依頼を受けてみるか[雑用]1
今日は、町の中での雑用をやってみよう。
アシーダの町の地理も覚えたいしな。
魔物の確認は、明日以降で問題ないだろう。
Gランクの魔物の種類は、薬草を調べてた時に近くの棚にあったから、パラパラっと確認済みだ。
グリーンスライム、ホーンラビット、ホーンラットがこの辺にいるGランクの魔物らしい。
なるほどね。
確かにGランクだな。
もしそれ以外に遭遇しちゃったら、インベントリにしまっておけばいいしな。
チャティーラさんに挨拶をして、1階の依頼ボードを確認に行く。
薬草は…常設依頼みたいだな。
常設依頼は、受付で受注しなくてもいいんだったよな。
それなら、朝はギルドに寄らずに、宿屋から真っ直ぐ門の外に出かければいい。
魔物は…スライムだけは常設依頼なんだな。
他は依頼受けてからじゃないとダメっぽいかな?
なら、インベントリに入れておいて、次の日にでも依頼を受ければ良いか。
あっ、そうそう。
仮の身分証はちゃんと昨日のうちに返したぞ。
さて、町の中での雑用の依頼は…。
荷物の配達、家の掃除、草刈り、ゴミ運搬、ゴミ焼却、ドブ掃除、屋根の雨漏りの修理、壁の塗り替え…などなど。
これは全部同じ1件は、1件なのか?
労力が違いすぎないか?
あっ、これか?
貢献度1とか3とかあるな。
どこかに但し書きとかないか?
…ないな。
受付で確認するべきだな。
「質問いいですか?」
「なんでしょうか?」
昨日のお姉さんとは、違って事務的な口調のお姉さんだ。
だからなんだと言うわけではない。
仕事が出来そうな雰囲気のお姉さんだな、と。
「町の雑用の依頼で、貢献度の数字は依頼数と関係がありますか?」
お姉さんは少しだけ目を見開いてから、言った。
「よく気づきましたね、正解です。貢献度2ならば依頼2件分の作業です」
やっぱりだ。
「ありがとうございます」
さて、どの依頼をやろうかな…って言うか決まってるんだよ。
ドブ掃除だよ、ドブ掃除。
たぶんずっと依頼が処理されてないんだよ。
昨日から思ってたけど、クサイんだよ。
町全体が。
なんでみんな平然としてんだ?
あまりにも臭くて、ニオイを通さないように、自分の周りに薄く結界を張っちまったぞ。
「これ、お願いします」
ドブ掃除の依頼書を取って、受付に提示する。
お姉さんは、ちょっと驚いてから、
「誰もやりたがらないのよ、この依頼。受けてくれるの?」
「はい」
だってクサイんだもん。
「では、この依頼者はギルドを出て左隣の建物の業者なので、そこで掃除の場所などを確認してください」
「わかりました」
隣の建物なんだ?
近くていいな。
「この札を見せれば、依頼を受注したことがわかりますので、依頼者に見せてください。
終了後は、その札を受付に提出してください」
「わかりました」
俺はシゴデキなお姉さんにお礼を言って、ギルドを後にした。
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