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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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アシーダのアサラサダンジョン1

本当はフォレストスネークの肉を食いたかったんだけど、腹が減りすぎてて料理をする気力がなかった。

だから、焼いてインベントリにしまっておいたラビット肉を食べて、とりあえず満足したさ。

今度、ゆっくりとフォレストスネークの肉を料理して、食べることにするさ。

唐揚げとか食いてぇよな。



見習いを卒業したから、ダンジョンに潜れるようになる。


アシーダの近くにもダンジョンがある。

というか、どこの町の近くにも必ずダンジョンがある。

いや、逆かな。

ダンジョンを攻略するために町が出来たと言う方が正解なのかもな。


ここのダンジョンは、下級ダンジョンだって言ってたな。

それならFランクの俺が入っても大丈夫だろ?

上級に入ろうとしたら止められるだろうけどな。

確かランクとかレベルとかの制限があったはずだ。


ダンジョンの入り口は草原を越えた辺りにあると教えてもらった。

草原はアサラサ草原というらしい。

初めて知ったぜ。

で、草原から名前を取って、アサラサダンジョンというらしいぞ。

アクウダンジョンもアクウ山脈から付いてるみたいだしな。


しかしダンジョンに行くには、草原を抜けないとダメなのか…。

やたらと人が多いんだよな。

【千里眼】で人のいないところを確認して、サクッと【転移】しちゃおうかな。

歩いて行くのも時間の無駄だしなぁ。


【転移】は龍族の魔法だけれど、人族の魔法に同じようなのはないのか?


前世のイメージからなら、【テレポート】とか【ワープ】とかが当てはまりそうだけど。


ギルドの資料室にはなかったみたいだな。


もっとデカい町のギルドの資料室とか町の図書館とかには、あったりするのか?

この町に図書館とかあんのか?

見たことねぇけど。


とりあえず見習いを卒業したら、ダンジョンには1回は行くつもりだったんだよな。


ダンジョンはアクウダンジョンしか知らないからな。



そんなわけで、【千里眼】と【転移】でサクッと来たぜ、アサラサダンジョン。


あー、勝手に入ったり出来ないんだな。

受付みたいなのがあるな。


「ギルド証を」


ランクとか確認するのか?

下級ダンジョンなのに?


俺はギルド証を見せる。

みんな何か渡してるな?


マジか。

入るのに金がいるのか。

調べてくるのを忘れたな。

いくらだ?


「入場料、銀貨1枚だ」


はぁっ!?銀貨1枚!?

マジかよ。


って、このおっさんニヤニヤしてんな?

銀貨1枚はウソか?



スキル【鑑定】発動。


コバンザ

レベル23

アサラサダンジョン入場係

大銅貨1枚に対して、初めてっぽい冒険者に銀貨1枚と告げ、せこい小遣い稼ぎをしている



ちっ。

騙されるところだったぜ。


俺は、カバンから大銅貨1枚を取り出して渡す。

ぼったくりって言うか、詐欺だろ?

ふざけんじゃねぇぞ!


「おいっ!銀貨1枚って言っただろ!」


って、小声で言ってる時点でウソだってわかるだろうよ?


こっちが正規の大銅貨を出してるんだから、わかってるって気づけよ。


「大銅貨の間違いだろ?コバンザさん?ギルドに報告しなくちゃな?」


俺が名前を言い当てたら、コバンザは顔を青くして、ガタガタ震えている。

威圧とかしてねぇよ?

でも溢れ出てたらごめんな?


「大丈夫か?コバンザさん?」


肩に手をおいて、心配する振りをして、"2度と誰にもやるんじゃねぇぞ?せこい小遣い稼ぎしてんじゃねぇよ"と、説得をしてみたよ。

うん。

脅しとかじゃないからな?

説得だよ、説得。


しかし大銅貨1枚ってことは、ドロップには期待出来ねぇんじゃねぇか?


俺は金と引き換えに、入り口へと通された。


ダンジョンに足を踏み入れた時点で、ダンジョン特有の空気感がある。

何かを通り抜けたような感覚がする。


ちょっと懐かしいな。

家を出てから、まだ2ヶ月くらいしか経ってないんだけどな。

アクウダンジョンもこんな感じだったよな。


見た感じここは、洞窟系ダンジョンなんだな?

ジメジメで暗いんだよな。

ちなみにアクウダンジョンは、色んな階層があったぞ?


それは今は置いておくか。

まずは、スキル【自動地図作成】でマッピングだな。

最初のこの1階層は、そんなに広くないんだな。


スキル発動と同時に、階層の地図が出来上がったぞ。


確かにスキルのレベルも上がってるから、作成範囲も広がってるけど、それでも半径150メートル弱くらいだぞ?

全長でも300メートルはないってことだろ?

下級ダンジョンって、このくらいなのか?

狭くねぇ?

2階層への階段も表示されてるな。


魔物はいないのか?

マップを確認して、げんなりした。


魔物よりも人族の反応の方が多いんだが…。


これは、さっさと次の階層に行くべきだな。

ここで魔物を狩ろうとしたら、いつまで経っても狩れないだろう?


この階層は、ラットとコウモリか。

なら、スルーしてもいいな。

稀に魔鉱石をドロップするらしいけどな。

稀になら、粘るよりも次に行ったほうがマシだろ?


それにこんなに人がいたら、マリンを出してやれないしな。


俺はマップを頼りに2階層への階段を目指す。

スキル【隠密】で、他の冒険者からは隠れて行くぞ。

絡まれたりするのは、面倒だからな。


ほら、俺ソロだし。


基本的に冒険者ってパーティを組んで活動しているからな。

でも、パーティ組んだら不自由じゃね?

俺の場合、秘密が多すぎるだろ?


2階層の階段位置まで辿り着いて、立ち止まった。

今、何かを通り抜けたか?


階段はどこだよ?


ってか、このへんに人の気配がないな。

なんか罠にハマったか?


スキル【鑑定】発動。


階層ボスのエリア

ボスエリアは無限に存在し、他の冒険者とかちあうことはない

どちらかが倒れるまで出られない



マジかよ!

1階層から、階層ボスがいるのかよ。

倒さないと先には進めないってことか?


それなら倒すしかねぇよな?


「マリン」


マリンもボス戦に参加するか?

確認してみると、みゅ!と肯定が返ってきた。


階層ボスは…。


「ジャイアントラットか!」


デッカいネズミだ。

1メートルくらいあるんじゃないか?



「マリン、スキル使って攻撃してみな?あいつからの攻撃はよけるんだぞ」


「みゅ!」


マリンは、アクアカッターを連発している。

そんなに魔法撃ち込んで大丈夫か?


おっと、マリンが攻撃している間に、俺も攻撃の魔法陣を展開するか。

そうだな。


【サンダーボルト】魔法陣展開。


このまま発動したら、マリンに当たる。


「マリン、離れろ」


ぽよん。

と、俺の方に戻ってくる。

それでいい。


魔法発動。


バリバリバリバリ!とすごい音がして、雷がジャイアントラットに何発も直撃する。


階層ボスだが、さすがに下級ダンジョンの1階層だな。

あっさりと倒されてくれたぞ。

魔石がドロップした。


ドロップを拾おうとしたら、マリンが光った。

ランクアップか!?



スキル【鑑定】発動。


[種族] アクアスライム(変異種)

[名前] マリン

[契約] ミゲルの従魔

[ランク] E ランクアップ!

[スキル]

アクアバレット

アクアカッター

念話 NEW!


念話!?

念話ってあの念話か!?


『みゅ!〔ごしゅじんさま!〕』


って、マリンの鳴き声に重なって聞こえる。


今のは、なんだ!?

ってか、マリンか!?念話か!?


頭の中に突然、響いた声に驚いた。


ご主人様ってなんだ!?

俺のことなのか?


『みゅみゅ!〔ごしゅじんさま ぼく まりん〕』


マリン!?

やっぱりマリンか!?


「マリンが話してるのか!?」


『みゅ!〔うん〕』


マジか!

マリンと話せるようになるなんて!

嬉しすぎるだろう!!


でもご主人様は、ちょっとなぁ。


「マリン、俺のことはミゲルと呼んでくれ」


『みゅみゅ、みゅう?〔ごしゅじんさま だめ?〕』


マリンの体が伸びて、首を傾げる、みたいになっている。

可愛いけど!


「慣れないからなぁ。出来ればミゲルって呼んでほしいかな?」


ご主人様って、ガラじゃないしな。


『みゅ…みゅ?〔みげる…さま?〕』


あー、うん。


「それでもいいよ」


マリンはぽよんぽよん跳ねて、


『みゅ、みゅ!〔みげるさま、みげるさま!〕』


うちの子すげぇ可愛いな。

おっと、階段が現れたぞ。


「マリン、2階層に行くぞ」


『みゅー〔いくー〕』

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― 新着の感想 ―
( *」゜◇゜)」 マリーーンッ!!(萌え) いやもうマジで可愛いんですけどなにこの生き物! (Q:スライムです) (`・◇・)ノ ハイ!作者様に質問です!  こちらの異世界のスライムは、目があるタ…
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