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ブサイクな僕の事を心から愛してくれている美人な彼女。

作者: 七瀬



僕は、子供の頃からブサイクな顔でみんなによくいじめられていた、、、!



『田邉はブサイク! 田邉はブサイク! お前なんで! そんなにブサイク

なんだよ~! ブサイク田邉! ブサイク田邉!』

『そこのキミたち! 何してるの?』

『みんな、先生だーーーー!!! 逃げろ~』

『・・・・・・大丈夫なの? 田邉君!』

『はい、先生ありがとう...。』

『先生は、田邉君の顔好よ! 自信を持ってね!』

『・・・・・うん。』




先生は、僕がいじめられていると必ず助けてくれた、、、!

とっても優しくて、綺麗な先生だった!


僕の初恋の相手は、『岡城 あき先生だ!』





そして僕も中学生になって初めての彼女が出来た、、、!


僕もブサイクだけど、、、?

彼女は少し変わった女の子だった、、、!


『わたしね! ブサイクな田邉クンが好きなの、、、!』

『・・・えぇ!? やっぱり、、、ここなちゃんって変わってるよね!』

『ホラー映画が好きで、不気味であればあるほど凄く興奮するわ~!』

『・・・ここなちゃんは変わり者過ぎだけど、、、? だから、こうやって!

ここなちゃんと付き合えているし僕は嬉しいよ~!』

『今度、面白そうなホラー映画があるんだって! 田邉クン一緒に観に行こう~!』

『・・・・・・ああ、うん、まあ、いいよ!』



別に僕は、ホラーが好きなわけじゃないけど、、、?

ここなちゃんが好きだから、僕はここなちゃんに合わせている、、、!


でも中学を卒業すると、、、?

自然とここなちゃんとは別れた...。



高校では、高校1年生の時に同じクラスの【かすみちゃん】に僕は

恋ゴロを抱いた、、、!


物静かな、透明感のある女の子だった、、、!

でも、クラスでも可愛いから男子はみんなかすみちゃんを狙っていたと思う...。


僕の高校3年間は、ずっとかすみちゃん一筋だった、、、!

そして、僕のかすみちゃんへの恋ゴロも卒業と共に終わった、、、。




大学に入ると、、、?

また僕は新たな女性に恋ゴロを持った、、、!


本当に綺麗な女性で、何時も彼女を見る時は常に男性がいたように感じる...。

男性が彼女に近づいてきて、狙っているのが僕にも分かった、、、!


この時の僕はこう思っていた、、、。


『どうせ! 僕なんか、、、彼女に相応しくないと、、、。』



僕は、また大学を卒業すれば、この恋ゴロもなくなっていくモノなんだろうと

軽く考えていた、、、!



・・・・・・でもある時、その彼女から僕に話しかけて来た!


『ねえ? 君もここの大学なの、、、?』

『・・・・・・ああ、ううん、そうだよ!』

『ごめんね! あんまり見ない顔だから気になってね! じゃさ~今度、

私とお昼ごはん食べない、、、?』

『・・・・・・えぇ!? 急に、なんでそうなったの、、、?』

『いいじゃん! いいじゃん! ねえ? イヤならいいんだけど、、、?』

『・・・・・・別に嫌じゃないけど、、、。』

『じゃ~決まりね! 次の月曜日に、、、!』

『・・・えぇ!? そんなに簡単に決めていいの?』

『うんうん。いいでしょ~!』

『・・・・・・ああ、ううん。』



僕は、ずっと考えてたんだ、、、?

どうして? 彼女は僕を誘ったのかな、、、?


どうせ! 僕をからかって楽しんでいるだけなんだと思った、、、!

でも、何処かで期待もしていた、、、!




そして月曜日、、、。


彼女とお昼ご飯を一緒に食べた、、、!


『えーと? 君の名前は、、、?』

『・・・・・・僕の名前は 田邉 聡介だよ! キミの名前は?』

『私の名前は 北岡 麗良。』

『アハハ~! お互い名前も知らなかったんだねぇ~!』

『えぇ、そうね! 私、聡介クンの事好きよ~!』

『・・・えぇ!? な.ななに言ってんの!? そんな事急に言われても?』

『落ち着いて! 落ち着いて! みんな聡介クンの事を見てるよ~!』

『・・・・・・』

『でもさ~そういうところ、かわいいね!』

『僕をからかってるの? 僕は顔がブサイクだし! こんな男が麗良ちゃん

みたいな女の子に好きになってもらえるはずがないよ~!』

『えぇ!? どうして?』

『・・・・・・だ.だって!』

『私は見た目じゃないと思うよ~! それに好きになったらね、、、? 

外見も好きになるモノなのよ~!』

『・・・・・・そそんなこと、、、。』

『じゃ~試してみる?』

『な.なにを、、、?』

『私と試しに、付き合ってみるかって事よ~!』

『えええええーーーーーーーえええ!? 本気なの?』

『はい! 決まりね!』

『・・・・・・』



僕は気が付けば、、、?

麗良ちゃんと付き合っていた、、、!


・・・大学でも僕の腕を組んでくる麗良ちゃんを見て、、、!

麗良ちゃんを狙っていた男たちは僕に当たってくる!


『なんだよ! お前みたいなブサイクな男がなんで! 麗良ちゃんと

付き合ってんだよ~!』

『何が、目的なんだ!』

『直ぐに麗良ちゃんと別れろよ~!』

『お前と麗良ちゃんが釣り合う訳ないいだろう!』

『どうせ! 麗良ちゃんの弱みでも握ってんだろう!』



毎日、とっかえひっかえ僕に麗良ちゃんと別れろと脅してくる男たち...。



それを麗良ちゃんに言うと、、、?


『私はどんな事があっても! 聡介クンと別れないから、、、!』

『・・・・・・でもどうして? 僕なの、、、?』

『好きになるのに、理由がいるの、、、?』

『・・・・・・まあ、そうだけど、、、?』





麗良ちゃんは、心から僕を愛しているよと言う、、、!

僕も麗良ちゃんの期待に応えたい!


『僕も、麗良ちゃんの事が心から愛しているから、、、。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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