おじいちゃんのminiおじいちゃんが元気だったとき
あれは…確か高校に入学したところだった。
わしと幼馴染みの由利夫と最近まで女子高だったが人数不足のため、今年から共学になったところをぎりぎり受かり夢のハーレム生活をすごす予定だったんだ…入学式では周りに女子がたくさんいて嬉しかったよ。この様な日がいつも続くと思ってにやけたぐらいだよでも…新入生挨拶の時生徒会長が出てきたんだ。
いきなりみんなの前でキスをしたんだ
それから周りの女子がキスをしていることに気づいたんだ…
その日の帰り由利夫と話していた
[由利夫お前生徒会長の時びっくりした?]
[しなかったよ。そりゃここは百合の高校で有名だからあれぐらいは普通だよ]
[だよな、びっくりするよなーーってここは百合有名な高校なのかよ]
すると由利夫はにやけながら[知らないのは君ぐらいだよ]といってくる。
[いや、お前ハーレムになるからここに来たんじゃないのか?]
[違うよ、俺は女より百合を見てる方が楽しいしね]こいつ腐ってやがるな一生童貞だな。可愛そうだなとか哀れみをしていると由利夫は百合について語っている。
[ーーーーーーー責めは貧乳ーーーーー
ーーーー放課後学校でするのも定番だなーーーー]
由利夫ははまったことにならいくらでも語れるやんだが、そこは尊敬するがはっきりいうとめんどくさいだよなぁー
だが、それを聞いた時に私は歓喜した
ーーここは櫻蘭trickの学校の元になったところなんだ、つまり聖地だよ、わかった?
これで百合について完璧だな、明日テストに出すぞこれ]などちょくちょくネタを入れてくるのだが私はそのワードを聞き逃さなかった
[おい、由利夫聖地ってあれか?能力とかもらえたり、右手に魔法を消す力が宿ったり、猫が来て魔法少女になったりするのか?]
ふっ、と鼻で笑われてしまった。それ以外の聖地の意味はわからない多分これであってるだろう。
[聖地っていうのはアニメの参考に使われた場所みたいなもんだよ]
へぇーと思いつつ、悔しがっていた。
[どんなアニメなんだよ?]つい興味本意で聞いてしまった、まぁ、自分のこれから通う学校だから気になるよね♡
[ここは櫻蘭trickと言う百合アニメに使われたんだ。このアニメではかずかずの女の子がキスをして愛を確かめ合うんだよ。僕は会長が一番可愛かったね。]
スイッチが入ってしまった。まぁハーレム計画が終わってしまった今どうでもいいが、ついこんなことを言ってしまった。
[俺たちは愛を確かめ合うところを見るんだなーはぁ、ハーレムになる漫画ならここを曲がると女の子にぶつかって明日の朝おんなじクラスって言うフラグが立つんだろうけど、ハーレムもんじゃなくなったしなぁーはぁー]
[まぁまぁ落ち込むなよ、ノーマルの人だっているよ……タブン]
こうして曲がり角を曲がろうとしたとき目の前に女の子がぶつかってきた。
[よっしゃー、これではーれむじゃぁーーー!!!]
と叫びたいのだが心の中に止めてをき、女の子に声をかける
[大丈夫ですか?お嬢さま]人生最大のイケボで言ったんだ。返事が帰ってこない怒ってるのかな?おこなの?
すると見てみると女の子二人がキスしあっているのであった……
[大丈夫です。キスが一回終わってしまったぐらいなので]といい、走っていった、
[やはりハーレムはないんだなぁー]
そうおもいながら二人はゆっくりゆっくりと下にゴミを落ちていないか探しながら帰っていったのであった。
……………
…………
……
[これがわしとあの学校との出会いだった]
[[おじいちゃんそれ何回も聞いた(よ)]
[そうじゃったな、これからはわしとお前たちのおばあちゃんの出会いの話をしてやろう]
後でおばあちゃんに恥ずかしいと言われて怒られそうだけど可愛い孫になら話していいよな?
こうしてゆっくりとおじいちゃんの命は削られていくのであった