あっ、見つかっちゃった〜アレクサンドリール(創造神)
「アレクサンドリール様?これはどういうことですか!?」
ミゲルくんから届いた、カラアゲという料理をアグニールとルサウールと食べようとしていた時に、デメテールが乗り込んできた。
ひっそりとだが、エンリールも後ろにいる。
「デメテールとエンリール…」
どうしよう!?
バレないように気をつけていたのに…。
「最近3人でこそこそ何かしているかと思えば、なんなんですか?」
あれ?とっくにバレてたの?
「3人で何を食べようとしているのですか?エンリールも何か言ってあげなさいよ」
デメテールに捲し立てられる。
デメテールにうながされたエンリールは、いつも同じ無表情のまま、
「説明を求む」
簡潔すぎないかな?
「デメテールもエンリールも関係ない」
ルサウール、それは火に油なのでは!?
仲良くして欲しいんだけど?
「関係ないですって!?」
あー、ほら。
君たち兄弟姉妹みたいなものなんだから、仲良くしようよ?
「これは俺たちがもらったものだからな」
アグニール?
それは確かにそうだけど、
「もらった!?誰に!?」
「説明を求む」
だよねぇ。
僕は、悩んで結局、ミゲルくんのことを説明したよ。
僕がこの世界に転生させたこと。
転生時の約束が守ることが出来なかったこと。
そのお詫びとして、【快適亜空間】を贈ったこと。
アグニールとルサウールが生まれた時に加護を渡してあること。
僕も加護を渡したこと。
たまに作った料理を送ってもらう約束をしていること。
「なぜ呼んでいただけなかったのですか?」
そんな面白そうなこと、とデメテールが呟いてる。
「僕とデメテールも加護渡す。料理ほしい。アレクサンドリール様、お願いして」
エンリールの長いセリフを久しぶりに聞いた気がする。
白い髪に翠玉の瞳。
美人と言いたくなる顔は相変わらずだね。
「アレクサンドリール様、なんとかしてください。仲間外れにしないでください」
明るい金色の長い髪と凹凸の素晴らしい身体の妖艶なデメテールがシュンとした表情をしてると、可愛らしさに天秤が傾くね。
あー、やっぱりこうなっちゃうんだよね。
最初から呼ぶべきだったよね。
「仲間外れにしたつもりはないんだよ。ごめんね。ミゲルくんが【快適亜空間】に来た時に話してみるから」
絶対ですよ?と、念押しされてしまった。
「アレクサンドリール様、その食べ物はなんですか?」
エンリール、気になってたんだね。
「カラアゲと言うらしいよ」
カラアゲ…?と、デメテールとエンリールが呟いてる。
「早く食べようぜ?冷めちまうぞ?」
「うん、早く食べる」
「そうだね、アグニール、ルサウール?みんなで食べるよ?」
アグニールとルサウールの顔が、分けたくないと言っている。
僕がじぃーと見ていると、
「しゃーねぇーな。わかったよ」
「…しかたない」
優しい子達だね。
デメテールとエンリールの前にも、カラアゲを並べる。
「さて、食べようか」
みんなの目がカラアゲにくぎづけなんだもの。
早く食べたいよね。
僕もだよ。
「「「「「いただきます」」」」」
ミゲルくんが手を合わせていたのでマネしてみる。
「うめー!相変わらずミゲルの料理は美味いぜ!」
「サクって、ジュワーって、おいしー」
ルサウールの感想はいつも擬音が混じるね。
「本当だ、カラアゲ美味しいね」
デメテールとエンリールはどうかな?
ちらりと横目で見てみると、
「なにこれ!?今までもこんなに美味しいものを食べていたの!?ひどいわ」
「アレクサンドリール様、ズルい」
責められるのは仕方ないかな。
ミゲルくんの料理は、本当に美味しいんだよ。
「ごめんね、次からはちゃんと呼ぶから」
「絶対ですからね!?」
「約束」
うん。
約束するよ。
でも今は、カラアゲを食べようよ?
おしらせ
4/25~5/10まで
生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる
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