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お花畑のアルラウネさん

[はぁ〜今日もいい朝だぜ]

はっ!?と何かを思い出したように布団の中を覗いた

[よかった…お漏らしグセなんてなかったんや]

コンコンコンとノックがなる

[師匠〜♪朝ごはん完了っすよ〜♪]

どうやらわざわざ早起きして朝ごはんを作ってくれたようだ……それはありがたいけど、なんでそんなに気分がいいのだろうか…

[はいはい、師匠さっさと朝ごはん食べてくるっすよ〜♪]

[おい鈴なんで今日はそんなにテンション高いんだ?もしかしてあれが来たのか?そりゃめでたいな赤飯炊くレベルだからそりゃ嬉しいわな]

[僕男っすよ?生理なんてまだ来ませんし一緒来ないっすよ……おっと師匠生理で思ったのですがこの部屋汚くないっすか?生理…いや整理してあげるっすよ。これも弟子のつとめっす]

本や脱いだジャンバーを畳んでくれている

[はぁぁん〜こんないい弟子がいるなんて感激マンモス!朝ごはん食べてくる]

[行ってらっしゃいっす〜]

(ふふふ、師匠!!僕の勝ちです このオネショのシーツと昨日録音していたこの師匠の生自楽行為のこえ…これを使えば師匠の周りにいる人は僕だけになるっすね)

大急ぎで盗聴器を回収し次はシーツの画像を撮ろうとしている時事件は起きてしまった

[イヤァァァァァァな、なんでオネショがないの!?な、なんで!?すでに誰かが食べたのか…師匠の知り合いで食べそうな人……うーんうーんよく考えると師匠の友達は僕と木天蓼ちゃんだけっすね…木天蓼許すまじ]

[おーい大丈夫か〜?叫び声が聞こえたけど…]

ご飯を食べていた六万まで聞こえていたようだ

[な、何でもないっすよ〜]

[じゃあお前もご飯食べようぜ すでに木天蓼ちゃんと精霊樹下(きのした)さん来てるぞ〜]

[え!?木天蓼ちゃん来てるの!?あときのしたって誰ですか…]

また師匠を狙う害虫共が増えたのですか…

ドスンドスンと階段を降りていく己の予想力と六万のコバエホイホイの力にイラついていたのを階段にやつあたりをする

[師匠〜ぐすっ木天蓼ちゃんがなんでいるかは知らないっすけどきのしたさんって誰っすか?](きのしたさん…巨乳で髪色が緑でスタイルもよく完璧な人だ…だが師匠からしたらマイナス要素ばっかり…それより気になるのはあの頭につけているお花…)

[あぁ、きのしたっていうのは私だよ え〜と黒板がないから書けないけど精霊の樹のアルラウネだよ〜気軽にアルちゃん♡って呼んで欲しい]

[はぁ…アルちゃんよろしくっす〜師匠とはどんな関係ですか?]

[師匠?あぁこの男の事か…まぁなんというかな…赤の他人より一歩進んだところって感じの関係をさせてもらっている]

(一歩進んだ先って恋人?親友?どっちだろう…こ

その声を途絶えるように衝撃的なことが言われる

[あと、あの男だけじゃなくて君ともだよ☆]

(ぼ、ぼくもだと……)

[はっ!ぼーっとしてた…そんなことより先生一歩進んだ関係なんて言わずにちゃんと言ってくださいよ…あと鈴椅子浮かしてるとこけるぞ]

[あぁ済まなかったな私は君たちの担任の先生だ…一年よろしく]

がっしゃん…どったんと大きな音がなったところを見ると鈴がイスから落ちていた

[ほら言わんこっちゃない…[な、なんだ〜先生だったんですか!?よろしくっすよ]

[おっそうだ先生の分朝ごはん作ってよ]

[了解っす!木天蓼さんも食べるっすか?]

[頂きますわ]

ふーん♪ふーん♪鼻歌を歌いながら作る僕


なんで担任の先生が家にいるのかを問い立てるのはもっとあとの話である

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