世界紹介
ここアルカイダという世界には人族、ドワーフ族、エルフ族、獣人族、竜族といった多くの種族がくしている。そして、この世界には魔素と呼ばれるものがどんなところにも存在している。
この魔素というのは量が多くなければ影響はほとんどないのだが、ある一か所にたまると世界に影響を与えてしまうものであった。
具体的にいうと、魔素がたまった場所では多くの生き物が魔獣と呼ばれる存在に変化し、洞窟などにたまった場合には迷宮≪ダンジョン≫と呼ばれる、意識を持ち、魔獣を生成する洞窟に代わる。
しかも、ここで出てきた魔獣というのは人を無差別に襲うものが多く、あらゆる種族はこの魔獣たちの被害にあってきた。特に、あまり強い膂力を持たない人族は多くのものが魔獣に食われた。そこで、魔獣に対抗するために生まれたのが魔法である。魔法は基本的にどのような種族でも使えるものであったが、魔法は自分たちの体内に存在する魔力をもとに使うため、基本的に魔力量の少ない獣人族やドワーフ族には上位の魔法は使えないものが多かった。
ともかく、この新しく生み出された魔法という技術を使って魔獣の被害を抑えているのがこの世界である。