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異世界間バトル〜知恵と力と能力で頂点を目指せ!〜  作者: こうめいくん
第一部、1章.〜クラス内マッチと顔合わせ〜
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幕間2〜アルンの期待〜

 私がいつものように地球のことを眺めていると、(この世界には、地球以外には人が住んでいるところがないから)「おっ、面白い人がいるわ」と思うことも何回かあったわ。



 その面白い人と言うのは、海斗の祖父のことよ。



 初めて見たとき、彼は虎と素手で戦っていたわ。



 その少し前から、日本という国の、アニメ、マンガ、ライトノベルといった娯楽に興味を持っていた私は、この人がマンガなんかに出てくる主人公のようで、私は彼に興味を持ったのよ。












 少し話がそれたから、元に戻すわね。




 そうして、何年、十何年も彼を見ていると、私たちとは違って、彼も人間だから、やっぱり年をとってきていたわ。



 まあ、年をとってきていても、明らかに人間がしないような動きをしている時もあったけれど。




 それで、見ている時に時々出てくるようになったのが、海斗だったのよ。



 初めて海斗を見たときに思ったのは、変わった彼に稽古(?)をつけられている変わった少年といったところよ。



 まあ、そのあとすぐに彼の孫だとわかったけどね。




 その時に、変なやつからは変なやつが生まれて、また、その変なやつからは変なやつが生まれる。ということがだいたい世の中の人間に当てはまるということがわかったわ。




 つまり、この来栖家からは、永遠に変人しか生まれないということがわかったのよ!



 これで一生暇にならないと思ったものね。




 彼がやられた時は海斗のことを見ていたから、その戦いが見られなかったのよねー。



 あんなことになるくらいだから、面白い戦いだったんだろうと思ったんだけどね。



 彼が何者かにやられたあとは、ずっと海斗をみていたわ。



 その時も海斗はいろいろしてたわねー。



 電車の中の痴漢犯を捕まえて表彰されてたり、脱走した猫探しを頼まれたときは、海斗も周りに集まってきた猫の中に見つけてくれと頼まれた猫がいてたこともあったわね。




 そうして、海斗を観察していると、バトルが始まるという連絡を受けたのよ。



 その時私は、海斗が適任だ。



 と思ったの。



 あんな祖父から手ほどきを受け、胆力もあり、知恵も働く海斗が神が開催するバトルに。




 だから海斗にもルール違反ギリギリの性能の能力を与えたのよ。




 そんなわけだから、絶対に勝ってくれることを期待しているわ。



 か・い・と・く・ん?

一回目のアルンの幕間です!次回は本編で、明日です!

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