桜木家
はじめまして。
はじめて小説を書くのでつたない文章になってしまいますが読んでいただければ幸いです。
「あ~疲れた~」
俺は靴を脱いで家に上がり畳の上にぶっ倒れた。
「いままできつかったぜ」
俺は桜木瞬。隻眼の桜木家の三男だ。
桜木家ってのは、代々桜木流抜刀術という対魔獣用に極限まで抜刀術の威力を高めた抜刀術を伝承してきた家だ。
しかし伝承するのはこの一族だけで、ほかのところから門下生を募ったりしないっていう変なものだ。どんだけ広めたくねぇんだよ。
まぁ、何はともあれ、桜木瞬はそんな桜木家の本家の三男として生まれた。現在の本家は父俊三≪としぞう≫と母の嘉子≪よしこ≫、長男の仁≪じん≫、次男の敏則≪としのり≫、長女の綾香≪あやか≫、次女の愛由美≪あゆみ≫と瞬を合わせた5人兄弟だ。ちなみに、綾香改めあやねぇは1つ上の姉で愛由美は一つ下の妹だ。
これに、分家のものが大勢加わって桜木家は一つの村のような規模で存在している。
あと、さらっと流した隻眼っていうのはまじで生まれつきのもんだ。
生まれた時から、俺の左目は見えなかった。そのことで別段困ることもなかったが。
余談になるが、アルカイダでは基本的に名前はシュン・サクラギのように表記されるのだが、桜木家は抜刀術の流出をおそれ、辺境の地に村を構えたため独自の文化が発展しこのようになっている。
で、話をもどして、なんで俺がこんなに疲れているかというとさっきまで桜木流抜刀術の免許皆伝の試験を親父とやっていたからだ。
まぁ、俺が今日免許皆伝の試験を受けたことを知ってるのは親父と母と二人の姉妹、それに仁兄ちゃんだけなんだが・・・。
えっ?本家で一人省かれているやつがいるって?敏則兄ちゃんは俺のことをあんまりよく思っていないみたいだから隠してるんだ。
何はともあれ俺は無事に免許皆伝したわけだが、だからと言ってどうなるわけでもない。
普通は免許皆伝したものが出たら桜木家総出で、つまり分家のやつらも一緒になってお祝いするわけだが、俺の場合はそういうわけにはいかない。
なんせ俺は、分家のやつらには落ちこぼれで通っているからな。
実力を隠している理由は俺と桜木流抜刀術の相性が良すぎてガンガン抜刀術をマスターしていく俺を見て分家のやつらが俺をこの村に無理やり縛りつけないように本家一同(1人のぞく)が協力して隠してくれたからだ。
家族の愛情が心にひびいいて泣きそうだぜ。ぐすん。
まぁ、いろいろ話したが結局何が言いたいかというと過去最年少10歳で桜木流抜刀術の免許皆伝試験のせいで隻眼の俺は疲れているってことだ。
次の話とのつながり方がいまいちだったため若干文章を書き加えました