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トライアングルフォース~都会と魔物とラブコメと~  作者: INONN
第2章 学園生活~幼なじみと好敵手と恋敵と~
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第25話 因縁の敵

さあ因縁の敵とは誰でしょう?正解はCMの後!!に読むこの話で明らかに!!なるかも知れない…


 「いやーそれほどでもありますけど!!そんなに褒められると困っちゃうなー!!」

 「あんな強くても謙遜するなんて…流石コウヤ君!!」


 冒頭からいきなり、絶賛されてます。そんなリア充でチート無双なのはだーれだ?

 勿論、この俺、《白銀の槍騎士(シルバーランスロット)》、《掟やぶり(フラグブレイカー)》、《本当に黒 (リアル)いどこの馬(ダーク)の骨かも(ホース)知れない奴》こと天文字鋼也だぜ!!

 え?二つ名が増えてるって?俺が武演祭出てたら勝手にマサミとか言ううるさい奴に付けられた。マサミとか言ううるさい奴のうるささはレイコにも並ぶレベルだ。ウザさについても同じく。

 そんな事より俺、あの後の試合すべて瞬殺で堂々の決勝進出だぜ!!俺、強すぎ!?PCやスマホの前のあなた、俺を称える事を許してやろう。さあ、俺を褒め称えよ!!…ごめんなさい、調子のってました。反省していますので拳を下ろしてください。美空さんがべた褒めして来たからどこかの貴族かと勘違いしてました。これからは自粛して生きていく事を努力をする事を前向きに検討しようと思いま───


 『決まったぁ!!決勝に進むのは───』


 まーたマサミとか言ううるさい奴が挟まって来たよ。折角の俺の見せ場を取りやがって。呼ぶのも大変なんだからちょくちょく挟むなよ。


 「…何言うとんねん!!それどころや無いで!!」


 はい、さらっと読まれてました。レイコも能力(スキル)がバレたから普通に使うな。今までみたいに馬鹿出来ないな。やめるつもりは無いけど。

 で、何があったって言うんだ。今はレイトの試合だった気がするが。まあ、俺は何が起きても驚かないぜ!!


 『ガレン選手!!決勝進出です!!レイト選手は立ち上がれません!!大丈夫なのか!?』

 「れ、レイトぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


 安っぽい演技ですまん、レイト。男には時に断り難いお約束ってものがあるのだよ。驚かないぜ!!って言ってからわざと驚く。これぞネタの王道。

 一方、レイトは負けて仰向けで大の字に倒れている。まだ状況が分かっていない───信じられていないようだ。


 (俺は必死で強くなった。あの人がいなくなったあの日から。それでもあの人には届かなかった。あの人だけではない。恐らくあの人より実力が劣る相手にまで負けてしまった)

 「…負けたのか、俺は」


 担架に乗せられながら小声で呟いたところを見るとようやく自分の置かれた状況を理解できたようだ。レイトは自分の力を慢心し過ぎていたな。そんなフラグを乗り越えてこその主人公なのだよ。その結果、《掟やぶり(フラグブレイカー)》なんて呼ばれるけど、主人公には我慢が付き物だろ?

 てな訳で主人公の俺がライバルの敵を取る!!なんて言うのは建て前で、ガレンの化けの皮を剥がしてやる!!あー良かった。ガレンと当たらなかったらどうしようかと心配してたんだよ。ありがとう、レイト。


 「よくもレイトを…許さねぇ、勝負だ、ガレン!!」


 早速の宣戦布告に怒涛の展開が!!次回も要チェックだ!!


 「…」


 レイコの視線が痛い。無言でも何を言いたいのかわかる。つーか心当たりしかない。これ以上レイコの視線浴びると目覚めそうだから今回はここらへんで。茶番に付き合ってもらってありがとうございます。

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