こごえるなかに【冬の詩企画】
みんな身を縮めている 私も縮めている
小さくなる みんな小さくなっている
小さくなっていると ひとりぼっちを強く感じる
木は葉をおとしてる
葉が無いから……と、手間がかからぬと、枝を落とされた木は余計小さく見える
しかし木はかまうものか……と、枝を伸ばしている
そんな木を見上げれば、のばした枝には、つぼみが在る
こごえるなかでも確かに生きて、生き遂げようとしている
その健気さ……慰めだ
そうだ……だから、年が明ける時にみんなこういうのだろう
いずれ咲くだろう……蕾が咲くのを待ちきれずに……そして、人にも向けて言うんだ
あけましておめでとう!!
本作は「冬の詩企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)
なお、本作は下記サイトに転載します。
http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)