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昭和の時代、お昼番組にオカルト番組が放映されていたようだが、現代もあまり変わりないのではないかと想う話

作者: 山田 勝
掲載日:2026/07/19

 昭和の時代はね。お昼の番組で心霊番組が放映されていたの。


『大人しく見るのよ』

『は~い』


 先生が昼休みに見させてくれたわ。

 15分位かしらね。



 パターンは決まっていて。




 ☆☆☆


 ‘’私は佐藤、野鳥撮影が趣味である。ある日、あまりにも楽しくて終電を逃してしまった。


『しまったな。あ、旅館がある。泊まろう』


 女将が出むかえてくれました。


『まあ、お困りですね。部屋は余っているのですが・・・』

『いいから、泊めさせてくれ』


 女将の態度がおかしかってですが、気にしませんでした。


『良い部屋ですね』

『ええ・・・』


 ぐっすり眠ると・・・・夜、布団が重くなりました。

 瞼をあけると、白い浴衣、いや、あれは死に装束だ。

 髪の長い女が座っていました。


 ヒドイいたずらだな。と声をあげようとしましたが・・


『ウゥ』

 声が出ませんでした。体も動きません。

 これが金縛か?と思いました。


 私は怖くなって、目を閉じて心の中で念仏を唱えました。



 チュン♪チュン♪


 いつの間にか朝になっていました。

 チェックアウトするときに女将に昨晩の事を言ったら。


『やっぱり、出たんですか?』


 と言いました・・・・・




 ・・・・・・・・・・・・・・




 皆は真剣に見ていたわね。

 コックリさんが流行って、学校で禁止になったり。

 オカルト漫画も流行ったわ。


 私はね。オカルト系好きではなかったわ。



 だけどね。



 休日に家族でドライブに行ったのよ。


 山道を通ってドライブをしていたけど、

 父がね。


『お、地図だとこっちの道が近いぞ』


 地図上は通れる道にしたの。


 だけどね。

 そこは一車線で街灯もなく車が全く通っていなかったのよ。真っ暗だった。

 片側がガードレールで反対は山、漆黒だったわ。


『あなた、怖いわ』

『ああ・・・・でも、もうすぐだ』

『お父さん。何か動物が横切っているよ』


 そしてね。道が分からなくなったの。


『あれ、おかしいな。砂利道になっている。ここ本当に通って良いのか?』

『地元の人に聞いて見ましょうよ』



 見回すと灯が見えたわ。


 車で近づくと大きな駐車場があったの。旅館の看板があった。

 だけど、灯は玄関だけだった。営業していないようだったわ。



 チャイムを鳴らすと、無愛想なおじさんが顔をだしたのよ。ステテコをはいていたわ。


『なんね。この時間に旅館はやってないぞ』

『あの。道に迷いまして・・・』

『おう、入れや。この時間は地元者じゃなきゃ無理だ』


 家に上げてもらったわ。

 奥さんは愛想が良いのよ。

 綺麗な方だったわ。多分、旅館の女将さんだと思うわ。


 通されたのは客室ではなく従業員の居住スペースという感じだったわ。


『お嬢さん。好きな番組見て良いのよ。お父さんいいよね。野球中継終わったから。アニメやっていないかしら』

『おう』

『はい・・・お構いなく・・ではニュースをお願いします』

『あら、感心な子ね』


 ご飯をごちそうになった。山菜の天ぷらだったわ。


『フフフ、当旅館自慢の鉱泉をどうぞ』


 そしてね。お風呂を沸かしてくれたの。

 ここは温泉、鉱泉だったわ。


『おう、風呂は生きている。沸かした。浴衣があるから着てええぞ』

『はい、何から何まで有難うございます』




『客室は畳を剥がして蛍光灯も取ったからせがれの部屋に泊まれ。布団敷いておくから好きな時に寝てええぞ。ワシらも寝る』

『フフフ、息子は東京に就職したからお構いなく』



 そしてね。いつものパターンになっているのではないかと怖くなったわ。


『お母さん。幽霊出るかな』

『馬鹿な事を言わないで寝なさい・・・』

『はい・・』


 父は布団をドアの前にひいて。

『母さん。私はドア側に寝る』


 警戒しているようだったわ。

『父さん。馬鹿な事はやめなさい。失礼ですよ』



 部屋の天上にはあの△の観光地で売っている旗が飾ってあったわ。もう少しで360度埋まる所だったのね。箱根に行ったのね。と思いながらウトウトしながらも、幽霊に備えたけど寝てしまったわ。



 チュン♪チュン♪


 だけど、何も起きなかった。


 朝ご飯をごちそうになって。


 父が。


『裸で失礼します。どうか、お受け取り下さい』

 お礼を渡そうとしたけど。


 おじさんは無言でお札を手で押し返したわ。


 そしてね。おじさんの車で先導してもらって・・・


『ここから駅が見えるけえ。後は大丈夫じゃろ?』

『はい。有難うございました』

『おう、この村はダムで沈む。あんたらが旅館の最後の客じゃけな。最後に風呂沸かせてもらってありがとうな。嫁も喜んでおったぞ』


『とんでもございません』


 ププ~とクラクションを鳴らして元来た道を戻ったわ。


 ここでやっと旅館が解体されている理由と、おじさんがボイラー関係の仕事をしていて奥様が女将だったと分かったの。


 父が・・・


『・・・全く馬鹿げた心配をした。私は破産した旅館に住み着いている怪しい者だと思って警戒した。そうだな。営業用のボイラーを素人が動かせる訳がない・・・』



 とすごい後悔をしている表情だったわ。



 お母さんは微笑みながら言ったわ。


『私は悪い人ではないと分かったわ。だって、電気が通っていたわ。それに、あの山菜料理は旅館で出されるレベルのものだったわ』


 私は幽霊旅館かと思ったと恥ずかしくて言えなかったわ。



 ビックリしたわ。テレビの心霊番組、全く影響を受けてなかったと思ったけど、実際には影響を受けていたのね。




 ・・・・・・・・・・・・・




 これは義母の話だ。昭和の時代、お昼に心霊番組がながされ。特番も組まれていたそうだ。




「昭和の時代の人達って影響されやすいのかな・・・」

「そうね。それは否定しないわね」



 俺は底辺なろう作家、昭和ネタを時々書く。

 昭和の時代はオカルトが真剣に信じられていたようだ。


 さて、なろう小説を書くか・・・


 ‘’俺は会社員、転生した・・・


 あれ、現代は神や悪魔が出てくるアニメや転生する小説があふれている。


 オカルトは昭和よりも日常に溶け込んでいないか?

 と思う俺がいた。



最後までお読み頂き有難うございました。

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