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夢の中  作者: 宮岡友
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日曜日の秘密








「杏奈ちゃんお疲れ様!もう上がって大丈夫だよ」


「お疲れ様でーす」




大阪にきてはや半年。

家とバイトの往復は余裕で慣れた。



高校を卒業後、地元を離れて大阪の美容大学に入学した。

美容の学校だったら地元にもたくさんあったけど地元の息苦しさが嫌で

高校卒業したらすぐに地元は出ると決めていた。

その為に高校でもずっとバイトをして1人で暮らせられる様に貯金をしていた。(私の通う学校は寮も付いていたからだいぶ費用は抑えられたけど。)



時計を見たら時間は15:30。

少し急ぎめで寮へ向かった。



平日のお昼は美容学生、夜は駅近の居酒屋のホールで働くという周りから見てもどこにでもいる大学生だ。




日曜日以外は。




日曜日は学校もないので居酒屋のバイトをお昼のシフトに入れてもらっていて寮に直帰する。




今日は日曜日だ。



家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて、メイクをしっかりして髪の毛を緩く巻く。

いつもは基本的にメイクはせずにメガネをかけていて髪の毛も上げているからぱっと見で私だと気づく人はいないだろう。


下着はサルートのTバックに着替えて身体のラインが見えるタイトなワンピースを着た。ドレッサーに置いている甘い香水を軽く吹きかけた。



高めのパンプスを履いて寮の近くのコンビニに向かって「着きました」とLINEを送信。

すぐに車の番号が送られてきて周りを警戒しながらその車に乗った。

寮の近くだしいつもと見た目が全く違っていても私を知っている人が居ないかは警戒する。







「今日もよろしくお願いします。ミリアさん。」


「…よろしくお願いします」






私は日曜日だけ風俗嬢なのだ。











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