の手を握ってるときの事を思い出しちゃう・・・・。
なんでだろう・・・。
なんで、黒夜さんのことでこんなに変な気持ちになっちゃうんだろう??
あたしは、そんな複雑な気持ちでテストを受けてた。
狼はさっさと終わらせて寝てた。
狼はいつもどおりのように見える。
キーンコーンカーンコーン・・・。
あたしはテストが上手く出来たのか、出来なかったのか、そんなことはどうでもよかった。
悩み事に比べれば、テストの成績なんてどうでもいいようなことに思えた。
いつもだとそんなこと思わないのに。
「凛ちゃん??」
「ん・・・? あ、何!?」
「なんか、今日の凛ちゃん変ですよ??」
「あ・・・うん・・・その・・・。」
「ん、花音、凛、俺、今日用事あるから先に帰る。じゃな!」
そう言って、狼は素早く帰って行った。
「花音・・・・相談したい事があるの・・・。いいかな・・??」
「あ、はい。じゃあ、帰りにどこか寄って・・・話しましょう???」
あたし達は学校帰りに、マックに寄る事にした。
「凛ちゃん、相談って何ですか??」
オレンジジュースを飲みながら、聞く花音。
「うん・・・・なんかね、この前、花音の手を黒夜さんが握ってるのを見てね・・・その・・・なんか、黒夜さんのばか・・・っておもっちゃって・・・。
あたしは、何でこんな気持ちになるのかわかんなくて・・・。」
花音はぽかんとした感じで、話を聴いてる。
「花音??」
「凛ちゃん、それは・・・・・黒夜さんのこと、好きになっちゃったから・・・・じゃないですか??」
あたしが・・・黒夜さんのこと好き??
嘘・・・・だって・・・・!!
「で・・・・でも、そしたら・・・あたし花音と・・・。」
「同じ人を好きになっちゃったってこと・・・・・・ですね。」
しばらくあたし達はどっちも何にも言わなかった。
あたしは何を言っていいのか分からなかった。
「凛ちゃん???」
「・・・なに??」
「あたし・・・凛ちゃんが黒夜さんを好きでも・・・・黒夜さんを好きって気持ちは負けません・・・だから、友達でもあり・・・・その・・・」
「ライバルみたいな感じなのかな??」
「たぶん・・・そうなると思います。」
「でも・・・・あたしはまだ好きとか、そんなのよく分からなくて・・・。」
「凛ちゃんが黒夜さんを好きでも、好きじゃなくても、あたし達は友達です。
相談してくれて・・・・ありがとうございました。」
それを聞いてあたしは、ちょっと泣きそうになった。
だって、花音はあたしのことをずっと、友達って言ってくれてるんだもん・・・・。
優しくて、ただ優しくて、泣きそうになっちゃった・・・・。
あたし達は一緒に帰る。
いつものように話をしながら。
花音は、「あたしは凛ちゃんには負けません!」と笑いながら言う。
あたしは、「ふふ。」と笑うだけ。
もし、あたしが好きだとして、黒夜さんを中心に三角関係になっちゃうんだろうなぁ・・。
でも、あたしは花音とずっと友達でいたいな。
「じゃあ、凛ちゃんさよなら!!」
そう言って、笑って花音は手を振って帰って言った。
あたしも家に帰ると・・・「お帰りなさいませ。お嬢様。」といつものように言う黒夜さん。
「うん、ただいま♪」
「おかえりなさい!!」 「おかえりなさいですにゃあ!!」と言うベルゼブブくんとみぃ。
「お嬢様、何かございましたか??」と聞く黒夜さん。
あたしは・・・・「うん。嬉しい事。」
「それは何ですか?? よかったら教えていただけますか??」
あたしは少し考えて、こう言った。
「秘密・・・・・!!」
黒夜さんは苦笑いする。
ベルゼブブくんとみぃは、残念そうな顔をする。
あたしと花音の友達同士の秘密だよ。
ね??花音。
今回は少し、お話のテイストを変えてみました。
どうだったでしょう??