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異世界間バトル〜知恵と力と能力で頂点を目指せ!〜  作者: こうめいくん
2章.異世界の一日
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32.再来の王城

「ここの額縁を裏返したら王城内だよ。じゃあ、僕の後に続いてきて。」



そう言ってロランは、一度、その額縁を触って、その壁の向こうに行った。



続けと言われたので、同じように行動する。



一度、その額縁を触る。



そして、何も起こらなかったことに困惑していると、突然背中にかなりの衝撃と前に押し出そうという力が加わった。



そしてその力は踏ん張ったところで抑えきれる力ではなくーーーー




「うおっーーーー!」



思いっきり前に突き飛ばされた。



その前にいたロランはヒラリと身を躱して、



「おっと、この展開はなかったな。大丈夫かい?カイトくん。私も聖職者の端くれだから、回復くらいしてあげよう。神聖魔法高位治癒術(ハイヒール)



そう言って、ロランはまるで息でもするかのように、俺に魔法を行使した。



初めて神聖魔法を掛けられて、痛みを感じた部分が独特の熱っぽさに襲われた。



が、そんなことよりも俺は「この展開はなかった」というロランの言葉に引っ掛かるものを感じていた。
















俺がぶつかる音を聞いてか、その額縁を通ることを不安がる声が聞こえてくる。



あんな激突音を聞いた後に、平然とそこを通れるなら、正気の沙汰ではないと俺は思う。



どうにかして、ぶつからないようにできないかーーーーーーーー




そんな時、一条の光が俺の頭に差し込んだ。




「押し出されるまでに一瞬時間があったから、そのタイムラグを使えば、上手く移動出来るんじゃないか?」



「じゃあ、やってみるね。」



そう呑気に言う遥香に俺は、



「本当に大丈夫?」



そう尋ねるが、遥香は



「かいくんのことなら信じるよ。」



顔が見えなかったから良かったが、急にそんなことを言うのはやめてほしいものだ。




そうして、考察が的中していたのか、遥香がスッと額縁から出てきた。



その後に続いて、みんなも難なくロランの執務室に入ることができた。




「全員来たようだね。じゃあ晩餐会の会場に向かおうか。」






王城の広間に向かうまでには、多少入り組んでいるところはあったが、それほど時間は掛からなかった。



広間の前でロランが


「ロラン・フォン・エルトリアただいま着きましてございます。」



そう呟くと、突然扉が開き、



「今日の主賓のお出ましだ!皆、歓迎の意を表して、拍手で彼らを迎えようではないか!」



その後、俺たちを迎える会場は拍手に包まれた。



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