依頼を受けてみるか[魔物討伐]2
翌日、宿屋で普通に朝メシを食ってからアシーダの外へと出掛けた。
マジかよ…。
草原に到着したら、すげぇ人がいた。
昨日は森だったからなのか、全然人と遭遇しなかったのに、今日はやたらと人がいるな。
あんなに人だらけで、魔物討伐なんて出来るのか?
獲物の取り合いにしかならねぇだろ?
森に行くかな?
マリンを攻撃されても困るしな。
俺は、スキル【隠密】を使って、誰にも気づかれないようにその場を離れた。
ここからなら、昨日と同じ森の方が近いな。
魔物がいなかったら、薬草採取して行くか。
ちょっと時間的には遅いかもだけど。
森に入って、スキル【索敵】を発動する。
何体か反応してるな。
昨日とは、違う感じだな。
おっと、マリンはカバンから出るか?
カバンにいるか?
みゅう〜とカバンの中に引っ込んでしまった。
マリンにしてみたらこの森は、あんまりいい思い出がないんだろうな。
なら、無理する必要はないよな。
そこに入ってな。
カバンの上からマリンをひと撫でしてから、本格的に索敵開始だな。
スキル【千里眼】発動。
おっ、いきなりフォレストスネーク発見。
スキル【鑑定】発動。
[種族] フォレストスネーク
[ランク] F
[詳細]
成体になりたて
全長2メートル程度
肉はあっさりして美味
おっ!
フォレストスネークも美味いのか!
肉は少し戻してもらおう。
皮に傷を付けないで倒す方法?
普通に攻撃したら、傷ついちゃうよな?
……どうするかな?
あっ、そうか!
顔を結界で覆って真空とかにすればいけるか?
皮が関係なければ、スキル【風刃】でスパンと首を落として終わりなんだがなぁ。
スキル【バリア】の魔法陣展開。
場所指定 フォレストスネークの顔。
スキル【バキューム】の魔法陣展開。
場所指定 【バリア】内部。
発動。
バリアで顔を覆ったら、真空状態で呼吸が出来なくなり、速攻でフォレストスネークは倒れた。
瞬殺だな。
とりあえずインベントリにしまっておこう。
おっ?
【索敵】にまだ反応してるな。
スキル【千里眼】発動。
ラビットだな。
そこそこいるな?群れか?
どのラビットだ?
スキル【鑑定】発動。
ホーンラビットか。
なら、首をスパンといってもいいよな?
スキル【ウインドカッター】の魔法陣展開。
目標、ホーンラビットの首。
数8。
発動。
よし、ホーンラビット全部仕留めたな。
こっちも瞬殺だ。
いつもなら、スキル【解体】で血抜きから解体すべて終わるんだが、人族のスキルだと【ブッチャー】だろ?
これは、同じように出来るのか?
血抜きは別だろうか?
今日はいいや、数もいるから、【解体】を使っちゃおう。
スキル【解体】発動。
一瞬だから、楽でいいな。
インベントリへ収納。
そういえば、昨日はウォータースライムを5体倒して、今日は今のところフォレストスネーク1体とホーンラビット8体倒した。
ステータスに何か変化があるか?
★ステータス★
[名前] ミゲル
[年齢] 15歳
[ランク] G NEW!
[職業] 火の魔法士
[レベル] 7(348) レベルアップ!
[魔力] 12,110(121,104) アップ!
[体力] 7,266(72,662) アップ!
[スキル] ▼
[従魔] アクアスライム(マリン)
[ギフト]
【快適亜空間】 NEW!
※創造神アレクサンドリールからのお詫び
スキルはありすぎて表示出来ねぇんだな?
っていうか、ギフトってなんだよ?
【快適亜空間】?
なんだそりゃ?
スキル【鑑定】発動。
ギフト【快適亜空間】
発動すると、亜空間の入口が現れる。
1部屋とダイニングキッキン、さらに風呂、トイレがついた空間を用意。
マジかよ。
それが本当なら、すげぇけどな。
こんな森の真ん中で、試してみるものじゃねぇよな。
宿屋に戻ってから部屋で発動させてみるか。
あの自称?神様は、マジで"創造神アレクサンドリール"だったのかよ!?
とりあえず今日はもう帰るか。
門の手前で、フォレストスネークをインベントリから取り出したが、どうすんだこれ?
門番の誰かに聞いてみっか。
スキル【フロート】で浮かせて、門の近くまで行くと悲鳴が上がった。
もしかして俺か?
どうもそのようだな。
なんかごめん…。
あっ、誰か門番を呼んで来てくれたな。
ラッキーだぜ。
「お前か、ミゲル」
「バンドーン。よかった!これどうしたらいいか教えてくれて」
バンドーンにでっかいため息吐かれたぞ?
「もう死んでるんだよな?」
「もちろんだ」
生きてたらヤバいだろう?
「その割にはキレイなままだな」
「だって、皮に傷つけない様にとか、解体せずにそのまま持って帰って来いって言われたからな」
バンドーンは、一緒に来た門番に何か指示すると、その人は走っていなくなった。
「今、ギルドに連絡に行ってもらった。荷車と一緒に誰かやって来るだろう。それまで待て」
「わかった」
なるほど、誰か呼びに行ってくれたわけだ。
フロートしたまま、街中を歩くのはさすがにマズいとは思ってたんだよな。
「バンドーン、聞いてもいいか?」
「なんだ?」
「みんなは、フォレストスネークとかは、どうやって持って帰って来てるんだ?」
マジックバッグとかあんのか?
「あー、ランクが高い冒険者なんかは、アイテムバッグとかで運んでるぞ?」
アイテムバッグ?
マジックバッグとは違うのか?
「アイテムバッグ?」
「たくさん入る魔導具だな」
マジックバッグと同じだな?
時間停止かどうかはわかんないけど。
「そんなのがあるのか!高いのか?」
高いんだろうな。
ランクの高い冒険者って、今言ってたもんな。
「いや、売ってんのを見たことはねぇーな。ダンジョンでドロップすることがあるとは、聞いたことがあるけどな」
マジかよ!?
売ってねぇの!?
誰か作れねぇーのかよっ!
「じゃあ、手に入らない冒険者はどうやって、運んでんだ?」
「荷車を最初から引いて行くか、持てる魔物だけにするか、だろうな?」
マジかよー!?
魔導具とかあんのに、もっとなんかないのかよ!?
そんなことを思っていたら、さっき走って行った門番さんが荷車を届けてくれた。
ギルドの人は門のところで待っているらしい。
荷車にフォレストスネークを乗せて、引いて行く。
面倒だし、重てぇな。
別の方法考えないと、やってられんねぇな。
【フロート】に【インビジブル】とかなら見えないから、騒ぎにならないか?
ギルドの人に相談してみるか?
ギルドの裏に回ってくれと言われたので、荷車をガラガラ引いて移動する。
昨日、買取カウンターにいたおっちゃんが、裏口で待っていた。
「坊主か!フォレストスネークを狩って来た見習いがいるって聞いて待ってたんだ」
待ってたのか。
「解体しないで、持って帰れって言うから、大変だったぞ」
「本当に狩って来る見習いがいるとは思わなかったんだ、すまんな。どれ見せてみろ」
おっちゃんは、荷車のフォレストスネークを見て驚いていた。
「なんだ!?全く傷がないじゃないか!こんなフォレストスネーク初めて見たぞ」
マジかよ。
「傷つけんなって言われたぞ?」
おっちゃんに。
「確かに言ったけどな。実際に無傷で仕留められるヤツなんかいねぇんだよ」
マジかよ。
「依頼達成になるんだよな?」
「もちろんだ。これは全部買取でいいんだよな?」
「肉って食えるんだろ?少し戻してもらいたいんだけど…」
「…3人分くらいで大丈夫か?」
全部買い取らせろって感じだなぁ。
でも、俺も食ってみたいからちょっとくらい戻してくれよ。
インベントリがあるから、たくさんでも大丈夫だけど、あんまり多いと怪しまれるか。
「あぁ、そのくらいでいい」
「わかった。フォレストスネークだけか?」
「いや、ホーンラビットもある。こっちは解体した」
おっちゃんは、なぜか驚いた顔をした。
「解体出来んのか?何体持って来た?」
「8体だな。魔石とツノがあればいいのか?」
「毛皮も買い取るぞ?肉もあれば肉もな」
「受付が先か?」
「いや、ここが先でも問題ねぇよ。フォレストスネークもこっちが先だからな」
まとめてやってくれんのか。
俺はカバンから出した風に、魔石とツノ、毛皮を8体分。
肉を7体分取り出した。
このサイズのカバンに、これだけ入るわけないんだけどなぁ。
仕方ないよな。
他にも袋持って歩くべきだったなぁ…。
おっちゃんも気づいてるかもしれないけど、何も言わないからいいことにする。
「おー、キレイに解体出来てるじゃねぇか。これなら査定にプラスを付けてやれる」
ホーンラビットの常設依頼の報酬は、魔石とツノで依頼1件、大銅貨3枚。
毛皮は、1枚が大銅貨2枚。
肉が1体分、大銅貨2枚。
毛皮と肉は、さらに銅貨8枚ずつ上乗せ。
合計、銀貨6枚、大銅貨6枚。
フォレストスネークの常設依頼の報酬は、魔石が1個で依頼2件、銀貨1枚だそうだ。
今回俺が狩ってきたフォレストスネークの買取分は、
皮が、大銀貨3枚。
肉が、大銀貨1枚。
常設依頼も合わせて、大銀貨4枚、銀貨1枚。
って、GランクとFランクの魔物で報酬違いすぎんだろう。
普通、フォレストスネークの皮は銀貨5枚とか6枚とからしい。
傷無しは破格の報酬になったみたいだ。
これで、かなり懐に余裕が出来たな。
Gランクからのランクアップ条件。
残り
採取依頼が93件。
討伐依頼が90件。
町の中での雑用依頼が95件。
まだまだだな。
おしらせ
1/10~1/13までは
毎日更新します
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします




