主人公紹介:来栖海斗という少年
主人公(高1)の紹介です。
俺は高校2年生の来栖海斗だ。
俺が今通っている高校は俗に言う進学校である。
まず始めに、俺の家族や学校での行動を紹介しておこう。
実は俺は生徒会の副会長であり、祖父が税理士、母親の柑菜が弁護士、父親の知之が探偵なのだ。
学校には隠しているが、実は父親の探偵の仕事を手伝っている。
(母親はたまにテレビに出ているし、父親は懇談などにも自分で来るため、学校には間違いなくバレているだろうが。)
まあ今までにした大きな仕事は数件しかなく、普段回ってくるのは、飼われている動物探しなどばかりなのだが、「いつも必ず見つけてくれる!」という客の声があるから余計にそんな仕事を回されているのだろう。
俺としては探偵っぽい仕事、犯人を見つけたりとかをもっとしたいのだが。
さて、話は大きく変わるが、俺と家族の関係も話しておこう。
祖父は柔道の金メダリストにも勝てるほど武術が得意であった。
一年半ほど前に金メダリストが来た時は叩きのめされているのに衝撃を覚えた。
だが、そんな祖父が半年ほど前、なんか悪い気配を感じるとか言って、出かけたときは「また、始まった」 と思った。祖父はこれまでにもそう言って出かけることがあったのだ。
祖父には随分と鍛えられたが、そのことは学校では言っていない。
(柔道どころか一通りのスポーツ全てが標準以上になるまでやらされた。)
あんまりなんでも出来すぎるやつは気持ち悪いと思ったからだ。
母親は、テレビのニュース番組などのコメンテーターとしても呼ばれるくらい名の知れた弁護士で、よく美人弁護士と呼ばれている。
その番組はいつも見ているのだが、初めて母親が出ているところを見た時は言葉も出なかった。
母親がテレビに出ているというだけで驚いたものである。
今ではもうそんなことにはすっかり慣れたが。
母親は弁護士としても優秀であり、刑事裁判で無罪を勝ち取ったこともある。(日本の有罪率は99.9パーセント)
父親は名探偵だ。シャーロック・ホームズのような名探偵である。基本的に受けた依頼は3日以内に終わらせている。
さて、話は変わって、俺のことである。
学校では会長より働いている副会長と言われている。
テストでもどんなに忙しい時であろうと学年十位はキープしている。
今まで、学食の値下げや、土曜授業を廃止して全て七時間授業にするなど、数々の改革をしてきたが、それはおいおい話すとしよう。
この時はまだ俺はあんなことが起こるとは思ってもいなかった・・・
意見や感想があれば、是非お願いします!
改稿しました(1月4日)
今度出す予定だった幕間を入れた方がいいと思ったので。
プロローグ、一章は人物登場させたり、説明入るので面白くないかもしれませんが、続けて読んでもらえると嬉しいです