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戦場の天啓  作者: 伊和春賀
7/12

幕間

「ん? 終わった?」

「終わったよ。はあ」

「どうだった?」

「勝手な行動はするなってさ」

「あとは?」

「作戦は続行するとさ」

「そう」

 二人はつかつかと歩いていく。

「そろそろ作戦を変えるべきだって言ったんだけどな。聞く耳を持ってくれなかったよ」

「能なしのハゲ猿集団だからね」

「でも、上の言うことは聞かなくちゃいけない」

「辛いね」

「本当に、フェター将軍は頭が固すぎるぜ。扇動だけは上手いんだけどな。はあ」

 ジェイルは溜息をついた。それをカフスはじっと見ている。

「疲れた?」

「疲れた」

「じゃあ、ご褒美」

 カフスはジェイルに口付けをした。

「どうしたんだよ。いきなりキスなんて」

「偶にはこういうのもいい、と思って」

「女らしいこともできるんだな」

「酷い言われようだ」

 カフスはジェイルを小突いた。

「弾を撃つだけが私じゃない」

「じゃあ、撃つ弾を少しくらい減らしたらどうだ?」

「それは嫌だ」

 二人は再び歩き出した。

「ジェイルも偶には撃ってみたら?」

「俺はスポッターの方が向いてるさ」

「たぶん、ジェイルは銃の良さを分かっていない」

「そうかもなあ」

「体に教えてあげようか」

「銃を使ったプレイだけはごめんだぜ」

 二人は同じ部屋の中に消えていった。


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