第6話
ポナたちは魔物の被害を順調に解決をしていった。
しかし、肝心の“魔王さん”の手掛かりはいまだつかめずにいた。
ポナたちが旅立ってから、ひと月が経過したある日のこと――
その日は、北の森の調査を行っていた。
そこに、今までとは比べものにならないほど巨大な魔物が姿を現した。
地面は震え、風が「ゴォォ.....」と吹き荒れている。
ポナたちは魔物の気迫に圧倒された。
「クゥ……!」
ポナは” 浄化の力 ”を試みようとした。
しかし、魔物の瘴気はあまりにも濃く、光が触れたそばから弾き返されてしまった。
(だめ……! ぼくの力じゃ……!)
リヒトも光属性の魔法を放つが、魔物に弾き返されてしまった。
誰もが絶望を覚えたその瞬間――
閃光
「ゆ、勇者さま……!?傷は......!」
リヒトは驚くと、勇者は軽く笑ってみせた。
「動けるくらいには回復したから、お前たちを追いかけてきた!まさかこんな化け物に遭遇してるとは思わなかったが……」
勇者は魔物をにらみ、静かに言葉を続けた。
「ひとまず、この魔物をどうにかしよう。詳しい話は、それからだ」
勇者の攻撃で巨大な魔物が弱体化したことで、ようやくポナの” 浄化の力 ”が通じた。
黒い瘴気は解け、巨大だった魔物は一頭の馬の姿となって大地を駆け去っていった。
戦いが終わり、静けさが戻る。
その中で、勇者はゆっくりと口を開いた。
「魔王を仲間に引き入れるんだ。」
その言葉に、ポナとリヒトは息をのんだ。
ポナたちは勇者の話を聞くことにした――




