表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トライアングルフォース~都会と魔物とラブコメと~  作者: INONN
第2章 学園生活~幼なじみと好敵手と恋敵と~
20/83

第18話 コウヤの好敵手

 どうも、天文字綱也です。

 って今、取り込み中だから来ないでくれる!!いつもこっち来ないのに何でこんな時ばっかり───

 ドンドンドン


 「危ねーだろうが、主人公の事、少しは考えろ!!」

 「何訳の分かんない事言ってんだよ。戦いに集中して無いのがいけない」


 そう、今俺とソウタ学園の闘技場(死なない特殊結界付)で5本勝負をしている。ちなみに、学園には闘技場が8個あり、武演祭以外は自由に使える。今は5本勝負で2:2。今回が最終戦である。

 

 「この野郎…主人公のデメリット利用するとか卑怯だぞ!!そんな卑怯なサブキャラはモブキャラに叩き落としてやる!!」

 「…やれるもんならやってみろ。返り討ちにしてくれる。これでも喰らえ!!」ドンドンドン

 

 ソウタは魔法の杖に銃の持ち手部分がついているデザインで両手持ちのビームライフルを使っていて、そのライフルで魔法を放つのがいつものスタイルで今は〈風〉属性の嵐の弾丸(ストームバレット)を使っている。って説明している間に俺の目の前にあったので盾で弾丸を防いだ。嵐の弾丸(ストームバレット)は言ってしまえばただの風なので防ぐ事はできる。しかし、受けた後の衝撃が強く少し飛ばされた。ちなみに俺の装備は《加速する槍(スピードランス)》(〈風〉属性の魔法が組み込まれていて任意で加速する)と《闘士の丸盾ファイターラウンドシールド》で鎧は着ていない。


 「まだまだ!!」ドンドンドン


 次は熔岩の弾丸(インフェルノバレット)を山なりに射ってきたので俺は盾を上に構えて多少受けながらも避けきれた。


 「フッ…罠にはまったな。紅炎の閃光(フラッシュバーニング)!!」

 「なっ…!!」


 ソウタは超至近距離で炎を放った。まあ、これぐらいなんてこと無いけど。我が《加速する槍(スピードランス)》の効果を見よ。俺は《加速する槍(スピードランス)》の加速能力で紅炎の閃光(フラッシュバーニング)が来た瞬間に大ジャンプ、からの上からの槍の一撃!!


 「グハッ!!」

 「よし、これで俺の勝ちだな。ジュース奢りな」

 「ちくしょう!!今日はいけると思ったのになぁ…コウヤ、今日は何割(・・)だした?」

 「4戦目までは2割、最後は3割だしちった」

 「はぁ!!3割に勝てる訳ねーだろ!?いきなり3割出して来んな、卑怯だぞ!!」

 「卑怯なのはおまえだろうが、俺が主人公でいろいろ説明してる時に攻撃とかサブキャラとして無いぞ」

 「誰がサブキャラだ!!絶対奢らねーからな」

 「まあまあ機嫌直して奢ってくださいよ」

 「5割に負けたからって奢る気にはならないわ~」


 こんなくだらない話をしながら闘技場の外に出ると


 「コウヤ君、凄いですっ!!」


 講義終わりの美空さんとレイコがいた。


 「この外道が女子に好かれる世の中ってどうなの?」


 ソウタがそんな事言ってるがスルー。


 「ソウタ、間違っとるで」


 おっ、珍しくレイコが俺を庇ってくれて───


 「コウヤは外道(・・)やなくて腐れ外道(・・・・)や。でもウチもソウタに同感や」


 くれないよね、うん。なんとなく分かってた。


 「やっぱりコウヤ君は凄いね、私も頑張らないと」


 いやーそれほどでもありますけど。そんなべた褒めしなくても良いですよ。


 「さっさとどけよ。邪魔なんだよ!!」

 「ん?この声…レイトか、ひさしぶり。元気だった?」


 うわーあからさまに怒ってるよ。ひさしぶりにあった好敵手(ライバル)にそんな怒るか、普通。まあ怒ってるのもその理由も分かってたからわざとフレンドリーに接する。


 「おまえに挨拶に来たんじゃねんだよ」


 そう言うとレイトはわざわざ俺の肩にぶつかって闘技場に入った。


 「レイトっていう人なんなんですか、あの態度!?」


 案の定美空さんも怒っちゃったよ。


 「レイコ、説明よろしく」

 「ハイハイ、ウチが話せばいいんやろ。あいつはなあかなり珍しい派生属性を適性が出て、実力もこの学園でもトップ10に入るって言われるぐらい強いウチの弟や」

 「え、レイコの弟!?トップ10!?何でそんな人がコウヤ君と仲悪いんですか?」

 「コウヤとレイトは好敵手(ライバル)なんや」

 「好敵手ですか…」

 「レイトの力はコウヤと競り合うぐらいはあってな。2人はずっとバトってたけどある事があって、コウヤがだんだん学園に来なくなってしまってな。そん時レイトはコウヤが逃げたって思っとるんや。昔は仲良かったのにな」

 「そんな事が…ごめんなさい、コウヤ君。いやな事思い出させてしまって」

 「別に気にしてませんよ。レイトには悪いと思いますがしょうがない事なので」

 「ホントにアホばっかやな。レイトも変な誤解して勝手に怒ってんやからな」

 「確かに姉弟揃ってアホだもんな~」

 「何でそうなるんや!!」

 「ごめん、ごめん。レイトはアホじゃなかったな。アホはおまえだけだったな」

 「ウチはコウヤとレイトとソウタの事を言っとるんや!!」

 「何で俺まで入ってんの?」

 「ソウタ、おまえはアホじゃない。チャラ男だ!!」

 「変わんねーよ!!」

 「やっぱりにぎやかですね」


 また、くだらない話してるな、俺達。まあ、美空さんが喜んでるなら良いか。あれ?気の所為かな、なんか向こうから黒いオーラが見える気がする。きっと疲れてるんだな。今日は帰───


 「…真の恋敵(ライバル)は貴女だったとわね。良いでしょう、コウヤ様をかけて、決闘ですわ、ミソラさん!!」


 れないようですね。分かりたくないです。

ちゃんとした初のバトル描写どうですか?これからもバトルもイチャイチャも頑張っていきます。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ