アシーダのアサラサダンジョン9
自然に起きるまでゆっくりしっかり寝た。
すげぇすっきりした。
『みゅー、みゅみゅ〔みげるさま、おなかすいた〕』
起きた途端、マリンに顔に乗られた。
昨日から、俺の頭や顔に乗ってくるのは、何か意味でもあるのか?
「わかった、ちょっと待ってくれ」
昨日のボア肉の薄切りを焼肉のタレで味付けたものを、パンに挟むことにした。
パンは焼きたてを見つけるたびに、買い足している。
やっぱり焼きたてがいいよな。
『みゅー、みゅみゅー!〔みげるさま、おいしー!〕』
「そうか、いっぱい食べな」
『みゅ!〔うん!〕』
さてと、9階層はどんな階層かな?
【快適亜空間】から、外を確認する。
砂漠?
雨の次は砂漠?
砂漠かー。
乾燥してるし砂っぽいよな?
昼間は暑くて夜は寒いんだっけ?
あんまりひどかったら、ここに入れば良いだけだけど。
それよりもサクッとボスエリアまで行きたいところだな。
でも、砂漠でしか採取出来ないものもあったよな?
砂漠薔薇だっけ?
前世にも砂漠の薔薇って化石?があったよな?
それとは違うんだろうけど。
こっちのは、本当に花だった気がするぞ。
砂漠でも咲くことの出来る魔花だったか?
食虫花じゃねぇだろうな?
違うことを祈る。
なんで、下級ダンジョンにはなさそうな階層があるんだろうな?
まぁ、そんなに広くないから、ちゃんと準備しておけば、問題ないのかな?
さてと、暑くなりすぎる前に行くか。
「マリン、砂漠だから暑いぞ?カバンにいるか?」
『みゅー〔そうするー〕』
マリンが干からびたりしたら困るしな。
いつものように、ぽよんとカバンの中に跳んで入る。
いつ見ても器用だな。
あー、暑いな。
スキル【自動地図作成】発動。
やっぱり広さは変わらないな。
さてと、ボスエリアは向こうか。
俺はボスエリアを目指して歩き出すつもりだったんだけどな。
マップの反対側に砂漠薔薇を見つけてしまった。
これは採取するしかなくないか?
この階層に人はいないし、【転移】で行って帰ってくればすぐだ。
いや、まぁ、ボスエリアまでも【転移】で行っても良いんだけどな。
なんとなく多少は歩こうかと…。
スキル【千里眼】で、砂漠薔薇の位置を確認して、【転移】する。
おー、これが砂漠薔薇か?
スキル【鑑定】発動。
砂漠薔薇(魔花)
茎を切ると枯れる
根ごと抜いても枯れる
花部分だけを切り取ると、そのまま花は固定され枯れない
花のない砂漠薔薇の茎に属性魔力を流すと、魔力に対応した色の花が咲く
ほぉー?
【鑑定】しておいてよかったな。
茎を切るところだったぞ。
しかもよくみたら、ここを切れってマークが出てる。
親切だな。
今、花の色は黄色っぽい茶色だ。
土属性の魔力で育ったっぽいな。
これは、確保するとして、水属性の魔力を流してみるか。
300くらい流したところで、青色の花が咲いた。
マジか!
面白いな。
これも確保して、次は火属性いってみようか。
おー、赤い花になったぞ。
なら、風は?緑か!
氷は?水色だな。
雷はどうだ?
マジかよ、パチパチしてるぞ。
これ、持って帰れるか?
あっ、大丈夫そうだ。
光属性はキラキラしてるな。
オパールみたいかも?
聖属性は白銀か!
おー、みんな綺麗だな!
よし、自分用に全部もう1個作ろう。
今のやつは、買取に出すかな。
でも、どうしたって聞かれるよな?
それはそれでめんどくせぇな。
最初からここにあった砂漠薔薇だけにして様子を見るか。
時間をあけてから、また買取に出してもいいし、別の町で出してもいいか。
それなら、もう何セットか作っておくかな。
それから全部で5セットも作ってしまった。
調子に乗りすぎた。
魔力がかなり減った。
一旦、【快適亜空間】で、休憩するかな。
2時間ほど昼寝をしたら、なぜか魔力が全回復していた。
なんでだ!?
普通は一晩しないと戻らないぞ?
この空間か?
もしそうなら、ラッキーだな。
さてと、砂漠薔薇はたくさん手に入れたから、ボスエリアまで【転移】してもいいな。
暑いのに歩く必要ないよな。
だって、よく考えたらのんべんだらりと過ごしたいんだよ、俺。
面倒になった俺は、マップのボスエリアまで【転移】した。
あー、ギガントサンドワームかよ。
まぁ、ちょっとサンドワームかも?なんて予想はしてたけど、でもこれはない。
ギガントサンドワーム1体とサンドワーム100体とかおかしくねぇ?
下級ダンジョンで、これはなくないか?
FランクとかEランクとかパーティでも、攻略難しくないか?
パーティって4人くらいだろ?
1人あたり25体だぞ?
いや、俺は大丈夫だよ?
マリンもいるしな。
【鑑定】には、切り刻むのが有効って出てるけど、属性の指定は特にない。
「マリン、アクアカッターで攻撃してしてくれるか?」
『みゅ!〔わかった!〕』
それなら、俺は【ウインドカッター】にしてみようか。
いや、これだけ数が多いからな。
スキル【風刃】の方が威力があるな。
たまには、ドカンとやっとかないとな。
マリンがサンドワームに【アクアカッター】で切り刻んでいる。
やるな、マリン。
スキル【風刃】発動。
げっ!
魔力込めすぎたか!?
ギガントサンドワームは真っ二つになった。
けど、ドロップ化しない。
切り刻まないとダメなのか?
それなら、変更しようか。
スキル【ウインドカッター】発動。
スキル【ウインドカッター】発動。
スキル【ウインドカッター】発動。
スキル【ウインドカッター】発動。
スキル【ウインドカッター】発動。
スキル【ウインドカッター】発動。
って、めんどくせぇなぁ。
まとめて発動出来ないのか?
×5とかで。
やってみっか。
スキル【ウインドカッター】×5 発動。
おー、出来たぞ!?
これでもいけるのか!
それなら、今度からこっちにしよう。
俺とマリンは、サンドワームの【ロックバレット】と【ロックニードル】から逃げ回りながら、攻撃を繰り返す。
ギガントサンドワームは、【サンドストーム】とかを繰り出してくる。
砂粒が痛いって。
いや、【結界】張ってるけどさ。
【ウォータージェット】で、砂を水浸しにしてたら、動きが鈍くなって来た。
あとは、マリンと【アクアバレット】を浴びせてやったよ。
やっと全部のサンドワームがドロップ化した。
最後にギガントサンドワームをマリンと粉々に切り刻んでドロップにした。
結構時間かかったな。
「マリンも、ドロップ集めるの手伝ってくれるか?」
『みゅみゅー!〔あつめるよー!〕』
そう言って、ぽよんぽよん跳ねながら、ドロップ集めに行った。
俺も拾わなくちゃな。
魔石と一緒に銀貨が落ちていた。
ギガントレインワームは、金貨だったのにな。
って、銀貨はサンドワームのか?
ギガントサンドワームは、小さな宝箱を落としたみたいだった。
マリンが拾って来てくれた。
よかった、サンドワームの肉とかドロップしても、嬉しくないしな。
スキル【鑑定】発動。
ギガントサンドワームの宝箱
罠はない
罠はないんだな。
なら、開けてみよう。
指輪?
なんの飾りもない細い指輪だ。
スキル【鑑定】発動。
魔力倍増の指輪(魔導具)
ただし装着している時のみの効果
おー、これは当たりなんじゃないか?
指輪をして、ステータス確認してみるか。
★ステータス★
[名前] ミゲル
[年齢] 15歳
[ランク] F
[職業] 火の魔法士
[レベル] 16(353) レベルアップ!
[魔力] 12,460(124,609(+124,609))
(指輪の効果) アップ!
[体力] 7,476(74,765) アップ!
[スキル] ▼
[従魔] アクアスライム(マリン)
[装備] 魔力倍増の指輪 NEW!
《《隠蔽
[ギフト]
【快適亜空間】
※創造神アレクサンドリールからのお詫び》》
偽装の数値は上げる必要ないよな。
それじゃなくても、多いはずだからな。
たぶん桁が1桁は多いんだよな、偽装なのに。
でも、魔法使ってるから、あんまり少ないのもおかしいんだよな。
いや、基本的に見られるわけじゃないんだけど。
念のためってことだよ。
おしらせ
2/21~2/24までは
毎日更新します
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします




