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駄菓子屋の英雄達  作者: 作者不明
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6.甥と叔父





「異世界転移したはいいけど、参った参った、雑魚共もついてきちまったなあ」




黒髪に流れるような長髪を後ろに束ねた赤い鍔のついた帽子をかぶり、デニムジャケットにデニムジーンズをはいた。黒いスニーカーの190ほどの格闘家のような濃い顔の美男子はにこやかに目の前の泥のような姿の化け物をみやる。



「たまにあるから、やだよねー、こちとら甥に会いに来ただけなのに、しかしガキんちょなんだから、しばらくは人間でいいよなあ。シロガネ預りだから、最強の部類だよなあ、ガンマ?」




「なんだこいつらすげー!!」



「大物だな、お前、怪しいおっさんがいんだけど?」



「別に父ちゃんの親族だろ?なんかわかる」



「超感覚持ちか、そいつはいいな、あ、やってみる?」



「やるー!」



「じゃあはじめまして。甥っ子、俺はお前の父ちゃんの兄貴、ここは人間名でいいか、コウガ=クロガネ」



そういうと叔父はにやりとわらった。





「八雲、目がこええ」



妙齢の着物を纏った狐耳の美しい女性は紅い眼を向けながらにっこりと笑う。



「シロガネ、オーガ、まさかあんな可愛い子をギルドにいれようなんて考えてないよね?」



「過保護ってもんじゃ……」



「ああん!?」



オーガは思わずシロガネが普及した漫画のなかの分類であるヤンキー漫画のレディースを思い浮かべた。





「あ、多分無理だな」




「よーシロガネ、ちょっと甥、ギルド登録してきたわ」



かかっと快活に笑いながらガンマを抱えながらよっと手をふる。




「おじちゃんすげー!転移したのわかんなかったあ!」



「いいなあ、お前すれてなくて叔父さんはこういうこほしかったんだよ」




「この不良神!うちのガンマちゃんになにしてんの!?」




「このこ、うちの血縁なんだがなあ」



コウガはにこやかに笑いながら昔馴染み…、彼もかつてシロガネと共に世界を救った一人、通称[風来者]…神の位にありながら、人の身にてシロガネと共に乱世を切り開いた英雄の一人である。初期からの仲間はこの四人含めてあと一人。



やがて彼らは世界を救うための義勇軍を組織し、それが彼ら五人の特色を兼ね備えた五大国となるわけだが、その話はまた後日。



またこの国の女傑、八雲とは夫婦のなかであり。



「ん?一応従兄弟じゃねえか?」



「あ、そうか。てことはお前も叔父さんか」



「毎回おもうけどバカでしょ」



「コウガだからな」




いつの間にかうやむやになりガンマの処遇は後日することになった。


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