アシーダのアサラサダンジョン3
3階層は、どんなところかな。
おっと、草原だぞ?
スキル【自動地図作成】発動。
まだマップは、一気に完成するな。
階層毎に広さが違うわけでもなさそうだな。
ここの魔物は…。
いいね。
ファングラビットが大量にいるな。
上の階層みたいに人がいねぇな?
まさか、あの盗賊三人が誰も通してなかったのか?
でもアイツら弱かったぞ?
まっ、でも人がいないなら狩り放題だな。
「マリン、ファングラビット狩まくるぞ」
『みゅ!みゅみゅう?〔たおす!きずつけない?〕』
あー、そうか。
「どんな倒し方でも大丈夫だぞ!ダンジョンの魔物は全部ドロップするから」
『みゅっ!〔やった!〕』
それから俺とマリンは、草原のファングラビットをドロップにしていった。
すげぇぞ?
魔石が全部で、86個もあったぞ。
魔石の他に牙が132本。
ってことは、86匹いたってことだよな。
あとはなんと、肉が8個ドロップしたぞ。
あといらねぇけど、皮が12枚。
ファングラビットは、丸ごと買取に出してたから肉は食べれてなかったんだよな。
これは後で食べるしかないよな?
とりあえず全部インベントリに放り込んだ。
「マリン、疲れたか?休憩するか?それともボス部屋に行くか?」
俺はこのくらいなら、全然問題ないからマリンに任せる。
魔物の体力とか、わからねぇし。
『みゅ!みゅっ!〔ぼす!たおすっ!〕』
「大丈夫か?」
『みゅみゅ!〔だいじょうぶ!〕』
「それなら行ってみるか」
マリンは、みゅ!と飛び跳ねた。
元気だな。
ボス部屋、ボス部屋と言っているけど、本当に部屋なわけじゃないからな?
ボスエリアって言う方が正確かもな。
そういえば、1階層の時の【鑑定】には、ボスエリアって出てたな。
どうも前世の知識で、ボス部屋って言っちゃうみたいだな。
ボスエリア、ボスエリアだな。
そのエリアに足を踏み入れたら、空間が変化する、らしい。
俺なら、俺とマリンだけが対ボス戦に突入する。
パーティならパーティ全員ってことなんだろう。
今回のボスは…。
ジャイアントホーンラビットだ!
『みゅ、みゅみゅみゅ?〔みげるさま、たくさんこうげきしていい?〕』
「いいぞ!俺も攻撃するぞ!行くぞ、せーの!」
マリンの【アクアバレット】が炸裂している。
すげぇ威力だな。
俺も負けてられないな!
スキル【ウインドカッター】
スキル【ウインドアロー】
スキル【エアショット】
発動!
やりすぎたか?
ジャイアントホーンラビットが爆散した。
魔石とツノ、毛皮がドロップした。
残念、肉はドロップしなかったかー。
そんな感じで4階層に降りて、セーフティエリアでちょっと休憩。
それから4階層の魔物、フォレストスネークを狩りまくり、ボスのフォレストバイパーもマリンと一緒に倒した。
3つほど肉をドロップしてくれたぞ。
森で倒して、解体してないフォレストスネークもインベントリには収納したままだけどな。
で、今5階層なわけだが、この階層には人がいる。
6人かな?
でもマップ上の動きが変だな。
1人を追いかけてる?
ここから、【千里眼】で見えるか?
スキル【千里眼】発動。
はっ!?
男4人と女の人1人が、女の子?1人を追い回してるのか?
でも、一方的に男たちが悪者なのかもわからないんだよな。
女の人も混ざってるみたいだし?
女の子の方が、盗みをしたとか騙したとかかもしれないしな。
スキル【鑑定】を使えばわかるだろう。
とりあえず、スキル【隠密】で姿を隠す。
ちょうどいい。
こっちに向かってくるな。
見えた。
エルフだ!
初めて見たぞ。
耳が尖っているし、すげぇ…ナインだな…。
すまん、見えてしまった。
いやだって、女の子の服がボロボロなんだよ。
丸出しなんだよ。
俺のせいじゃなくねぇ?
残念ながら、エルフがペタンコってのは、予想通りではあるが…。
あんなにボロボロになってるってことは、あいつら、ダンジョンに連れ込んで襲ってるのか!?
あぁいうのってさ、本当に不愉快だよな。
俺が元日本人だからそう思うのか?
こっちの世界の人は、当たり前なのか?
アイツらみたいなヤツらだけが、アホなのか?
とりあえず鑑定だな。
スキル【鑑定】発動。
ノータリィーナ
エルフ族
探しているものがこの階層でドロップしたと騙されて、奴隷落ちさせられそうになり、逃亡中。
マジかよ。
奴隷とかいるのかよ。
追いかけてる奴らは…。
ジョーティ
人族
娼館の女主人
エルフを騙して奴隷にして、娼婦にさせるつもり。
クズデース
ジョーティの下僕
チーピラ
ジョーティの下僕
アホンダ
ジョーティの下僕
ホラフキンス
ジョーティの下僕
あー、こいつらダメなヤツだな。
ジョーティって、盗賊の奴らが貢ぐって言ってたやつか?
繋がってんのか?
エルフの女の子は、スキルに【念話】持っていたな。
えっ?俺?
俺はマリンが【念話】取得した時に、魔法陣を展開してもらって習得済みで俺の中に追加されたから使えるぞ?
だから、アクアバレットとかも使えるぞ。
『エルフの人、助けが必要か?』
だって、いきなり助けて、文句とか言われたらいやじゃん?
『見てわからないの?』
ムッとした声が聞こえてきた。
『俺にはどっちが悪いのかなんて、わからないから聞いてんだけど?』
いや、あの娼館の女主人を鑑定したから、なんとなくはわかってるけど、実は借金とかで奴隷落ちになるんだったのかもしれないじゃん?
『追われてるんだから、向こうが悪者だってわかるでしょ!?』
『いや、あんたが悪さして追われてるのかも知れねぇじゃん?』
そんなわけないでしょ!?
って、大声が頭の中で響いた。
うるさい。
『いいから早く助けなさいよっ!』
うわー。
何?
エルフってえらいの?
なんで上から?
『助けてもらう態度じゃねぇよな?勝手に逃げなよ』
助けてやる気が失せたな。
『悪かったわよ。謝るから!誰だか知らないけど、お願い助けて』
はぁぁぁぁ。
しかたねぇな。
『わかった』
俺は、追いかけてきている連中に、スキル【スリープ】をかけた。
魔法の届く範囲にいるから、魔法陣の展開は必要ない。
5人とも、クタリと崩れ落ちた。
俺は、スキル【隠密】を解除して、姿を現した。
「ありがとう、よくやったわ」
さっきの上からの態度よりはマシだけど、偉そうだな。
「なんで、あんなヤツらに追われてたんだ?あんたエルフだろ?ちょっと魔法かければ逃げ回る必要なんかなかっただろう?」
エルフは、魔力が多くて魔法に長けているんだろ?
俺がスキル【スリープ】をちょっとかけただけで眠るようなやつらだぞ?
「うるさいわね、魔法が使えないのよ」
はっ!?
「エルフなのに!?」
すげぇ魔力を持ってるのにか?
間違いなく俺よりも魔力量は多い。
なのに魔法が使えないなんてありえるのか?
「どうせ落ちこぼれよ、なんか文句あるの?」
へぇー?
エルフにも落ちこぼれとかいるのか。
でも、俺には関係ないしな。
「別に、それじゃ俺は行くから、気をつけて帰れよ」
さてと、この階層のボスを倒しに行くかな。
「どこに行くのよ」
なんで引き止めるかな?
関わり合いになりたくねぇんだけど。
「あんたに関係ないだろ?」
助けてやったんだから、さっさと行けばいいだろ?
「地上まで送ってよ」
はっ?
「イヤだね」
なんで俺がそこまで面倒見なきゃダメなんだよ。
こっちは、ダンジョン攻略に来てんだよ。
「なんでよ!こんなに可愛い子がお願いしてるのよ?送ってやろうって思うのが男じゃないの!?」
はぁ?
自分で可愛いって言ったか?
ナメてんのか?
しかもどの辺がお願いだったんだ!?
「アイツらから助けてやっただけでも、ありがたいと思えよ。なんであんたのためにこれ以上、俺の時間を使わなきゃならねぇんだよ」
進行方向にたまたまあんた方がいただけだからな?
しかたなく助けただけだ。
「だって、こんなボロボロでどうしたらいいのよ」
知るかよ。
確かにボロボロだな。
ナイン丸見えだからな?
全くそそられないけどな、ナイン過ぎるだろ。
実は男か?
そのくらいナインだぞ?
まぁ、どうでもいいよな?
俺は巨乳が好きなんだし?
しかも美乳であれば更に良い。
ロケットみたいなデカいのも、デカいけど垂れ乳もちょっと遠慮したい。
貧乳と呼ぶのは、貧乳に失礼なほどのナインには、垂れ乳以上に全く興味がないんだよ。
って、何を語ってんだ俺は。
「アイツらから服を引っぺがせばいいだろ?」
あー、めんどくせぇ。
相手してられるかっつうの。
スキル【隠密】で姿を再度消して、【転移】でボスエリアまで飛んだ。
姿を隠した時点で、なんか叫んでいたけど聞こえない。
あー、時間を無駄にした。
おしらせ
2/10~2/12は
毎日更新します
お読みいただきありがとうございます!
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トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。
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