こそこそとあやしいわね〜デメテール(土の女神)
退屈ねぇ。
アレクサンディーテは、ちょっと停滞期なのかしらね?
新しいものが増えたりとかしないわよね。
流行るのは、貴族のご令嬢のドレスと香水ばかりね。
つまらないわ。
女神である私への信仰も減ってきている気がする。
信仰が減ると、どうなると思う?
私の眷属の精霊たちのチカラも弱まる。
すると、大地への恩恵が減る。
野菜などの畑、小麦の畑などに皺寄せが行ってしまう。
食べられるものが減り、生きるのに精一杯で信仰どころではなくなってしまう。
それどころか、神様は助けてくれないなんて感情まで生まれてきてしまう…。
今はそんな悪循環に片足を踏み込んでる状態になってしまっているのよ。
アレクサンドリール様に相談するべきかしら?
お知恵を拝借するべきよね?
アレクサンドリール様を尋ねる途中で、奇妙な光景を目撃した。
どういうこと!?
今までこんなことありえなかったわ。
「エンリールは何か知っている?」
私、土の女神デメテールは、風の神であるエンリールに問いかけた。
「いや、わからない」
そうよね。
私も最近アグニールにもルサウールにも会ってないもの。
「そう…」
創造神アレクサンドリール様と火の神アグニール、水の神ルサウールが、何やらコソコソとしている。
アレクサンドリール様は、笑顔が胡散臭いからいつも何を考えているのか、よくわからないけれど…。
でもアグニールとルサウールは、思ったことが顔に出ちゃうタイプだわ。
まぁ、だからなんかあやしいのに気づいたのだけれど。
「エンリールは気にならないの!?」
エンリールは、室内なのに、白い髪を風になびかせながら、言ったわ。
「気に…ならないわけでは…ない、とおもう気もする」
って、もう!
まどろっこしいわね。
はっきり気になるって、言えばいいじゃないのよ!
私はすごくすごく気になるわよ。
「あの2人だけアレクサンドリール様と交流するのは、ズルいわよね!?」
「うん」
だって、それに何か面白いことかもしれないじゃない?
いえ、きっと面白いことに決まってるわ。
アグニールとルサウールが、アレクサンドリール様のところに、足繁く通うなんて絶対にそうに決まってるわ。
絶対に何かあるわ。
次にこそこそしていたら、突撃するわよ?
いいわね?
私はエンリールを巻き込むことにしたわよ?
何か問題でも?
おしらせ
4/25~5/10まで
生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる
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