昭和の時代、お昼番組にオカルト番組が放映されていたようだが、現代もあまり変わりないのではないかと想う話
昭和の時代はね。お昼の番組で心霊番組が放映されていたの。
『大人しく見るのよ』
『は~い』
先生が昼休みに見させてくれたわ。
15分位かしらね。
パターンは決まっていて。
☆☆☆
‘’私は佐藤、野鳥撮影が趣味である。ある日、あまりにも楽しくて終電を逃してしまった。
『しまったな。あ、旅館がある。泊まろう』
女将が出むかえてくれました。
『まあ、お困りですね。部屋は余っているのですが・・・』
『いいから、泊めさせてくれ』
女将の態度がおかしかってですが、気にしませんでした。
『良い部屋ですね』
『ええ・・・』
ぐっすり眠ると・・・・夜、布団が重くなりました。
瞼をあけると、白い浴衣、いや、あれは死に装束だ。
髪の長い女が座っていました。
ヒドイいたずらだな。と声をあげようとしましたが・・
『ウゥ』
声が出ませんでした。体も動きません。
これが金縛か?と思いました。
私は怖くなって、目を閉じて心の中で念仏を唱えました。
チュン♪チュン♪
いつの間にか朝になっていました。
チェックアウトするときに女将に昨晩の事を言ったら。
『やっぱり、出たんですか?』
と言いました・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
皆は真剣に見ていたわね。
コックリさんが流行って、学校で禁止になったり。
オカルト漫画も流行ったわ。
私はね。オカルト系好きではなかったわ。
だけどね。
休日に家族でドライブに行ったのよ。
山道を通ってドライブをしていたけど、
父がね。
『お、地図だとこっちの道が近いぞ』
地図上は通れる道にしたの。
だけどね。
そこは一車線で街灯もなく車が全く通っていなかったのよ。真っ暗だった。
片側がガードレールで反対は山、漆黒だったわ。
『あなた、怖いわ』
『ああ・・・・でも、もうすぐだ』
『お父さん。何か動物が横切っているよ』
そしてね。道が分からなくなったの。
『あれ、おかしいな。砂利道になっている。ここ本当に通って良いのか?』
『地元の人に聞いて見ましょうよ』
見回すと灯が見えたわ。
車で近づくと大きな駐車場があったの。旅館の看板があった。
だけど、灯は玄関だけだった。営業していないようだったわ。
チャイムを鳴らすと、無愛想なおじさんが顔をだしたのよ。ステテコをはいていたわ。
『なんね。この時間に旅館はやってないぞ』
『あの。道に迷いまして・・・』
『おう、入れや。この時間は地元者じゃなきゃ無理だ』
家に上げてもらったわ。
奥さんは愛想が良いのよ。
綺麗な方だったわ。多分、旅館の女将さんだと思うわ。
通されたのは客室ではなく従業員の居住スペースという感じだったわ。
『お嬢さん。好きな番組見て良いのよ。お父さんいいよね。野球中継終わったから。アニメやっていないかしら』
『おう』
『はい・・・お構いなく・・ではニュースをお願いします』
『あら、感心な子ね』
ご飯をごちそうになった。山菜の天ぷらだったわ。
『フフフ、当旅館自慢の鉱泉をどうぞ』
そしてね。お風呂を沸かしてくれたの。
ここは温泉、鉱泉だったわ。
『おう、風呂は生きている。沸かした。浴衣があるから着てええぞ』
『はい、何から何まで有難うございます』
『客室は畳を剥がして蛍光灯も取ったからせがれの部屋に泊まれ。布団敷いておくから好きな時に寝てええぞ。ワシらも寝る』
『フフフ、息子は東京に就職したからお構いなく』
そしてね。いつものパターンになっているのではないかと怖くなったわ。
『お母さん。幽霊出るかな』
『馬鹿な事を言わないで寝なさい・・・』
『はい・・』
父は布団をドアの前にひいて。
『母さん。私はドア側に寝る』
警戒しているようだったわ。
『父さん。馬鹿な事はやめなさい。失礼ですよ』
部屋の天上にはあの△の観光地で売っている旗が飾ってあったわ。もう少しで360度埋まる所だったのね。箱根に行ったのね。と思いながらウトウトしながらも、幽霊に備えたけど寝てしまったわ。
チュン♪チュン♪
だけど、何も起きなかった。
朝ご飯をごちそうになって。
父が。
『裸で失礼します。どうか、お受け取り下さい』
お礼を渡そうとしたけど。
おじさんは無言でお札を手で押し返したわ。
そしてね。おじさんの車で先導してもらって・・・
『ここから駅が見えるけえ。後は大丈夫じゃろ?』
『はい。有難うございました』
『おう、この村はダムで沈む。あんたらが旅館の最後の客じゃけな。最後に風呂沸かせてもらってありがとうな。嫁も喜んでおったぞ』
『とんでもございません』
ププ~とクラクションを鳴らして元来た道を戻ったわ。
ここでやっと旅館が解体されている理由と、おじさんがボイラー関係の仕事をしていて奥様が女将だったと分かったの。
父が・・・
『・・・全く馬鹿げた心配をした。私は破産した旅館に住み着いている怪しい者だと思って警戒した。そうだな。営業用のボイラーを素人が動かせる訳がない・・・』
とすごい後悔をしている表情だったわ。
お母さんは微笑みながら言ったわ。
『私は悪い人ではないと分かったわ。だって、電気が通っていたわ。それに、あの山菜料理は旅館で出されるレベルのものだったわ』
私は幽霊旅館かと思ったと恥ずかしくて言えなかったわ。
ビックリしたわ。テレビの心霊番組、全く影響を受けてなかったと思ったけど、実際には影響を受けていたのね。
・・・・・・・・・・・・・
これは義母の話だ。昭和の時代、お昼に心霊番組がながされ。特番も組まれていたそうだ。
「昭和の時代の人達って影響されやすいのかな・・・」
「そうね。それは否定しないわね」
俺は底辺なろう作家、昭和ネタを時々書く。
昭和の時代はオカルトが真剣に信じられていたようだ。
さて、なろう小説を書くか・・・
‘’俺は会社員、転生した・・・
あれ、現代は神や悪魔が出てくるアニメや転生する小説があふれている。
オカルトは昭和よりも日常に溶け込んでいないか?
と思う俺がいた。
最後までお読み頂き有難うございました。




