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戦場の天啓  作者: 伊和春賀
6/12

撤退

「流石に作戦がバレたんじゃねえの」

「他の仲間の様子は?」

「分からない」

「まあ、いいや。弾」

「あと少ししかないぞ」

 カフスは銃を撃つ間隔を広めた。

「いくらなんでも遅すぎる。まったく。何してるんだ?」

「効き目のない奴が悪い。ほら、1時の方向に」

 頭をぶち抜かれた下級兵が戦場の端に横たわっている。

「なるほどな。合図がないわけだ」

「撤退?」

「そうだな。信号弾の準備を」

 二人は撤退の準備を始める。

「あれを飲んどく?」

彼らは周囲を警戒する。

「大丈夫だろう。敵の気配はない」

「そうだね。ジェイルの言うとおりだ」

 彼らは信号弾を打ち上げた。

 戦場からは人が消え始めていた。残っているは死肉くらいだった。



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