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証拠はそろった

久しぶりに更新したら何故か日間ランキングに入ってました……。ありがとうございます!

 教会の捜査から翌日、僕達はお城に来ていた。


「教会も不正に関与していたか……、これはかなり大事になりそうだな」


「王として大丈夫なのか? 下手したら王を辞する可能性だってあるぞ」


 村長は不安を口にした。


「俺はいつだって辞める覚悟を持って政治に関わっているつもりだよ」


 そう言って国王様は笑う。


「段々と親父に似てきたな……。」


 と、扉が開いて誰かが入って来た。


「おぉ、戻って来たな」


「父上、ただ今戻りました。て叔父上っ!?」


「おぉ、ジェルミか、大きくなったな。」


 入ってきた人物はどうやら王太子様みたい。


 王太子様は村長の顔を見て驚き、村長は懐かしそうな顔をしていた。


「コイツは俺の息子のジェルミ、魔王城跡まで行ってもらい調査をしてもらった。で結果は?」


「えぇ、その件で紹介したい人物がいます。」


 そう言ってジェルミ様は後ろにいた少女を前に出した。


「彼女は魔王の娘で現魔王のメイシャと言います。」


 その発言に周りがドキッとした。


「はじめまして、メイシャと申します。私は人族と敵対するつもりはありませんのでご安心ください。」


 メイシャは魔王城での事を話した。


「なんと、我々の知る魔王は既に亡くなっていたのか……。」


「しかも私達が倒したのは影武者だったのね……、でも納得した。魔王にしては魔力が少ないし迫力も無かった。」


 ミサさんがウンウンと頷いていた。


「つまり、エリックは勇者としての役目をはたしていない、更に庶民に危害を加え勇者らしくない態度を取った、十分断罪できる証拠は出てきた訳だ。そろそろ決断する時だな。」


 そう言って国王様は僕を見た。


「エド、事はかなり大きくなっている。それでも勇者を訴える気持ちは変わらないか?」


「はい、変わりません。」


 謝罪してくれればいいんだけど、此処まで来たら後には戻れない。


「では、その訴えを此処に許可する。勇者エリック達へ強制送還命令を出す。反するなら指名手配にしてもかまわん!」


 勇者たちとの直接対決は目前になった。

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