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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

狂愛

作者: 吹雪 冥

彼女

親友

主人公(男)

カフェに入ると彼はそこに座って待っていた。

彼女「待ちましたか?」

親友「いいや、来たばかりだ。」

彼はそうゆうとコーヒーを注文した。

親友「まだ君は指輪してるんだね。」

彼女「私はまだ諦めていないので。」

親友「俺と違って良い人だね。もう数ヶ月経っているのに俺の親友兼君の彼氏はまだ見つからない。」

彼女「貴方は諦めたんですか?」

親友「俺はもう諦めてしまった。可能性が全部潰されてしまったからね。」

彼女「そうですか。」

親友「それで僕に何か用でも?」

彼女「彼の昔の話を聞かせて欲しくて…」

親友「聞いて後悔はしないかい?」

彼女「はい…」

私はそう返事すると彼は一つため息をついて話をし始めた。


1章 最初

俺は中学一年の頃いじめられてた。先生からも生徒からも救われず苦しいまま二年間過ごした。

けど受験の期間となりそれが消えてきた。そんな頃に俺には彼女ができた。

人生初めての彼女だったからなのか、中学生でそうゆうの何も知らなかったからか俺が付き合ってしたのは朝早めに行って話をした後ハグするだけだった。まだ純粋で可愛い恋愛だろ、俺もそう思う。ただ俺が連絡先知らなかったからだろうな、中学卒業と同時に消息が消えて結果的に別れてしまった。俺はここからどうしてこうなったかは分からない。


2章 歪み

高校入学して即彼女を作った。多分恋愛をしたかったのだろう。その後すぐコロナになって学校は行けなかったけど通話とかして仲良くしてた。ただどれくらい付き合ったか分からないけど、その日も通話していた。

多分この日が原因なんだろな、俺が歪んで化け物になったのは。通話中好きって何だろと言われた。

何でそんなことを聞くのと聞いたら気になったからと言われた。好きって分からないのに付き合ってるの分からないから別れよと言われた。意味わからないよな。こいつは別れたい理由を作りたいだけなんだと俺は即思った。

俺はその出来事の後たまたま彼女のことを見かけたら知らない男と付き合っていた。その上あらぬ噂を流され結局いじめられて高校一年が終わった。俺はその出来事が合った後から一年生の時の記憶だけすっぽり抜けてた。

高校二年になってからかおかしくなったんだろうな。ネットで彼女を募集して色んな人と付き合い始めていた。


3章 狂い

俺は高校三年となった。ネットに彼女がいたにも関わらずに俺は誰かに愛を求めてしまったんだろうな。

人として外れてはいけない道をそこで歩んでしまった。彼女いるのに3股とかそれ以上のことをしてしまった。

全員に甘い言葉を吐いて沼らせてそこからは別れたりそのまま付き合ったりとした。沼らせたのに俺は愛にずっと飢えていた。何をしても相手にバレる訳ないから俺はやれることを全てやって楽しんでいた。

なのに満たされない。俺は結局満たされることはなく悲しい人間になった。


4章 堕ちる

専門一年となり彼女彼氏たくさんできたし別れたりした。ただ愛に飢えているのかそれはずっと繰り返される。

愛に飢えた俺は何を思ったのかパパ活に手を出したよ、男なのに。ただそこで思ったよ、俺は愛に飢えたんじゃなくて誰かに必要とされたいだけなんだって。結局全部やって必要にされることもなく終わったよ。

何が原因だろうね、俺はその後鬱病になって落ちていくとこまで落ちていったよ。

誰も信じられなくなり結局メンヘラとヤンデレ合わせた愛がクッソ重い男になった。

ただ誰にでも救いはあるんだろな。俺はある女と出会ったんだ。どタイプで何でも受け入れてくれる人だった。

え、タイプって?イケメンのドS男装女子だよ。しょうがないよ、援交のせいでMになったんだから。

そんな話いいんだよ。俺はその女に救われたんだよ、何でも受け入れてくれた上にずっと愛してくれると誓ったんだから。また今度お前に紹介してやるよ。


親友「あいつはそれを最後に俺の前からも君の前からも消えたんだ。突然すぎて訳がわからなかったよ。」

彼女「彼は結構ゴミで終わってるけど私のことは普通に好きになってくれたんだ。」

親友「俺がこの話を聞いた時貴方の話をする時凄く楽しそうに話してたよ。」

彼女「そうですか…」

親友「てか、時間は大丈夫?」

彼女「え、やばいかもしれないです。」

親友「ここは奢っとくから早く行きな。また彼の話してあげるからいつでも呼んで。」

彼女「わかりました、今日はありがとうございました。」

私はその後ダッシュでカフェを出ていった。


扉を開けると君がいた。

縛られ端っこで怯えてる君が。

彼女「ねえ、帰ってきたら玄関で出迎えてっていたよね。何で端っこで怯えてるの?」

彼「ーーーーーーー」

彼女「あ、口枷つけてるから話せなかったね。今とってあげるからね。」

彼女はそう言って口枷をとった。

彼「いつまで俺を監禁しておくつもりだよ。」

彼女「私と君が死ぬまでかな。」

彼「何のためにこんなことを。」

彼女「君の全てが欲しいからだよ。全て独り占めして愛してあげたいから。」

彼「無理だな、俺にはずっと探しているからね。」

彼女「君に家族はいないけど他に誰がいるの?」

彼「俺の親友だよ、あいつなら絶対諦めないで見つけてくれるから。」

俺がそうゆうと彼女は大笑いした後こう言った。

彼女「彼はもう諦めたってよ、それを言った時の録画も録音もあるよ。」

彼「は…?だってあいつは…」

彼女「もう君の周りには私しかいない。ねえ俯いてないでこっち見ろよ。」

彼「俺は…」

彼女「君はこんなにも辛そうにしてるのに笑ってるんだ。私と一緒で歪んでるね。」

彼「俺は歪んでるよ、悲しいのに喜んでいるから…」

彼女「そんな君が私も好きなんだよ。」

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