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自縄自縛な僕・三人の女神   作者: 松永 もっこり
9/27

クラスマッチ編 下


クラスマッチ当日。あの会長は粋な

ことをしよった。

それは、チーム編成で男女混合で

プレイする新たなルールを加えたのだ


まぁ、幸いにも俺のとこのチームは

恵まれているはず...だ!

紹介しよう!

☆まずは俺!

サクッとがんばるか

☆上原 誠

こいつなら案外上手くしてくれそうだ

☆鼓 奈津美

料理はダメでも、運動はできそうだ

☆栗原 歩美

よく奈津美と一緒にいる人だ。

奈津美とは正反対のおしとやかな感じ

☆本城 武人

バスケ部のエースらしい。

非常に爽やかな好青年といった印象だ

☆上田 由里子

我らがダルダル担任。何故いるかと

言うと本来のメンバーが風邪を引いた

らしい。バレーは六人だから

仕方なく入ったと聞く。

学生時代はバレー部と聞いたぞ?


なんとも個性的なメンバーである。

咲人達は苦戦する事なく順調に

勝ち上がって行った。


「咲人!僕のパスを受け取って!」

「任せろっ誠!おらっ!!」

運動は苦手ではないため誠の正確な

パスを思い切り相手にスパイクで打ち込むのは造作もない。


「キャー!咲人君と誠君コンビよ!

やっぱイケメンがすると花になるわ」


「咲人君が誠君のパスを打ち込む

なんて、なんて卑猥なの!やっぱり

咲人君が攻めかな?」


「いや、意外と誠君の攻めも

すてがたいわ!」


あの~、腐川さん?変な想像するのは

勝手なんですが、周りの女子も感化

されてるので大声で言うのは...。

言っても無駄である咲人よ。


それにしてもこのチームハイスペック

だな。武人君はバスケで、鍛えた

ジャンプ力でブロックするし

だるいだるいといいつつも担任は

問答無用でスパイクを打ち込むし

歩美さんは怯えてるけどね...。

奈津美も動きがいい。最後はこいつに

決めさせるか。よっと


「サッキー!ナイスパス!次は私が

決めちゃうからね~!」


奈津美のジャンプと同時に二人の

ブロッカーが奈津美のスパイクの阻止

を企てる。止められる!とおもったが

試合終了のホイッスルが鳴る。


「よっと!へへん、私だって

ちょっとは頭使うんだもん。

えへへ、サッキー褒めて褒めて~」


奈津美はブロッカー越しにスパイクを

打たずにフェイントを仕掛けた。

なんだ、料理ができないドジっ子

なだけじゃないのか。感心しながら

咲人は奈津美の頭を撫でる。


「サッキー、頭撫でるの上手だね!」

楓の頭を撫でまくってるから!

なんて言えないよな~。

なんだかんだで俺たちは優勝した。

優勝ってこんなに簡単なのか?


「LOVE 沙奈様!LOVE 沙奈様!」

うわっ、久々見たぞ。沙奈親衛隊。

すげえ、ピンクのハッピきてる

筋肉隆々の男達がかっこよく見える。


親衛隊の応援が大きく聞こえにくいが

確かに咲人に聞こえた無視できない

応援があった。


「楓ちゃ~ん、頑張ってね~。」

「俺ら、楓ちゃんのことしっかり

応援してるからさ!」etc...


冷静な判断力を失った

虚ろな目をした咲人にはそれ以上の

応援は聞こえなかった


「楓ちゃんだと?馴れ馴れしい。

俺の妹に手を出す奴は許さん!

許すまじ!」

しかし、幼児体系でも人気がある

点に関しては咲人もホッとする。

我が妹ながら、運動神経抜群だな。

幼児体系が全然デメリットに

なってない。


「沙奈ちゃん!はいっ!」

「任せなさい、楓。私の美貌に

酔いなさいっ!」

相変わらずのナルシストっぷりである

しかし、沙奈の実力もバレー部と

方を並べれる程の実力だ。


可愛いだけじゃないんだな。

流石、お姫様だな。


(やだっ、咲人が見てる///

やっぱり私の事気になるんだわ!

し、仕方ないわね)


沙奈の見事なまでのスパイクで

楓達も優勝した。それよりお前達の

チームの男子ほぼ、空気だけど

大丈夫なのか?そんなに肩を落とす

ものじゃないぞ、君たち。

あの二人が強すぎたんだ。仕方ない。


こうして、俺らは普段話さなかった

クラスメイトとも仲良くなれた。

なかなか充実してたんじゃないか?


こうして、クラスマッチは大盛況

のなか終わる。


今日は疲れただろう、咲人よ。

ゆっくり眠るといい








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