表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いかれたベイビー  作者: 森山孝明
4/6

いかれたベイビー③

思ったより部屋は綺麗だった。

僕はシャワーを浴びたかったが、彼女はベッドに腰掛けた。


彼女はまだ何か少し迷っているように見えた。


『迷っているフリをしているのかも知れない』『...いや、...飲み足りなかったのだろう』

僕はコンビニの袋の中から、ジーマの小瓶を1本渡してやった。女の子は、フタを開けて、目を泳がせながら飲んだ。


僕も缶ビールを開けて飲んだ。

『そういや、彼女の名前はなんだっけ?』

彼女は、僕にカラオケでもしないかと言ってきた。



二人でフィッシュマンズを歌ったのは覚えている。あとは何だっけ? 女の子がはっぴいえんどを歌ってくれるのを聞いていたような。僕も少し飲み過ぎた。



「シャワーでも浴びるかい?」


「暗くして。」


僕はベッドの照明のボタンを当てずっぽうに操作したが、上手い具合に部屋が薄暗くなった。


「私、初対面の男の人とホテルに行ったり・・・したことも、無くはないけど、・・・、遊んでそうって見た目で思われてるかも知れないけど、そんなに遊んでないし、本当に今日はそんなつもりで来たんじゃなくて・・・」

と彼女は言ったが、僕らは寝た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ