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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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王都ギルドの資料室と料理の報酬

父さんと母さんは、アクウダンジョンの魔物も間引かないとダメだなと言って、今日はすでにアクウダンジョンへと飛んでいる。


それは、俺がギルドで調べ物をするって言ったからだと思うけど。

俺がダンジョンとかに行くなら、一緒に行こうと思ってたっぽいけどな。

調べ物に付き合うつもりは、全くなさそうだったぞ。

まぁ、俺も集中したら周りは関係なくなっちゃうからな。

一緒にいても、ほったらかしになるからな?

だったら、自由にダンジョンで暴れてきてくれた方が、俺的には気分も楽だ。


「資料室とかありますか?」


俺は受付のお姉さんに、そう確認してみた。


「2階がそうですよ。ギルド証があれば誰でも使用可能です」


王都のギルドもアシーダと同じで、冒険者なら使えるんだな。


「調べ物をしたいんですが、大丈夫ですか?」


もちろんですよ、とお姉さんは笑って階段を示してくれた。

なるほど、あんなところに階段があるのか。

わかりにくいな。


王都のギルドも、食堂が併設されている。

どこの冒険者ギルドも同じなのかもな。

規模は全然違うけどな。


その間の通路の奥に階段が見えた。

知らなかったら絶対立ち入り禁止の場所だと思うぞ?


俺はお姉さんにお礼を言って、2階へと移動した。


おー、さすが王都!

広いな!


資料室の受付にチャティーラさんみたいな人がいるんだと思ってたら、おっちゃん…いやじいちゃん?みたいな人がいた。


「いらっしゃい」


優しい喋り方のじいちゃんだった。


「こんにちは。調べ物をしたいんですけど大丈夫ですか?」

「もちろんだよ。ワシはここにおるから何かあったらきいとくれ」


俺は、ありがとうございますと頷いてから、資料室を見て回ることにした。


これだけたくさんの本があるなら、【検索】をかけた方が早いよな。

図書館でもこの方法で色々探したからな。


スキル【検索】魔法陣展開。

検索対象 時空属性の魔法。

魔法発動。


…ないか。

それなら、時空魔法。


これもないのか。

それなら、空間魔法。


あっ、あった!

あの本とあの本だな。


俺は【検索】に引っかかった本を手に取る。

さらに時間魔法も【検索】してみる。


おっ?

持ってる本にも載ってるようだ。

他には、あれだな。


俺は3冊の本を読む。

空間魔法は、空間を拡張したり出来るみたいだな。

アイテムバッグはこれなのかな?

いや、亜空間なのかな?

時間魔法は、遅らせたり早くしたりできるみたいだ。

停止はここには載ってないな。

遅くなるだけでもすごいのか?


図書館でも探してみよう。


で、本当はこっちを調べ間に来たんだけど、王都の周りのダンジョンのこと。

そう思って【検索】をかけようとしたところで、サイジュから【テレパシー】が届いた。


『ミゲル?ギルドにいるのか?』

『2階の資料室にいるよ』

『了解、2階の会議室借りたからそっちにいくから、ちょっと待っててくれ』

『わかった』


頷いてすぐにサイジュが顔を出した。


「ミゲル、こっちだ」


手招きで呼ばれたので、俺は本を棚に戻してサイジュの所へ向かう。


「調べ物中にすまんな」

「大丈夫」


サイジュが借りたと言う会議室に入ってドアを閉めると、何か魔法が発動した。


「今の何?」

「あー、ミゲルはあれに気づくんだ?」


って、あんなにはっきり魔法が発動したら誰でもわかるんじゃないのか?

俺が首を傾げてると、


「あれは、盗聴防止の魔導具が発動したんだよ」


へぇー?

盗聴防止の魔導具なんてあるのか。


んじゃ俺は、【防音】を重ねがけしておこうかな。


スキル【防音】発動。

これでいいかな。


「わざわざ会議室借りてくれたんだな」

「他人がいるところで、インベントリ使いたくないだろ?」


そりゃそうだ。


「うん、ありがと」

「いや、こっちがムリ言ってるんだしな」


俺はインベントリから、プリンを取り出した。


「これは?」


サイジュが不思議そうに見ている。


「プリンって言う甘味だよ」

「ぷりん?どうやって食べんるだ?」

「スプーンでそのまますくって食べてもいいけど、底を湯煎で温めてカラメル溶かして器から出して食べるのがいいかな?」


そう説明したら、サイジュの頭の上に????の幻影が見えたぞ。

そうか、わかんないか。

あっ、でもさ?


「たぶん王女様なら食べ方わかると思うよ?」

「ティティが!?」

「たぶんね」


サイジュは、なんでティティがわかるんだ?の首を傾げてる。

やっぱり秘密にしてるのかな?

話変えちゃおう。


「あとは、コレなんだけど」


ローストスネークを取り出す。

皿に乗せた塊のローストスネークを10個。

ホムラ達に食い尽くされちゃったからな。

サイジュに渡す分は、もう一回焼いたんだよ。

ホムラ達から死守するのが大変だったんだよ。


「これは?」

「ローストスネーク…またフォレストスネークでごめんなんだけど」

「こんなにいいのか?」

「うん、スライスして食べて」


このくらいにと、自分用に残してあったものを見せる。

せっかくだから、一切れ渡してみる。


サイジュは、なんの躊躇いもなく口に入れた。

いつも思うけど、大丈夫なのか?

毒味とかさぁ?


「うまっ!何コレ!?すげぇ美味い!この間のカラアゲとは全然違うな!!」


大丈夫みたいだな。


「よかった。口に合ったみたいだな」

「めっちゃ美味いよ、これはまた取り合いになるな」


王族が俺の作った料理を取り合い!?

なんの冗談だよ。

はははは…って、なんか乾いた笑いが俺からこぼれたぞ…。


「で、ミゲル何か欲しいものはないか?」


はっ?


「突然何?」

「いや、料理の報酬に何か欲しいものはないかなって」


報酬?

この素人料理に!?

報酬って!?

マジで言ってんの?


「これに報酬くれんの!?」

「当たり前だろ?こっちがお願いしてんだから」

「でも、素人料理だぞ?」


前世でも家庭料理になるだろ?

オシャレな料理でもないぞ?


「食べたことのないものを作れるんだし、それを食べさせてもらってんだから報酬は必要だろ!」


そういうものなのか?

報酬?

欲しいもの?

えっ?なんだろう?


唸っていたらサイジュが、


「魔法とか魔法陣とかで欲しいものとかないか?」


おっ!?

そんなんでもいいのか!?


「それなら、時空属性の魔法を使える人か、載ってる本とかあれば教えて欲しい」


時空属性の魔法が今1番ほしいな。


「時空…?そんな魔法あるのか?それは何をする魔法だ?」

「あー、アイテムバッグを作るのに必要なんだって」

「アイテムバッグをつくるぅ!?」


あれ?

アイテムバッグって、ドロップしたものしかないんだっけ?


「あぁ、アイテムバッグがあればインベントリのこともマリンのスキルも秘密に出来るだろ?」

「なるほど?でもなんでアイテムバッグにその魔法が必要とか知ってるんだ?」


解析出来るのはまだ秘密にしてたほうがいいよな。


「父さん達の知り合いの魔導具屋の人が、アイテムバッグはそれがないと作れないって言ってたんだよ」

「ザランデュエル様達の知り合い…」


あっ、サイジュはミランジュランダさんのこと知ってるんだよな。


「ミランジュランダさんの妹さんらしいよ?」

「マジで?王都の魔導具屋?」


俺が頷くと、全然知らなかったーと驚いていた。

見た目ボロだったもんな、あの店。


「魔法のことは、帰って確認してみるな」

「よろしく」

「他にはないのか?」


他…?


「あっ、それならサイジュの持ってるそのアイテムバッグを見せてくれないか?」


解析させてくれ?


「これか?ほらいいぞ」


えっ?そんな簡単にいいのか?

触ってもいいか?

それなら、お言葉に甘えて。


スキル【解析】魔法陣展開。

解析対象 アイテムバッグ。


やっぱり時空属性の魔法は必要なんだな。

サイズとか色々設定出来るみたいだけど、結局は時空属性の魔法がないと付与出来ないんだな。


カバンの重さしかないよな。

それも設定出来そうだよな。


アイテムバッグの魔法陣は覚えた。

これで時空属性の魔法が使えるようになれば、作れるようになるはず。


「ありがと」


アイテムバッグを返すと、


「もういいのか?」


と、サイジュが聞くので頷く。


サイジュは机に並べていたプリンとローストスネークをしまい始めた。


「ミゲルは、この後どうするんだ?」

「あー、調べ物がまだ途中だから資料室に戻るよ。サイジュは?」

「俺はコレを待ってる人たちがいるからな。城に戻るよ」


待ってるのかよ。

苦笑するしかないな。


「あっ、そうだ。食べ終わったら器とか皿とか次回会ったときにでも返してくれな?」

「もちろんだ」


サイジュはしっかりと頷いて、帰って行った。


俺は会議室を出る前に、盗聴防止の魔導具を解析して魔法陣をいただくことにした。

風魔法があれば出来るみたいだな。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


ダンジョン代行 なんでも屋におまかせ!〜俺のダンジョンはまだないので他人のダンジョンで活動します〜

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大賢者リオールは楽しみたい!

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― 新着の感想 ―
あ~~、プリンを渡しちゃった~~ 阿鼻叫喚の大騒ぎになるぞ~~(そっと目を逸らす) 姪(当時2才)が人生初のプリン(byモ○ゾフ)を食べた時の、 ( ゜◇゜)「口に入れたら無くなった……」って、呆然…
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