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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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29/205

スキル【鑑定(龍眼)】〜リデル(母)

累計PV15,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


「母さん、今のって、【風刃】の魔法陣?」


えっ?

どうしてわかったの?

確かに私は今、【風刃】の魔法陣を展開してミゲルちゃんに見せた。


でも、【風刃】の魔法陣とは、ひと言も言っていない。


「そうよ?わかったの?」


「なんとなく?」


ミゲルちゃんは首を傾げながら、言う。


なんとなく!?

なんとなくで、見たこともない魔法陣がなんの魔法かを当てられる!?

そんなことありえるの!?


「じゃあ、これは?」


私は、【結界(魔法防御)】の魔法陣を展開して聞いてみる。


ミゲルちゃんは、魔法陣を見ながら、


「うーん?…結界?あっ、防御結界?違うな。あぁ、そうか!魔法防御の結界…かな?」


「正解よ」


驚いたわ。

本当に魔法陣を解析出来てるみたいよ?

どうなってるの!?



スキル【鑑定】発動。


[名前] ミゲル

[年齢] 5歳

[レベル] 8

[魔力] 64 ー

[体力] 38

[スキル]

ー

完全記憶

ー

ー

風刃

結界(魔法防御)

ー

ー

ー



んっ?なにかしら?

何か変じゃない?

何かものすごく違和感があるわよね。

ところどころに見える"ー"はなんなの?


あっ、もしかして隠蔽とかされてる?



スキル【鑑定(龍眼)】発動。


[名前] ミゲル

[年齢] 5歳

[レベル] 8

[魔力] 64 (∞)

[体力] 38

[スキル]

鑑定

完全記憶

言語理解

インベントリ

風刃

結界(魔法防御)

《《[隠蔽]

[加護]

火の神 アグニール

水の女神 ルサウール》》



えっ!?

火の神と水の女神の加護!?


ただの【鑑定】では、見られないようになってる?

今、たまたま違和感があったから、スキル【鑑定(龍眼)】を使って見ただけなんだけど。


【鑑定】には、神だけが使える最上位のスキル【鑑定(神眼)】がある。

その次に龍族だけが使えるスキル【鑑定(龍眼)】がある。

私は今、それを使用した。


まさか、スキルも【隠蔽】されてるなんて。

加護もどちらかの神が隠してるってこと?


あっ、だからミゲルちゃんの瞳は赤と青なのかしら?


ちょっと待って!?

どうなってるの!?


さっきの魔法陣の魔法は見ただけで覚えたの!?

スキルに表示されてるんだけど!?


これも加護の効果なの?


魔力の∞(これ)は何かしら?

こんなの見たことないんだけど?

何か意味があるのかしら?


あとでザランデュエルには伝えるとして、ミゲルちゃん本人には伝えるべきかしら?

たぶん神が隠しているものを、私がバラしてしまうのはどうなの?って思うわよね?

そのあたりもザランデュエルに相談ね。


モヤモヤしたものを感じながら、考えていると、ミゲルちゃんが問いかけて来た。


「母さん、魔法陣って、模様なの?文字なの?」


えっ?模様?文字?


えっ?人族の文字ではないわよね。

もちろん龍の文字でもないわ。

エルフ文字でもドワーフ文字でもない。

獣人の文字でもないし、魔族の文字でもないわね。

文字だと言うならば、見たことのない文字よね。


では、模様?

考えたこともなかったわ。


私たち龍は、魔法を使うのに魔法陣をいちいち展開したりしない。

無意識で使っているから。

今は、ミゲルちゃんに見せるためにワザと展開させているにすぎない。


「ごめんなさい、ミゲルちゃん。母さんたちは普段魔法を使うのに魔法陣を展開する必要がないから、気にしたことがなかったわ。お母さんにはわからないわ」


ミゲルちゃんにダメなお母さんだと思われてしまうかしら。


「えっ?魔法陣を展開しないで、魔法を使えるの?」


あら?

目がキラキラしてるわね?

幻滅されてない?


「だって、魔法陣を展開してたら撃ちたい時にすぐ撃てないじゃない?ワンテンポ遅れるでしょう?」


それって、致命傷になりかねないのよ?

まぁ、私たち龍とやり合えるのは、同じ龍族くらいかも知れないけどね。


「俺も魔法陣なしで魔法を使えるようになりたい!」


そうね。


「じゃあ、まずは魔法陣を使って魔法の発動が出来るようになりましょうね?」


「わかった!」


ミゲルちゃんは素直ないい子ね。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「ザランデュエル、おかえりなさい」

「ただいま、リデル」


魔物の素材を冒険者ギルドに売りに行っていたザランデュエルが帰宅した。


私とザランデュエルは、リディとザランという名で冒険者をしている。

2人ともBランクよ。

Aランクになると面倒なのよ。

貴族の護衛依頼とか、国からの指名依頼とか…。

そんなのは、やる気がないからBランクから上げるつもりはないのよ。

それにBランクは半年に一度だけ依頼をこなせば問題ないのよ。

ランクによって、期間はバラバラだけれどね。


「ミゲルちゃんの事で、相談があるのだけれど」

「どうかしたのか?」


私は、昼間の出来事をザランデュエルに伝えた。


「神の加護だと!?」

「えぇ?火の神と水の女神よ」


私たちと同じ属性なのは、たまたまなの?

私たちにミゲルちゃんは預けられたの?


火の神 アグニール

水の女神 ルサウール


二神の御意志なのかしら?


あの日、あの初級のダンジョンに行ったのはたまたまだった。

後にも先にもあの一度しか行っていない。

なぜあの日、あのダンジョンに行かなければならなかったのか思い出せないけれど、依頼ではない。

そう、ただ行かなければならないと思ったのだ。


そうなのね?

私たちは、二神からミゲルちゃんを託されたのね?


「俺たちは、選ばれたようだな。あの子を育てるために」

「えぇ。そのようだわ」


それならば、色々なことを教えましょう。

今のまま、真っ直ぐに育てましょう。

私たちの息子のことだもの。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。

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