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ぼっちだけど寂しくない!  作者: 木原ゆう
003 最後も孤島篇
53/57

49 今日は一日スキルレベル上げだ!

 さてと。

 どこでレベル上げしようか。

 やっぱ岩壁の近辺かな。

 小石が無くなったら補充したいし。


 投石を使うジョブはどうしよう。

 こういうときのために、メモをしておいたんだよね。

 まあいつもとは違って紙切れの端に書いただけだけど。


 ええと……どこに仕舞ったかな……。

 あ、これか。


『使用可能ジョブ/使用可能LV 投擲士/LV1 鉄工士/LV1 罠嵌士/LV1 狩猟士/LV2 忍術士/LV2 捕獲士/LV2 ノーマル/LV2 解析士/LV10』


 うん。

 この中でまだジョブチェンジをしたことがないのは『投擲士』『鉄工士』『忍術士』『捕獲士』の4つだね。

 とりあえず全部試してみるか。


《ジョブを解除しますか(※現在は『採集士コレクター』です) はい/いいえ》

《ジョブを解除しました》

《ジョブチェンジをしますか はい/いいえ》

《ジョブを選択してください》

《ミルクは投擲士スロウにジョブチェンジした!》


 お!

 いきなりジョブチェンジ成功!

 さっそくステータスを確認しよーっと。


《状態を確認しますか? はい/いいえ》



NAME ミルク JOB 投擲士スロウ

LV 1 HP 25/25 SP 20/20 『投擲LV1』『投石LV3』



 うん。

 まあ、結構普通というかなんというか……。

 ていうか『投擲』と『投石』って何が違うんや……。


 まあいい。

 次に行こう。


《ジョブを解除しますか(※現在は『投擲士スロウ』です) はい/いいえ》

《ジョブを解除しました》

《ジョブチェンジをしますか はい/いいえ》

《ジョブを選択してください》


鉄工士アイロンウォーカーにジョブチェンジをするにはレベルが足りません》

忍術士ニンジャにジョブチェンジをするにはレベルが足りません》


 あー、駄目かぁ。

 鉄工士とかになれたら、鉄とか鋼とかの加工も出来るようになるかと思ってたんだけどなぁ。

 そうなればものづくりの幅も広がったというのに……。


 それにニンジャ!

 日本人の憧れ!

 いや、世界中の憧れ!

 今はなれなくとも、いつか絶対になってやるんだから……!


 ……ふぅ。

 まあいいや。

 最後ー。


《ミルクは捕獲士キャッチャーにジョブチェンジした!》


 お、こっちは成功じゃん。

 じゃあさっそく……。 


《状態を確認しますか? はい/いいえ》



NAME ミルク JOB 捕獲士キャッチャー

LV 1 HP 82/82 SP 7/7 『捕獲LV1』『キャッチLV1』『投石LV3』



 おー、HPが高いー。

 でもSPがめっちゃ低いー。


 うーん……。

 確か前にブーメラン消失事件を起こしちゃったときに、『キャッチ』ができないと駄目だって予想したよね。

 もしかしたらまたブーメラン系の武器が手に入るかもしれないし、念のために『キャッチ』スキルも上げておいたほうがいいのかな……。


 でも投擲士も気になるんだよね。

 『投擲』と『投石』の違いとか、ネーミング的に投げ専門職っぽいから、小石を投げてスキルレベルを上げるんだったらこっちのほうが良さそうというか……。


 うーん、うーん……。

 悩む……。


 でもまあ、『キャッチ』スキルについては検証不足だから、もしかしたらブーメランと全然関係ないかもしれないし、やっぱ投擲士かな。

 こういう風に悩んじゃうのも、解析士のレベルが上がれば万事解決だから、気合入れていこう。


 じゃあ、投擲士に変身ー。


《ジョブを解除しますか(※現在は『捕獲士キャッチャー』です) はい/いいえ》

《ジョブを解除しました》

《ジョブチェンジをしますか はい/いいえ》

《ジョブを選択してください》

《ミルクは投擲士スロウにジョブチェンジした!》


 ……さて。

 無事にジョブも決まったことだし、当初の計画どおりにいきますか。


 今回は地図士でもノーマルミルクちゃんでもないから、マップは表示させずに岩壁まで進みます。

 もう場所も分かってるし、罠も出現させてあるから目視もできるし。

 夜間と違ってモンスターも多くないから大丈夫だという判断です。


 で、道中でモンスターを見かけたら遠距離から『投石』で攻撃。

 投石スキルのレベルを上げつつ、状態異常の効果の検証。

 ついでにこの服に付いた補助スキルの『威嚇』の検証。


 で、持ち物リストの小石が無くなったら岩壁近辺で補充。

 さらにレベルアップと状態異常の検証を進めて、最終的に『投石LV10』まで持っていく、と。


 そこまで1日でいけるかなぁ。

 この投擲士で投石スキル経験値?みたいなのが倍増する補正とかあれば楽なんだけど……。



 再びブツブツと独り言を言いながら、わたしは洞窟の東へと進んでいったのでした――。



 

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