第21話 執事と凛の晩御飯。
ども、更新しましたw
では、台所にてお手伝い。
黒夜さんは自分専用のエプロンをさっと着る。
黒いどくろが真ん中にあるエプロン・・・・う〜ん・・・ちょっと独特のセンスかな?
あたしは、赤と白のチェック柄のエプロン。
まぁ、普通な感じじゃないですかね? どうですか!? 読者さん。
あたしは、自分で言うのもなんだけど、料理が得意だし、作るのも好きだから楽しい。
「今日の晩御飯は、カレーにしましょう。私が3番目に好きなものです。」と黒夜さんは笑って言う。
「じゃあ、1番目に好きなものは何??」とあたしは、聞いてみた。
だって、気になりませんか?
黒夜さんは何が好きか?
まったくもって、想像がつかないよ。
黒夜さんは少し笑って、「アップルパイが好きです。」と小さな声で言った。
え・・・アップルパイ??
まさかの、キ○ィーちゃんと同じですか!?
まぁ、かわいいけどさ♪
「アップルパイ!? なんで??」とあたしは聞く。
「だって、美味しいじゃないですか。ミルクティーにも合いますし。」
「じゃあ、今度作ってあげる。」
黒夜さんは眼を輝かせて、「本当ですか!」と聞いてくる。
あたしは、「うん、約束だよ(笑)」と答える。
黒夜さんはフフ〜ン♪と鼻歌を歌いながら、カレーを張り切って作っています。
どうやら、嬉しいみたい。
こういうところは、幼いというか・・・子供っぽいって感じかな?
あたしは、にんじんを切っていきます。
たしか・・・短冊切りっていうんだっけ? この切り方。
トントントン・・・・・・。
「痛っ!!」
指・・・少し切っちゃった・・・・。
痛い・・・。
「お嬢様、大丈夫ですか!!」と黒夜さんは駆け寄ってくる。
「大丈夫・・・ちょっと指切って・・・血が出ただけ。」
すると、黒夜さんはあたしの指をつかんで、すぐに水で流した。
それで、ティッシュを巻きつけて、すぐに絆創膏を取ってきてつけてくれた。
「傷は浅いみたいで、よかったです。
これなら血もすぐに止まるでしょう・・・。でも、気をつけてくださいよ?」
「うん、ありがとう・・・。」
「いえ、私はお嬢様が無事なら安心です。では、じゃあ私がやるので、お嬢様はすこし見ていてください。」
「うん、わかった。」
その後、黒夜さんはてきぱきと作っていく。
包丁を取って、たまねぎをすばやくみじん切り。
それで、鍋に油をひいて、玉葱をぽいぽいと入れていく。
その間にすばやく鶏肉、じゃがいもを切っていく。
「黒夜さん、早くて正確だね。」
「魔界のほうでも、作ってましたから。」
「魔界にもカレーってあるの!?」
「勘違いされる方がいますが、こっちの世界と食文化はかわりません。文明はわずかに魔界のほうが進んでいるみたいですから。」
そう言いながら、鶏肉からおなべに入れていく。
黒夜さんは水を入れて沸騰するのを待つ。
沸騰したら野菜を入れる予定なんだろうな。
料理してると手順が分かる。
「へぇ、べるくんにも作ってあげた??」
「はい。甘口で、すったりんごを入れてあげました。喜んでくれました。」
「黒夜さんは、その頃、どこに住んでたの?」
「王様のお屋敷です。今と同じくらいのお部屋に住んでいました。」
「へぇ〜・・。」
黒夜さんのことを知りたいけど、今日はこのへんにしておこうかな??
聞きすぎると逆によくない気がする。
「じゃあ・・・ルーを入れましょう。」
「うん。」
しばらくすると・・・いい匂いが。
「おいしそうですねぇ・・・・。」
「うん(笑)」
ぐ〜・・。
これは・・・・黒夜さんのおなかの音です。
「恥ずかしいです・・・・(///)」
「仕方ないよ。美味しそうだもん!」
その後・・・美味しく黒夜さんとカレーをいただきました。
数ヶ月前は、一人で食べることは多かったあたしには嬉しい限りです。
「ごちそうさまでした!」と黒夜さんは満面の笑顔で言う。
「あたしもごちそうさま♪」と返す。
黒夜さんは、4杯おかわりしました。
あたしは1杯で、よく食べるね、黒夜さんは。
あたしは新聞のテレビ欄を見る・・。
う〜ん・・・今日はとくには面白そうなのないかな。
「お嬢様!」と黒夜さんは言う。
「なに??」と返すあたし。
「もし、よろしかったら、片付け終わった後、レンタルビデオ屋さんでも、一緒に行きませんか??」
「黒夜さん、何か借りるの??」
「ええ。映画で見たいのがあるんです。」
「じゃあ、あたしも一緒に行って、見たいのがあったら借りていい??」
「もちろんです。」
「じゃあ、早く片付けようか。」
こうして、あたしと黒夜さんはすばやく後片付け。
だけど・・・黒夜さんは何の映画借りるんだろう?
もっと、頑張って書きます!!
感想お待ちしてます。