93話
「ついに精鋭スライム達の攻撃!ピンクスライムが陽菜選手のおっぱいに飛び乗っておっぱいマッサージを始めました!」
「んっ…………力が入らない……」
「スライム恋薬のせいで力が思うように出せない陽菜選手はピンクスライムのおっぱい攻撃になすがままやられています!ピンクスライムの試合前のインタビューでは「地球では加工された肉を皮肉を込めてピンクスライムと呼ばれています。マイナスのイメージで使われていて私はとても悲しい。ピンクスライムの風評被害の払拭を目指す!」と語っていました!その強い意志を陽菜選手に叩き込んでいるのでしょう!このままアヘられてしまうのでしょうか!」
「……アヘられて……はぁん……!」
「陽菜選手からだんだんと色っぽい声が漏れてきました!!チャンスだと思ったピンクスライムはここぞとばかり勢い良く陽菜選手のおっぱいを揉みしだき始めました!揉みしだかれるおっぱいが華麗に踊ります!」
……ぽと
「おっと!?陽菜選手の右腕を拘束していた緑スライムが転げ落ちてしまいました!スライム恋薬のせいで緑スライムも力が出ないのでしょう!慌てて戻っていますが陽菜選手の右腕はフリー状態です!」
びしびし!
「陽菜選手!右手でおっぱいに張り付いたピンクスライムをびしびしと叩いて払い落とそうとしています!ピンクスライムは引き剥がされないよう攻撃を一旦中断して防御姿勢をとっています!おっと、ここで緑スライムが陽菜選手の右腕に飛びつきましたー!果たして拘束し直すことができるのでしょうか!白熱の展開です!」
「ええい、うっとおしぃ!!…………んんっ!?」
「防御姿勢をとっていたピンクスライムが陽菜選手の一瞬のスキを敏感な部分に必殺技を使いました!!陽菜選手もこれにはたまらず頭が真っ白になってしまったのでしょう!精鋭スライムの見事な連携によって陽菜選手をまた拘束することに成功しました!解説の黒様、今のプレーはどうでしたか?……ふむふむ、陽菜選手がおっぱいに張り付いたピンクスライムではなく左腕を拘束していた黄色スライムの方を引き剥がそうとしていたら陽菜選手が勝っていたかもしれない、ですか。これは陽菜選手の致命的なミスと言うことですね!」
「……はぁ……はぁ……んっ……んん……」
「ここで一気に体力を奪われた陽菜選手に不利な展開が続きます!この後、一体どうなってしまうのでしょうか!?チャンネルはそのままで!こほん、……地郷道路公団では今、高速道路の改造の為の建設スライムを大募集しています!週休5日!一日の労働時間は30分!残業時間はちゃんと出します!興味あるスライムは人事担当の紫スライムまで!」
試合開始から2時間経過
「……んっ……はぁはぁ……んん……もう、やだぁ」
「試合開始から2時間が経ちました!ピンクスライムの丁寧かつ乱暴なおっぱい攻撃を1時間受けていた陽菜選手はもはやトロ顔です!」
「……もう…………十分でしょ……?………これ以上……はぁはぁ……気持ちよく……なったら……あんっ!」
「しかし試合時間は残り1時間を切りました!優勢だと思われていた精鋭スライムたちですが、残り時間が1時間と言うことにそろそろ焦りが出てくるのではないのでしょうか?陽菜選手のとてもエッチな表情を見るからに、かなり良い感じなのですが決めてに欠けます!」
ぴょん!ぴょん!
「ここで、ピンクスライムと黄色スライムのポジション交代でしょうか!?飛び跳ねながら交代しようとしています!」
「…………今だ……はぁ……はぁ……は、弾けろおおおおーー!!」
ブォン!ブォン!
「ああああっと!!陽菜選手がついにポジション交代のスキをついてどこからともかく出した武器を使って精鋭スライムを弾けさせようとしています!陽菜選手の使っている武器は先ほどのトイレダンジョンで使っていたライトセーバーです!スライムが軽く触れただけで弾け散ってしまうすごい武器です!これが陽菜選手の最後の秘策でしょうか!ですが、武器の使用は禁止では!?……ふむふむ、精鋭スライムたちの道具の使用は禁止ですが、陽菜選手には特にルールを設けていなかったのでセーフなのですね」
ブォン!ブォン!
「先ほどのウンコく面に堕ちたなお君の強烈な攻撃を受けてきた精鋭スライムたちに弾け散らされる恐怖を思い出させているのでしょうか!陽菜選手の本気に精鋭スライムたちも恐れおののいています!陽菜選手の最後の抵抗に目が離せません!CMです――
◇◇◇◇◇
「形勢逆転!陽菜選手の猛攻により精鋭スライムたちが手も足もでない状況です!スライムに手も足もありませんけどね!どんどん拘束が緩くなってきました!このまま陽菜選手の逆転勝利になってしまうのでしょうか?」
「まずは……一匹っ!!」
ぷしゃああああ!!
「ああっ!黄色スライムがライトセーバーにかすって弾け散ってしまいました!おおっ……恐るべしです。後でこっそりなお君から回収しないといつかはボクも同じ目に合ってしまいそうです。」
「はぁ……はぁ……勝った。ゆい、あなたも弾けたくなかったら今すぐどいた方がいいんじゃない?」
ぷるぷるぷる!
「ここで陽菜選手、気の弱い緑スライムに精神攻撃!そのものすごい陽菜選手の殺る気な目に緑スライムは半泣き状態です!……ん、黒様。何でしょう?」
ぷるぷるぷる!
「そう……意地でもどかないって言うのね。なら私は迷わない。」
「……ふむふむ、そうですか。分かりました!では陽菜選手のライトセーバーは回収させていただきます!」
ひょい
「覚悟……ってあれ!?ちょ、ちょっとスラ!何で私の武器を取り上げるのよ!?返してよー!返してよー!」
「流石に危ないので回収っと黒様が……」
「危ないって何よ!?このランクの武器くらいなら千切りにしたって死なないじゃない!」
「でも痛いのはNGです!それに陽菜ちゃんは忘れていませんか?ボクも精鋭スライムメンバーの一員なんですよ!」
「実況にまわってたくせにいきなりプレイヤーになるな!……はんっ」
「おおっと、ここで再生が終わった黄色スライムが陽菜選手に飛び乗ってマッサージを始めました!残り1時間!ついに大攻勢です!」
「そこ……は……冗談じゃ済まないって……んっ……んんっ……!」
「陽菜選手!足をもじもじさせて振りほどこうとしていますが思うように上手くいきません!」
「あっ、あっ……!ふ……んっ!」
「黄色スライムの試合前のインタビューでは「同じ色で被ってる陽菜ちゃん許せない!絶対にアヘらせて黄色キャラの順位を下げて見せる!」と興奮気味に語っていました!」
「髪の色……ふっ……ん、だけ……でしょうが……ああぁっ……!」
くちゅっ
「ここで、黄色選手……ついに、禁断のスク水の内側に侵入しました!スライムの感触が直に陽菜選手に伝わります!」
「あっ……やだぁ、やだぁ!あっ……ああっ……ふぅん……はぁん!」
「……今の状況を詳しくは実況できませんがとてもあれです。激戦と言った所でしょーか。ボクも顔が真っ赤っかです。」
「ひうっ!……あぁ、あ、あぁっ!……あっ……ひゃう……何か、きちゃうから……これ以上は……はぅっ……!」
「陽菜選手に抵抗する力が残ってないのでしょうか!精鋭スライム全員が攻撃に回って拘束がおろそかになっていますが抜け出すことができていません!」
「……あっあっ!んあっ!ああっ!……はっはっ!あんっ!本当に!きちゃう!きちゃうから!」
すたすた
「うにゅ?」
「スラ……どいてろ」
「な、なお君!?もしかしてなお君もついに参戦ですか!?」
「ああ。だが参戦するって言っても……」
ぶぉん!ぶぉん!ぶぉん!
ぷしゅー!!
「陽菜の味方だけどな」
「な、なお選手が……精鋭スライム全員を弾け散らせました……」




