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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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149/209

ベータ3ダンジョン10.5

累計PV330,000PV突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


「我は腹が減った。昼メシが食いたい」


いや、だからさっき休憩するか聞いたじゃんか!


「さっき、休憩はいらないって言わなかった?」


俺がそう言うと、ホムラが、


「メシとは聞いておらん」


と、屁理屈を言う。

えぇー!?


「じゃあ、下に降りてセーフティエリアで何か食べることにしようか。みんなもそれでいい?」


みんなから肯定が返ってきたので、9階層に降りることにした。


【快適亜空間】に戻って、あそこで料理して何か食べるか。

その方が、楽チンなんだよな。

設備が揃ってるし、調味料も揃ってるからな。

けど、セーフティエリアに着いたら、その案は却下となった。


9階層のセーフティエリアに、人がいたからだ。

1パーティかな?

5人先客がいた。


マジかよ。

8階層には、誰もいなかったから油断した。


ホムラ達も普通に連れていたんだよ。


「「「「「なっ!?」」」」」


ガシャ!!と、武器を構えられてしまった。

驚かれるよね。


「俺の従魔なんで大丈夫です」


慌ててそう言うと、あからさまにホッとされた。


「セーフティエリアで魔物に襲われるのかと思ったぞ」


申し訳ない。

ってことは、セーフティエリアはやっぱり魔物は入って来ない設定になってるってことだよな。


「すみません」


俺がペコリと頭を下げると、武器を下ろしてくれた。

よかった。


「俺はミゲルと言います」


挨拶しておいた方がいい気がする。


「俺たちはCランクパーティの『肉の暴食』だ。俺はジンだ」


えっ!?

『肉の暴食』!?

パーティ名だよな?

すごいパーティ名だな。


他の人も自己紹介してくれる。

テリー、デミー、ガリク、ミル。

みんなCランクなんだって。


で、『肉の暴食』…。


「だから、肉ダンジョンに?」


目をパチクリして聞いてみると、いい笑顔でサムズアップしてくれた。

マジですか。


「ミゲルくんは1人なのか?」

「はい」

「大丈夫?」


普通は1人でダンジョンには潜らないのかな?


「はい、みんなが強いので」


ホムラ達を見て言うと、確かにと納得された。

ホムラとセツカは見た目から強そうだもんな。

あっ、ハヤトもだな。


ヒスイとマシロも強いけど、強そうには見えないよな。

可愛いもん。

マリンはカバンの中で寝てるみたいだけど。


「これからこの階層を攻略するのかい?」

「あー、その前にお昼食べようかなと」


さっきから念話で、腹減った攻撃がひっきりなしなんだよ。

さて、【快適亜空間】に行こうと思っていたんだが、無理だよな。


カバンからインベントリに繋げて、バーベキューコンロ取り出して、肉を焼くか。


カバンからバーベキューコンロを取り出したら、すごい驚かれたぞ。


「アイテムバッグ!?」


アイテムバッグも珍しいんだっけ。


「はい、父親に借りてきました」


ってことにしておこう。


「お父さんも冒険者なのかい?」

「はい、母親もですね」

「へぇー、両親とも冒険者って珍しいね」


?


「そうなんですか?」

「あんまり聞いたことないかな」


そうなんだ?

まぁ、人族じゃないもんな、父さんと母さん。


「そうなんですねぇ。気にしたことありませんでしたね」


『肉の暴食』のみなさんは、苦笑してた。

だって、俺が拾われるずっとずっと前から冒険者やってる人たちだからなぁ。


「で、この出したものはなんだい?」


見た目じゃわからないかな?

ヴァンヴァルガンのおっちゃんに無理言って作ってもらったヤツだからなぁ。


「お肉を焼いたりするためのコンロですね」

「携帯食じゃなくて、料理するのか?」


俺は話しながら、コンロに火を入れる。

本当は炭にしたいところだけど、時間もないから別機能としてつけてもらった魔導具コンロとして魔石を使用する。


「いやー、携帯食じゃあの子達足りないんですよ。すごい食べるんですよねぇ」


そう言いながら作業台も取り出して、肉を切るのだが、どの肉にしよう。

やっぱり牛かな?


ダンジョンブルのロースとカルビの塊を取り出して、スライスする。

で、どんどん焼いていく。


焼けた肉からどんどんホムラ達に渡していく。


「これは…携帯食じゃ無理だな」


『肉の暴食』のみなさんも納得の食べっぷりだったようだ。

まだ序の口ですけどねぇ。


あっ、ソーセージとベーコンも焼こうかな。

無くなったら、また採取すればいいか。


『肉の暴食』のみなさんの視線が痛い。


「みなさんも食べますか?」


そんなにガチ見されちゃうとねぇ?


「いいのかい?」


ジンさんの申し訳なさそうな顔。


「ちょうど携帯食が切れてしまって、食べるものがなくてな」


テリーさんが、頭をボリボリとかく。


「ありがたい」


デミーさん?

拝まないでください?


んっ?


「肉ダンジョンなのに、食べ物がないんですか?」


こんなに肉だらけなのに!?


「肉は納品分なんだよ。それにミゲルくんみたいにアイテムバッグはないから、調理器具なんかもないしな」


ガリクさんが、ドロップには手をつけられないんだよ、と説明してくれる。

なるほど。

依頼分しか持てないってことかな?


「まっ、あっても料理できないけどなぁ」


ミルさんが大笑いしてる。

えっ?


「もしかして、いつも携帯食なんですか!?」


恐る恐る聞いてみると、


「もちろんそうだよ」


ジンさんから、恐ろしい返答が来た。

もちろん!?

ありえない。


そんなことをしてら、ホムラ達にボコボコにされそうだ。


俺は、小皿に必殺焼肉のタレを入れて、みなさんに渡した。


「焼いたお肉をこの秘伝のタレにつけて食べてみてください」


父さんたちは、焼肉のタレはかなり気に入ってたみたいだよな。


『肉の暴食』のみなさんはどうかな?


食べたことないものは、恐る恐るだよね。

でもたぶん口に入れた瞬間に吹っ飛ぶと思うな。


「「「「「うめぇーー!!!!」」」」」


やっぱりな!

よかった。

美味しかったみたい。


「ミゲルくん、なんだ?このうまいタレは!?」

「秘伝のタレです」


焼肉のタレです。

世の中には出回ることはないかなぁ。

誰か味の解析とかしてくれたら、あるいは…。

俺にはムリだけどな。


俺はひたすらに、肉を焼いた。

でもちゃんと肉も食べたぞ?


ソーセージとベーコンもかなり美味かった。


どこの店で買ったヤツか聞かれたけど、買ってないんだよな。


ここの5階層で採取したと言ったら、盛大に驚いてた。

そして、簡単に情報を教えちゃダメだと怒られた。

なんで!?

みんな知ってるんじゃないの!?


肉の塊をドロップさせるしか、このダンジョンでは成果がないと言うのが、みんなの認識なんだそうだ。


マジかよ。

ギルドに報告するのも独り占めするのも自由だけど、情報提供したら報酬がもらえると教えてくれた。

だから独り占めしないなら、ちゃんと報告しとけよって。

俺たちは黙ってるからってさ。


なんか面倒なこと増えた気が…。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜

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