17
「なっ・・・何で!?何で触ることができる!」
「へへっ・・・テストプレイを始める前にミニスラちゃんに魔改造して触れるようにしてもらったのさ」
「・・・魔改造だとっ!?」
「ああ、さっき素足で俺の頭をぐりぐりした時に何も疑問に思わなかったロリババアの負けだ」
下駄越しに頭をぐりぐりするのは間接的に触れることになるから前のシステムでもできるだろう。
だが、素足では直接触れることになるから魔改造していなかったら頭をすり抜けて俺に触れることができなかったはずだ。
「こんなの、無理矢理振りほどいて・・・!」
「それはやめて置いた方が良い。振りほどくと言うことはNPCであるロリババア自身が触れられることを認めることになる」
「それがどうした・・・!?」
「魔改造したとは言え、表向きは女の子に触れることができない決まりになっている。もし今無理矢理振りほどくとシステムがバグと認識してとんでもない事が発生するかもしれない」
嘘っす。
今暴れられたら簡単に振りほどかれてしまう。
「だから大人しくしておいた方がいいぞ?」
「くっ・・・!」
完全に無抵抗って訳ではなくなったが無理に振りほどこうともしなくなった。
いえーい!大勝利!
さて、俺へのご褒美タイムを始めようか!
顔をロリババアの髪にうずめて深呼吸をする。
「すぅーはーすぅーはー・・・流石露天風呂の女将設定。良いシャンプーの匂いがする!」
「は・な・せ!」
スラや陽菜以外の女の子でこんな事をやったら俺は即効捕まってしまう。
なんという幸福!
世界の空気がこんな匂いだったら世界平和間違いなしだ!
このままクンカクンカしていたいが次のステップに行こうか。
次のステップとして今度はロリババアの耳を甘噛みしてみる。
優しくねっとりとだ。
かぷっ
「あっ・・・・何を・・・はぁん!」
甘噛みしたのと同時にロリババアから艶めかしい声が漏れる。
後ろから羽交い絞めしているので顔はよく見えないが恍惚としてる表情をしているのは見えなくても分かる。
そして予想以上のエッチな声に思わず体を離してしまいそうになるのをぐっとこらえる。
落ち着けヘタレ属性の俺!
やってることは全年齢のとても健全なスキンシップなのだぞ!
いつもはスラに朝起こされるときに甘噛みされる方だが、する方もこんなに良い気分になれるのか。
もう少し続けてみる。
なめなめ
「はぁ・・・あんっ!これ以上は本当に・・・んっ」
ロリババアは内股になってもじもじとさせ始めた。
そしてへたへたと力が緩みロリババアの体が倒れそうになる。
「おっと!」
倒れそうになるのを支えたが、とっさにやったのでロリババアの股間に俺の膝を挟み支える体勢になってしまった。
「あっ・・・んっ・・・」
さらにオマケとして手がおっぱいを揉んでいた。
ふにふに
「もう・・・やめて・・・やぁ・・はぁん・・・!」
ほほう、スラよりも手ごたえがないサイズってことはほとんどペッタンコか。
ただ、ペッタンコとは言えおっぱいはおっぱい。
ペッタンコで服越しで触っているがちゃんと感触は伝わるぞ。
その感触のせいで俺の手は制御を失い、もはや手ではなく自動で動く触手と化していた。
「んんんっ・・・・んん・・・・!」
ロリババアの股間に挟まれている俺の足から暖かい感触が伝わる。
「あっ・・・だめ・・・・んっ・・・んんんんっ~~!!」
ロリババアは体を震わせ完全に力を失くしてぐったりとする。
どうやら高みへ到達したようだ。
「ほほう・・・こんな健全なスキンシップで感じるほど初心なんだな」
ヤリチンみたいな事言ってるが俺もそんな経験ない・・・
だが思い出せ!俺は一応天才設定のはずだ!
例えやったことがなくても知識はこの頭に詰め込んである。
俺はさらにロリババアを気持ちよくさせてやることができるはずだ!
さぁ、次のステップ・・・と言いたい所だがそろそろ時間切れか。
楽しいひと時はあっという間に過ぎセクハラをした罰を受ける時がきてしまったようだ。
この作戦は俺一人だけの作戦ではないのだ。
俺達が勝って俺だけが良い思いをする訳にはいけない。
「フロ、その杖のビームを使って俺ごと撃て!そうしたら誰にも邪魔されることなく風呂を覗ける!」
「・・・そんなことをすれば君は覗けなくなるぞ!」
「いや、俺は風呂を覗く以上の良い事はもうできた!」
こうやって体を密着させてお触りできる時点で誰もが羨むエッチな体験だろう。
「風呂を覗く以上の男が幸福に感じる事はこの世にはない!」
「・・・そう」
マジかよ。
覗きよりお触りの方が絶対良いと思ってるんだが趣向は人それぞれなんだな。
「とにかく撃て!これ以上もたもたしていると陽菜の風呂を覗けなくなるぞ!」
「・・・」
ブゥン
フロは杖を構えビームをチャージする。
5秒後には俺は塵になっているだろう。
「はぁ・・・はぁ・・・」
ぐいっと覗き込んでロリババアの顔を見ると目を虚ろにして呆けていた。
「ほう・・・これがレイプ目か」
ロリババアをビームが当たらない所にそっと置いて俺はまたビームの射線上に入る。
「ロリババアはしばらく戦闘不能状態だ。放っておいても大丈夫だろう」
「・・・えっ・・・ならばビームを撃つ必要はもうないのではないか!?」
「いいや、セクハラをした罰は必ず受けるのが俺のポリシーだ。さぁ、俺のデストロイモードになったユニコーンをよく狙え!お前の敵はここにいるぞ!!」
「それが君のユニコーンか!!了解した。君を撃つ!!」
ドキューン!
ビームが撃たれ目の前がピンク色の輝きに包まれる。
コンマ数秒後には俺は間違いなく死ぬだろう。
「エロが見える」
そして俺は塵となった。




