12.親睦会2
「ああ、さっき紹介にあった服部半蔵だ。自分でも嫌なんだが、名前の由来は親曰く、『服部ときたら、半蔵でしょ』ということらしい。能力名は、「制圧」だ。権能としては辺り一体の人間、もしくは動物などの生物を行動不能にするというものだ。すごいそのままではあるがな。たぶん、警察一家だったことも能力に関係しているんだろう。まあ、神崎にセクハラされそうになったら教えてくれ。すぐに取り押さえに行く。これから、よろしく頼む」
「ああ、よろしく。だそうだ、神崎、そんなことにならないように気をつけろよ」
そういいつつ、俺は『警察一家だったことが能力に関係している?ということは他のみんなは、アルンから、能力を選ばしてもらっていない?今度、それとなく遥香に確認しておこう』と思った。
「じゃあ次ー、筵井さん頼めるかな?」
「わかりました〜。筵井恵子と言います。中三です。好きな人は、かっこいい人です!」
「俺のことかな?」
「「「「「お前だけはないだろ!」」」」」
それは俺たち全員の総意だった。
「能力は、「魔法使いです。権能は「全魔法使用」と、「魔法強化」と「魔法教示」の三つだね」
『おお、さすが創り出された異世界なことはある。魔法も使えるのか。もしかすると、残り二つの世界の人たちも魔法を使えるのかもしれないな』俺はそう思った。
「まあ全部名前のままなんだけど、全魔法使用は全ての魔法を使える、魔法強化は魔法の威力を強化する、魔法教示は人に魔法を教えることができる、という内容だね。これから仲良くしてね?」
「ああ、よろしく頼む」
「じゃあ次ー、佐藤さんねー」
「ええ。私は佐藤彩音です。大学生だからみんなより少しは大人です。年は秘密です」
「秘密のある女子っていいと思わないか?」
「おい、神崎、お前どんだけ節操ないんだよ!」
そう言っている俺たちに佐藤さんは微笑みながらこう続けた。
「能力は「万能変化」です。全てのものに変化でき、完全コピーできるの。その人のことを。例えば、こんなふうに」
そういうと、佐藤さんの姿がどんどん変わっていく。
「はい、藍川遥香です。好きな人は先を見通している人です!」
そう言った、佐藤さんは完全に遥香の姿になっていた。
「これからよろしくね?」
そう言って、佐藤さんは元の姿に戻った。
「ちょっとびっくりしちゃったけど、次の人」
そうして何人かの挨拶が続き、
「じゃあ、最後。鵜飼くんどう
ぞ!」
「鵜飼春樹です。好きなものは特にないけど、どんな話でも出来ます。能力は、「剣聖」です。権能は「軌道予測」、「剣圧強化」、「剣術教示」の三つです。「軌道予測」は攻撃の軌道がわかります。「剣圧強化」は剣で攻撃した時の威力が、1.5倍になります。「剣術教示」は剣術をみんなに教えることができるという能力です」
「これから、よろしくお願いします!」
『やっぱり魔法があれば、剣もあるんだな。
でも、みんな隠れた能力があるんだ。筵井さんにだけは教えておこうか。使い道がたくさんありそうだしな』
「ああ、よろしく」
そう言いながら、俺はそう思っていた。
「じゃあこれで一通り自己紹介は終わったな。今からは親睦を深めるためと、毎日遊戯のノルマ達成を兼ねて、能力禁止で、ポーカーをやろうか」
次回は明日です!
果たしてポーカーの勝者は?




