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第38話 クリスマスパーティー!

いつもより少し長いですが、お楽しみください!

ジングルベ〜ル♪ ジングルベ〜ル♪

街はすっかりクリスマスの雰囲気でいっぱいです!


今日は我が家でクリスマスパーティーです!

ママは残念だけど・・・クリスマスだけど、お仕事です。


そのかわり、花音と狼がうちに来ます。

それに・・・・黒夜さんとベルゼブブくんと・・・「あたしもいるですにゃあ♪」と言う、みぃもいる。


と、言うことで今は、準備してます。

ツリーはきちんとあります。

何でかって言うと・・・・ベルゼブブくんのお父さんが昨日、送ってくれたらしいのです。


朝起きたら、お手紙と一緒に大きなツリーがあって、お手紙には、

お世話になっているお礼です。つまらぬものですが・・・よかったらどうぞ。ベルゼブブ、凛さんのご家族と過ごすクリスマスだな。我が家ではお前がいないのが少しさびしいが、修行に励め。パパより。


ベルちゃんへ。ママも少しさびしいけど、修行に励んでね。新年になったら、ママも会いに行くからね。


と書いてあった。


「凛ちゃん!」とベルゼブブくんが呼ぶ。

「なぁに??」

「サンタさん、今日来るんだよね♪ 楽しみ〜!!」


あ・・・・!!

今年はベルゼブブくんがいるんだ・・・・!!やばい、プレゼントとかどうしよう!!



「みぃも楽しみですにゃあ〜♪ サンタさんにプレゼントもらうんですにゃあ〜!」


みぃも!?

困ったなぁ~・・・。


ママは今日はお仕事で、帰って来れないって言ってたし・・・・・。

あたしが困っていると、「どうなさいました?? お嬢様??」と黒夜さんが声をかけてきた。


「あ・・・・黒夜さん! あのね・・・・」と言って、あたしは黒夜さんをキッチンにひっぱっていく。


二人きりになったところで、「どうなさったんです??」と聞いてくる黒夜さん。



「あのね・・・・!! みぃとベルゼブブくんのプレゼントを買ってないの!!」

「あ〜・・・・・・忘れてましたね。じゃあ、私が大急ぎで買ってきます!」


「でも、二人が何がほしいか聞いてないの!!」

「じゃあ、それとなく・・・聞いてみましょう。」


そう言って、黒夜さんは2人のもとへ。

「お2人とも、サンタさんへ何がほしいかお願いしましたか??」

「したよ〜!」

「しましたにゃあ♪」


「じゃあ、何がもらえるようにお願いしたんです??」

「僕は、これ!」

そう言って、ベルゼブブくんが雑誌を見せる。

そこには銀の十字架のチョーカーがあった。

値段は5,080円。


意外と大人なんだねぇ〜。

おもちゃか何かかとおもった。


「へぇ〜・・おしゃれですにゃあ♪ いいですにゃあ〜!」と言うみぃ。

「そうですね。じゃあ、みぃは何をお願いしたんです??」


「みぃですかにゃあ〜! みぃはこれですにゃあ〜!」

そう言って、みぃが見せたのはベルゼブブくんが見せたのはベルゼブブくんが見せてくれた雑誌に載ってて、みぃはどうやら、猫耳の帽子と、新しい服がほしいみたい。



「みぃ、でも、猫耳お気に入りじゃないの??」とあたしは聞くと、「あ、はいですにゃあ。でも、スペアとか持っておいたほうがいいと思ったんですにゃあ。にゃから、新しいのをサンタさんに貰うんですにゃあ! サンタさんに貰ったのなら、大丈夫ですにゃあ!!」


と笑うみぃ。

黒夜さんも笑う。


黒夜さんはあたしの耳元で、「お嬢様、料理が済み次第、買ってまいります。」



頼んだよ!黒夜さん!!


ピンポ〜ン。

「あ、あたしが出るね。」と言って、あたしは玄関に向かう。


ガチャとドアが開くと、「メリ〜クリスマスです! 凛ちゃん!」と笑う花音。

「よっ。」という狼。


「いらっしゃいですにゃあ〜♪」と出てきた、みぃとひょこっと顔を出すベルゼブブくん。


「凛ちゃん、あの人たち誰です・・・??」

「うん、きちんと説明するね・・・。」

「なんか、すごいメンバーだな・・。おい。」


まぁ、あたしもそう思ってますよ。・・はい。

「いらっしゃいませ、花音さん、狼さん、どうもお久しぶりです。」とあいさつする黒夜さん。

「あ、はい、お久しぶりです・・・(////)」と照れる花音。

「ども。黒夜さん。」と笑う狼。


「どうぞ、中にお入りください。」と言う黒夜さん。


「で、この人たち誰です??」と花音が聞いた。

「あ、紹介するね。こっちがベルゼブブくん。黒夜さんの親戚で、今、うちに住んでるの。」

「よろしくです。」と言うベルゼブブくん、少し恥ずかしいみたい。

「で・・・こっちが・・・」

「みぃですにゃあ! よろしくですにゃあ!!」


「あ、ハイ!よろしくです!」

「よろしくな。」


2人も自己紹介を済ますと、みんなで遊ぶことにしました。

〔ちなみに黒夜さんはプレゼントを買いに行きました。〕

トランプ。

ババ抜きをすることにしました




みいが、「む〜・・・・・。」と狼のカードを見る。

ベルゼブブくん、あたし、花音の順で、あがり、今、2人が1対1での勝負。

狼はポーカーフェイス。


「こっちにゃあ!!」と言って、引くと、「やったですにゃあー!!」と笑うみぃ。

「ちくしょー!!」とカードを叩きつける狼。


「じゃあ、次は大富豪ですにゃあ!!」とはりきるみぃ。


カードを切っていると、「あれ・・・・黒夜さんはどうしたの??」とベルゼブブくんが言うと、「ただいま帰りました。」と言う声が、玄関に行くと、黒夜さんが。


「すいません、私としたことがすこし調味料を切らしてしまって、いそいで買ってきました。」と謝る黒夜さん。


「そっかぁ。」と笑うベルゼブブくん。

あたしの近くにより、「ちゃんとプレゼント買ってきました。」と耳元でささやく黒夜さん。


「じゃあ、料理もそろそろ出来上がった頃ですし・・・・・皆様、テーブルのほうへ。」


それで、黒夜さんが持ってきたのは、大きいローストチキンに、ケーキ。

みぃとあたしも手伝って、ケーキもあるし、みぃのリクエストでグラタンも用意しました!


「よし、じゃあ、これ開けるか。」と狼が手に持っているのは、シャンメリー。

「僕が開けてもいい??」と聞く、ベルゼブブくん。


「ああ。いいよ。」と言って栓抜きを渡して、ポン!という音ともに、開きました。


シャンメリーを注いで、「かんぱ〜い!!」と全員でしました。


「それにしても、大きいローストチキンです〜!」とびっくりする花音、狼は「なぁ。」と笑う。

「おいしいですかにゃあ?? ベルゼブブ様??」

「うん!」



まぁ、全員で食べた後、夜も更けてきて、

「あ・・・そろそろ俺帰るわ。」

「あたしもそろそろ失礼します。」

と二人が言うと、「また来てね!!」とベルゼブブくんが言うと、「また来る。」と狼が言う。

「遊びに来ますからねぇ〜!!」と笑う花音。


玄関まで見送るベルゼブブくん。

「バイバ〜イ!!」

「またですにゃあ〜!!」


と2人が見送る中、花音と狼は一緒に帰っていった。

狼が途中まで送るのかな??


「じゃあ、ベルゼブブ様、サンタさんが来るまでおきてましょう!」

「うん!」


そう言って、意気込むのはいいけど・・・・2時間後。


「すぴ〜・・・。」

「にゃあ〜・・・・。」


2人ともソファーの上で仲良く、寝付いちゃいました。


「しょうがないですねぇ・・・。」と二人を運ぶ黒夜さん。


ベルゼブブくんはベッドの中へ。

みぃはお布団の中へ。


きちんとプレゼントを置いて。

それじゃあ、おやすみなさい。



そう言って、あたしがリビングに戻ると、箱が。

カードが置いてある。なんだろ??


お嬢様へ。

黒夜からのプレゼントです。


そう言って中に入ってたのは・・・綺麗なシルバーのペンダントだった。


ベランダにいる黒夜さん。

あたしもベランダに行く。


「黒夜さん。」

「なんですか? お嬢様??」

「その・・・・プレゼント・・・ありがとう。大切にするね。」

「いえ、喜んでいただけたら幸いです。」

「これ・・・あたしとママから。」

「なんでしょう??」



黒夜さんが袋を開けるとそこには、あたしが選んだネクタイと、ママが選んだ黒の腕時計。

「これは・・・・ありがとうございます!!」と言って笑う黒夜さん。

「あたしのほうこそ、ありがとう。」


「お嬢様と奥様には感謝しなければなりません。私の勝手で住人を増やしたり、ご迷惑をおかけしたり・・・。」そう落ち込み加減で言う黒夜さん。

「あたしは・・・ベルゼブブくんやみぃがいる今のほうが、毎日明るくて幸せだよ??

黒夜さんは頼りになるし・・・だから、気にしなくていいから・・・。」

あたしがそう言うと、黒夜さんは笑って、「冷えますね。中に入りましょう。」と言って、お部屋の中に。


ガチャ。

玄関のほうから音がする。

「ただいま〜♪」

「ママ、お帰り!」

「お帰りなさいませ、奥様!」


「クリスマスだから、早く終わらせてもらったの。凛、これプレゼント!!」

「ありがと。」


中を開けるそこには、ピンクの腕時計。文字盤がキラキラしてる。

「いつも一緒にいてあげられなくて、ごめんね。でも・・・ママはあなたのこと、大切に思ってるから。」


そう言って、あたしをぎゅ・・って抱きしめるママ。

「ありがと、ママ♪」


いつもだったら恥ずかしいけど、今日はきちんとお礼を言った。

なんでかなぁ・・・?? クリスマスだから?


「奥様、ケーキも余ってますが、どうなさいます??」

「そうねぇ・・・じゃあ、いただこうかしら!」


ベルゼブブくんとみぃも起きて来た。

「黒夜さ〜ん! みてみて、サンタさんからプレゼントもらったよ〜!!」

「あたしもですにゃあ〜!!」


「よかったですね。来年もきっともらえますよ。」


来年もよかったら、このメンバーでお祝いしたいなぁ・・・。

じゃあ、今日はこの辺で! 皆さん、メリークリスマス!!




「黒夜さん、サンタさんって何で赤い服着てるんですかにゃあ??」

「それは、還暦のお祝いで着てるんじゃないんですか??」



え、嘘!?


それでは、皆さんメリークリスマス!!


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