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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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158/209

ダンジョン市で魔導具を見つけよう!

累計PV360,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


『ミゲル、明日と明後日はヒマか?』


サイジュから突然【テレパシー】が飛んできた。

ぼんやりしてたから、ビックリしたよ。


『特に予定はないけど?』


【快適亜空間】で、何か作ろうかなとは思ってたけど、明日とかじゃなくてもいいし。


『それはちょうど良かった。ダンジョン市(いち)に行かないか?』


ダンジョン市?


『ダンジョン市ってなんだ?』

『あれ?王都に市が立つって知らなかったか?』


そういえば、市の話は聞いたな。


『市の話は聞いたけど、ダンジョン市?』


サイジュの説明によると、市は月に2回ほど開催されて、毎回市の内容が違うんだって。


今回は、ダンジョンでドロップしたものや、採取したものが商品として並ぶんだって。


なんだかわからないものとか、魔石とか、魔導具とかもあるらしい。


それは楽しそうだ。


『行きたい』

『なら、一緒に行こうぜ』

『わかった』


俺たちは待ち合わせ場所を決めて、【テレパシー】を切った。



「母さん、明日ともしかしたら明後日も、サイジュとダンジョン市に行ってくる」


母さんは、食べていたクッキーを飲み込んでから、


「あら、アルサイジェスくんと?」


母さんと父さんは、サイジュのことアルサイジェスって呼ぶよな。

あれ?

俺もアルサイジェス様とか呼んだ方がいいのか?

いや、前に口調もそのままでいいって言われたからいいか?


「うん、さっき連絡が来たんだ」

「【念話】かしら?」

「いや、【念話】だとサイジュには消費魔力多すぎるから、人族の【テレパシー】ってやつ。

【念話】より性能は落ちるけど、普段なら問題ない」


俺がそう言うと、


「性能が違うの?」

「うん、【テレパシー】はダンジョン内だと繋がらないっぽい」

「あらあら、それはちょっと微妙じゃないかしらね?」


仕方ないよね。


「人族と龍族は、保有魔力量が違いすぎるもん」


そう言ったら、母さんの目が俺をジトーっと見た。

【念話】を使える俺が言うなって顔してる。

俺に言われてもなぁ。

なんか知らないけど使えるんだもん。


母さんは、肩をすくめて、


「気をつけて楽しんでらっしゃい」

「うん、そうする」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「おはよー」

「うん、おはよう」


朝からすごい活気だよ。

ダンジョン市。


「ミゲルは何か見たいものがあるか?」


見たいものって言われてもなぁ。

何があるかわかんないしな。


「これってのはないけど、初めてだからひと通りみてみたいぞ。サイジュは?」

「俺はアレだ。魔導具が見たい」


それは俺も見たいな。


「なら、魔導具を中心に回ってみようか。明日もダンジョン市あるんだよな?」

「ああ。さすがに1日じゃ売る方も買う方も足りないからな」


確かに。

これだけ露店?でいいのか?

敷物を敷いたところに、ダンジョンのドロップ品を並べてるだけだけど。

露店の数がすごいよ。

中央広場いっぱいに所狭しと並んでいる。

中央広場って、結構広いんだけどな。


その一つ一つに人だかりが出来ている。

王都って、人がたくさんいるんだな。

あっ、他からも来てたりするのか。


サイジュと【鑑定】しながら歩いている。


「サイジュはどんな魔導具が欲しいんだ?」

「そうだなぁ、魔法を使う時の補助になるようなものがあったらいいなと思ってるけど」


魔法を使う時の補助?

あっ、俺の魔力倍増の指輪みたいなヤツか!?


「なるほど、気にしてみてみるよ」

「ありがとう」


でもサイジュも【鑑定】使えたよな?

使えるようになったのか?


『サイジュ、【鑑定】は使えるようになったか?』


【鑑定】が出来るのを知られたくなくて、【テレパシー】で話しかける。


『うーん、微妙』


微妙?

魔力が足りないとかってあるのか?

人族用の【鑑定】って、ないのかね?


『だから、ミゲルの方が、色々見つけられると思うから、頼む』

『わかったよ』


それで、誘われたのかな?

それはちょっと、がっかりかなぁ。


「っていうか、ミゲルと遊びに来たかっただけなんだけどな」


俺の心読んだ?

いつも忘れるけど、サイジュって王子様だから、

王都にいると自由に出歩くことって出来ないのかな?


息抜きで俺と出掛けたいと思ってくれたなら、それは嬉しいかな。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



マジかよ。

あれ、魔導具じゃないじゃん。


別にダンジョンでドロップしたモノなら何でもいい市みたいだから、ただの指輪とかでもいいと思うよ?

けど、それを魔導具として売ったらダメじゃね?


あー、やっぱりそういう詐欺みたいな露店もあるんだなぁ。


『サイジュ?露店とかの取り締まりとかはどこの管轄?』


商業ギルド?冒険者ギルド?


『どうした?』

『うーん?魔導具じゃないものを魔導具として売ってるところが結構あるんだよなぁ。容認されてて、そういうのは買った方の自己責任とかになるのか?』


そうだったら、ムカつくよな。

悪者が笑うのは、イヤだな。


『あー、毎回必ず出てくるな。魔導具は高額だからなぁ』


買う方が損するのは、いただけないな。


『取り締まりとかしねぇの?』

『取り締まりきれてないのが現状なんだよな』


どこの世界でも、クソヤローは存在するってことか。


【鑑定】が使えないと、取り締まりも出来ないのか。

毎回俺がクビを突っ込む必要もないか。

今は、ダンジョン市を楽しもうっと。



あっ、これ魔力回復の指輪だな。

5分で魔力総量の1%回復?

どうなんだ?


「サイジュ、魔力回復の指輪があるぞ。

効果はどうなんだろう?

5分で魔力総量の1%回復するみたいなんだが」


くすんだ銀色の飾り気のない指輪を指す。


「マジで?それは買いだろう!」


そうなのか?

俺は、【快適亜空間】で2時間くらい昼寝したら、全回復するからなぁ。


サイジュは、金貨2枚で指輪を買っていた。

魔導具の相場の値段がわからねぇ。


イプシロン2ダンジョンでドロップしたものらしい。

イプシロン2ダンジョンって、物理攻撃の効かないダンジョンだっけ?

通称、魔法ダンジョンだったかな?



それからも、魔力1.5倍の片耳ピアスを買ったりしていた。

俺じゃなくてサイジュが、だよ?


意外と魔導具って売りに出されてるんだな。

おっ、これはガンマ1ダンジョンって出てるな。

あれか!

宝箱ダンジョン!

だから、魔導具も売られてるのか。

納得した。


あっ!あれは!!もしかして!?


「サイジュ、ちょっとあそこ見ていいか?」

「もちろん」


気になるものが置いてある露店へと向かう。


「こんにちは、見てもいいですか?」

「もちろん、見て行ってよ」


黒髪黒目で、俺には懐かしくて馴染みのある色合いのお兄さんが、嬉しそうにしている。


この露店には、アクセサリー系がまったくない。

本当に道具屋さんって感じだ。


「これって、何かわかりますか?」

「あー、これかー。これは食べ物を細かくする道具なんだよね」


やっぱり!!

ミキサーだよな?

いや、フードプロセッサーか?


「お肉とかも出来ます?」

「お肉かー、肉はちょっと難しいかな」


あー、肉はダメかぁ。

肉はやっぱりミンサーじゃなきゃダメか。

野菜のみじん切りなら使えそうだな。


「でも、お肉用に別のもあるよ?」


そう言って、ミキサー?の横に並べてくれた。

おーーー!!!

ミンサーじゃん!


「ここに肉入れて、レバーを回せばいいって感じですか?」

「正解!」


やった!


「この2つください!」

「えっ!?2つとも!?」


お兄さんが驚いてるところに、


「レイチェルーヴァ、調子はどうかしら?」


聞いたことのある声に反応して顔を向けると、


「師匠!?」

「リランジュリンダさん!?」


俺とお兄さんの声が重なった。

2人で、んっ?ってなって顔を見合わせた。


「師匠の知り合いでしたか!」

「師匠ってことは、お弟子さん?魔導具の?」


はい、とお兄さんが頷く。


「あら?ザランとリデルの!」

「はい、ミゲルです」


そうそう、ミゲルくんだったわね。と笑う。


「サイジュ、前に言ったことあるよな?ミランジュランダさんの妹さんだよ」


サイジュに教えてあげると、


「あぁ!魔導具屋の?」


俺が頷くと、


「あれ?そっちの子は兄さんのこと知ってるの?」


リランジュリンダさんが、目を丸くしていた。


「はい、サイジュです。アシーダで冒険者やってたんですよ。《精霊の宿木(スプライトミスルトウ)》が常宿でした」

「へぇー?なるほどねぇ。うん、よろしくね。私はリランジュリンダよ」


リランジュリンダさんは俺の方を向いて、


「その魔導具を買うの?」

「そのつもりですけど?」


リランジュリンダさんが、お兄さん…レイチェルーヴァさんに目配せしてる。

なんだろう?


「わかりましたよ。えーとミゲルくんでいいのかな?」


俺が頷くと、ちょいちょいと近くに呼ばれ小声で、


「ドロップしたこの魔導具、性能がイマイチなんですよ。なので今度店に来てください。これより高性能のミキサーとミンサーがありますから」


おー!

マジか!


「本当ですか!?ありがとうございます!!絶対行きます!他にもこういうのがあったら見せてください」


レイチェルーヴァさんは、笑って頷いた。


「ミゲルくんは、料理とかするのかしら?」


まぁ、調理器具買おうとしたらそう思うよな。


「多少ですけどね」


レシピがないと全然ムリだけどな。


「それはいいね。

簡単で美味しいものをレイチェルーヴァに教えてやって欲しいよ。

満足に肉も焼けないんだよね、この子」


レイチェルーヴァさんは、ムッとして、


「師匠だって、似たようなもんですよね!?自分を棚上げしないでくださいね?」


あらららら。


「じゃあ、普段は何を食べてるんですか?」


レイチェルーヴァさんは、眉毛を八の字にしながら苦笑した。


「ほとんど屋台とかから買ってきてるよ」


マジかよ。

屋台の肉串とかも微妙じゃね?


「じゃあ、今度簡単なヤツなら…」


そこまで言うと、食い気味に言われた。


「「ありがとう!!」」


ははははは…。

乾いた笑いが出ちゃうな。


2人に手を振って、サイジュとまた歩き出す。


「ミゲル。もし何か料理を教えるなら、先に商業ギルドに登録してからの方がいいぞ?」


えっ!?


「肉焼くだけだぞ?」

「いや、味付けが全然違うだろ?」


あー、そういうことか。


「でもな、調味料が手に入るか確認しないと作れないから、まずそこだなぁ」


"しょうゆ"とか"みそ"とか欲しいよな。


「そうか、あの味付けはあそこにしかない調味料なのか!?」


日本のだからなぁ。


「まだあそこ以外で見たことないな、とは思ってるけど」

「ってことは、城でも食べられないのか…」


うわー。

サイジュのガッカリの度合いがすごいな。


どこかで見つかるといいんだけどな。

おしらせ

8/8~8/16まで


生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる

https://ncode.syosetu.com/n4334li/


毎日更新します


お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜

https://ncode.syosetu.com/n0151lz/


大賢者リオールは楽しみたい!

https://ncode.syosetu.com/n6058kb/


ようこそ!ダンジョンへ!

https://ncode.syosetu.com/n3468kt/

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― 新着の感想 ―
そろそろ伏線回収と"しょうゆ"とか"みそ"ゲットかな?
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