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第1話 新プロローグ
元プロローグはいらないと言う声があったので新たに書いて見ました。
少年は弱く、それ故に何も守れなかった
少女は幼く、それ故に守る術すら知らなかった
二人は嘆き悲しみ、時に忘れ、辛さに打ち勝ち、成長した
月日は流れ、
出会う筈の無い二人は出会い、運命を共にし、
少年は強くなる、大切なものを守るために
少女は愛を知る、大切なものを救うために
互いに背負うものの重さを理解し
時に互いの重荷にもなる
それでも尚、共に生きるは、一体如何なる理由故か
その答えを見出だせた時、
二人の人生は本当の意味で歩み始める