第12話 ESH学園
厨二要素を入れました。厨二要素考えるのは楽しいですね!!
こんにちは、天法院美空です。
私のステータスを測ってみると、驚く事に伝説級の魔法使い並みのステータスでした。しかし、私が驚いた以上にコウヤ君とナオキ先生が驚いていました。
そして、一区切り着いたところで話が戻りました。
「では、改めまして。我が『ESH学園』にようこそ、美空さん。この学園では講義は自主性で、好きな時に来てもらって構いません。魔物ハンターは魔物を狩りに行かないといけない時もあるのでこの制度になりました。そしてこれが講義の時間割です」
そう言ってナオキ先生が渡してきたのはいかにも普通の学校と同じような時間割でした。
「そこに書いてある時間に来れば講義を受ける事が出来ます。講義は『武術』、『魔法』、『基礎知識』の3つがメインです。『武術』、『魔法』はそれぞれ種類で───例えば、『武術』なら剣、槍、斧等と分かれいて、それぞれに『実技』と『座学』があります。そして、月に1度実力を確かめる為のテストクエストを受ける事が出来ます。そのクエストをクリアすると卒業、ということになります。これぐらいはコウヤ君から聞いてますかね?」
「はい、教えてもらいました」
「後は…そうそう、武演祭は知っていますか?」
「武演祭?」
「やはり。…コウヤ君。貴方、わざと武演祭の事を話しませんでしたね?貴方の事だから『美空さんに傷ついて欲しくない。』とか思ったのでしょう?ちなみに、武演祭とは男女別に個人戦かタッグマッチで行うトーナメント戦で年に1度の学園のお祭りです」
「そんなに武演祭って危険なんですか?」
「いえ、特殊結界によって戦闘で死なないようにできていて、戦闘終了後に傷が治るようになっている闘技場で行うので武演祭で人が死んだ、ということはありません」
じゃあ何でコウヤ君は私に教えてくれなかったのでしょう?
「…美空さんが、たとえ死なないとしても傷つくところは見たくなかったんです。この前は僕のせいで美空さんを怖い目に合わせてしまいました。…武演祭は人が死ぬ事はありませんが、恐怖等の感情までなかった事には出来ません。もう美空さんに怖い思いをしてほしくなくて…だから───」
コウヤ君はまだ私を囮に使った事に罪悪感を持っていたんですね。…もう、そんな事、コウヤ君と一緒にいられればどうでも良いのに。でも、コウヤ君が心配してくれるのって嬉しいですね。幸せに包まれているような感覚です。コウヤ君は心配性なのでこの後、何回かこんな事がまたあるかもしれませんね。
「美空さん、貴女はコウヤ君の気持ちを聞いてこれからどうしたいですか?」
ナオキ先生が私に聞いてきました。勿論、答えは決まってます。
「私はコウヤ君を守れるぐらい強くなりたい、という気持ちは変わりません。コウヤ君は私の命の恩人なので恩返しをしたいです。コウヤ君の気持ちは嬉しいですけどそれでも…いえ、だからこそ私は強くなりたいんです」
ちょっと大きく出過ぎた気もしますが、これが私の本心です。
「良い言葉ですね。そこまで言うのであれば貴女も強くなれるでしょう。それにコウヤ君も異論は言えませんよね?」
「しょうがないですからね。美空さんがそこまで言うのであれば僕も邪魔をする事は出来ません」
その後は沈黙が続きましたが、気持ちの悪い物ではありませんでした。
そんな沈黙を破ったのはナオキ先生でした。
「…まだ入学手続きの途中でしたね。えー後はこれですね」
ナオキ先生が出したのは腕に着けるには少し大きいリングとコウヤ君が持っている物と同じような腰に着けるタイプのカードケースでした。
「これは学園指定のカードスキャナーとカードケースです。学園の実技の講座、学園内での戦闘訓練、武演祭は必ずこれを使ってください。これを使う事によってステータス以外のハンデが無く、平等に戦う事が出来て基本的な戦闘能力を訓練する事が出来ます。カードについても指定された物の中で選んで頂きます。美空さんは魔法使い型なので『杖』と『ローブ』ですね。ステータスカードと一緒に出てきた魔法カードは学園でも使用しても良いことになっているのでとりあえず、装備ですね」
そう言ってナオキ先生はタブレットの画面を見せてきました。そこには『杖』と『ローブ』のカードが写っていました。
「好きな物を選んでください。勿論、後で交換する事も出来ますので気楽に選んでください」
「では、これにします」
私が選んだのはRPGで良くありそうな木に青い宝石が付いた杖と水色のローブです。杖は伝統の青水晶の杖
、ローブは水の精霊の加護という名前でした。そのカードを選択するとタブレットの下からカードが出てきました。
「これで全て終わりましたね。後は学園案内をしましょう」
こうして、ナオキ先生に連れられて私とコウヤ君は学園見学に行きました。




