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 「随分驚いてるね?クリーチャーかなんかが出てくると思ったのかい?」

 「うんうん!」

 「・・・すごい嬉しそうだね」

 「ああ!」


 GJ人工知能!

 まさかこんなサービスしてくれるとは思わなかった。

 エイリアンが出てくると思ったらロリババアが出てきたら誰だって喜ぶだろう!

 

 しかも俺には新たな勝利条件が追加されたのだ。

 それはとても簡単に達成できるじゃないか!


 「今のボクのレベルは1200!衛兵にも勝てる能力さ!」

 「あ、すいません・・・そのロリ姿でボクっ娘は勘弁してくれね?身近に似たようなキャラいるんで」

 「・・・」

 「ほら、もうキャラぱくる必要なくなっただろ?・・・そうだ!ロリババアなんだから我とか我輩とかの方が似合ってるって!」

 「・・・今の君では我を倒すことができない」

 「そうそう!いいよぉ~!それ、いい!」

 

 ひのきの棒をぶんぶんと振り回してやる気を出す。

 ついでに準備運動もする。


 「ロリババアに変身して強くなったかもしれないが、そのおかげで俺は超絶強化されたんだ。もう俺に勝つことはできない!」

 「・・・君にそんなチート性能は備わってないだろう?」

 「チートはない・・・だが必勝法はある!」

 「必勝法・・・?」


 ロリババアは首を傾げて考える。

 だが、答えを見つけることができていないようだった。


 「そう、その必勝法は・・・その短いスカートだぁ!!」


 俺は全速力でロリババアに向かってダッシュする。

 だが、ロリババアは防御姿勢すらとらずに突っ立っているだけだ。

 その余裕!その慢心!命取りだ!


 「うぇへ!うぇへへへへへ~っ!!」

 「・・・何を考えているんだ?」


 距離が縮まりロリババアが杖を思いっきり振り下ろす。

 俺は欲望が理性を勝りもはやただのモンスターに成り下がっていた。


 ズザザッー!

 

 「トゥエイッ!」

 「なっ!?」


 ロリババアも驚いただろう。

 俺は杖を振り下ろす更に下に潜り込みロリババア目がけてヘッドスライディングをしたのだ。


 「ローアングール!!」


 俺に追加された勝利条件。

 それは、このロリババアにセクハラをすることだ。

 例え一瞬でもパンツを拝めることができた時点で俺の勝ちになるのだ!

 その後どんな扱いを受けようともな!


 「なっ!?」

 

 もう少しで見えるところだったが、ロリババアはさっと後ろに下がってしまい見ることができなかった。

 ちっ・・・失敗したか!


 「君・・・こんな事をして許されると思っているのか!」

 「神は俺を許す!俺が神だからだ!」

 

 俺は体を起こし再び突進する。

 さぁ、ロリババアはどうする?

 もし距離をとって下がるのならば俺はどんどん前に突き進み風呂場を覗く。


 「このっ!」

 「下ががら空きだぞ!」

 「くっ~!!」


 ロリババアは左手で短いスカートを抑えてパンツが見えないようにしながら右手に持っている杖で戦う。

 

 「その短いスカートがアダになったな!短すぎてジャンプでもしようものなら抑えていても見えるぞ!」

 「そこまでして・・・そこまでして卑怯な手を使ってまで風呂を覗きたいのか!?」

 「違うなぁ!!俺はパンツを覗きたいんだぁー!!」

 「っ~~!!」


 サーカスでの入団できそうなアクロバットな宙返りをしてロリババの短い背丈を飛び越える。

 そのまま綺麗な着地はとらずに体を地面にたたき付けられるようにして落下ダメージを負う。

 

 「下をとったぞ!!」


 そのままカサカサと地面を這い頭をロリババアのスカートの下まで持っていくことに成功!

 あとは体を反転させて拝むことができたら俺の勝ちだ!


 「・・・甘いな」

 「ぐふっ!?」

 

 振り向こうとした瞬間、後頭部から押さえつけられるような力がかかり覗き込むことができない。

 俺は地面とキスをすることになった。


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