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生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる  作者: トーヤ


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マズイことになったわ〜ジョーティ(娼館の女主人)

あの残念エルフなんかに関わるんじゃなかったわ。

なんであんな貧相なエルフにこだわっちゃったのかしら…。

よく考えればあの貧相な胸じゃ、客なんか付かないわよね。

他にエルフがいなかったから、って理由でしかないんだけれど。

本当に後悔しかないわ。


誰よ?

私たちを眠らせてダンジョンに転がして放置したのは!?


あの時、5階層には私たちしかいなかった。


2階層で、カーシラ達が誰も通さないようにボスエリアの前で見張っていたはず。

なのに、カーシラ達も眠らされて転がされていたって言うじゃない。


誰がそれをしたっていうの!?


眠らされたまま拘束され、気がついた時にはすでに牢に入れられていたのよ。

それでも今、牢から出られているのは、うちの娼館に借金があるジーライに、借金を減らす代わりにここから出せと言えば、一も二もなく頷いたわよ、あの脳筋ギルドマスターは。

まっ、【チャーム】で私の言うことは、何でも聞いてくれるんだけどね?


あれからは、さすがに冒険者を奴隷落ちさせて、娼館で客を取らせるなり、アンファール領主に貢ぐなりするわけにはいかなくなってしまった。

さて、次はどうしようかしらね?と悩んでいたのよ。


なのに、今日は朝から町の様子がいつもと違う気がする。

探らせようにも、使える手下は牢に入れられたまま。


何が起きようとしているのよ!?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



ウソでしょ!?


何でこの町に王国騎士団なんてモノがやってくるのよ!?


どうして今頃になって、色々うまく行かなくなるのよ。

ずっと上手くいっていたのよ。


なのに、突然やって来た騎士団副団長と名乗った騎士に、


「冒険者を手下に襲わせて奴隷落ちさせていた件も含めて、もろもろを白状してもらおうか!とっとと観念してくれるとありがたいんだが?」


そう言われたわ。


どういうことよ!?

なんでバレてるのよ!?


カーシラ達に貢がせていた冒険者は、アンファール領主には優先的に渡していたんだから、アンファール領主がなんとかしてくれるわよね?


余計なことを言わない方がいいわね。

ここは黙っているに限るわ。


「だんまりを決め込んでもムダだぜ?何処からも誰からも助けは入らないぜ?」


そんなわけないわ。

アンファール領主がなんとかしてくれるわよ。


目の前の男は、私の心でも読んだみたいに言ったのよ。


「もし、アンファールが助けてくれると思ってるなら、期待するだけムダだぜ?」


揺さぶってるだけよ。

そうに決まってるわ。

私が睨むと、おー怖い怖いと言いながら、笑ったのよ。

何よ!?


「いい事を教えてやろうか?アンファールは捕まったぞ?」


はっ!?

アンファール領主が捕まった!?

そんなことあるわけない。


でも、もしも本当だったら…?

助けは来ない…?


「別に信じる信じないは、あんたの勝手だけどな。ただ俺は事実を教えてやっただけだぜ?

アンファールは捕まったし、領主から解任されたし、爵位は剥奪されたし、アンファールですらなくなったけどな」


副団長はそう言って、私を見ている。

それが本当なら、この男を私の虜にして逃げるしかない?

私のこの魅惑的な身体に堕ちない男はいないわ。


私が【チャーム】を発動しようとした瞬間、


「あっ、俺には色仕掛けとか精神異常とかそういうの聞かねぇぜ?爪の先ほどもあんたは好みじゃないからな」


なんですって!?

毎日どれだけの金と魔力を費やして、この美貌を維持してると思っているのよ!?

それを好みじゃないですって!?

しかも【チャーム】も効かないですって!?

なぜ、私が【チャーム】を使える事を知っているの!?


別にあなたじゃなくてもいいのよ!!


私はニッコリ笑って、ジリジリと後ろに下がる。


「おっと、逃げるなんてムダムダ。出来っこねぇぞ?」


あんたがダメなら、他の男でもいいのよ。

そう思って、振り向いたら壁だったわ。

何よこれ!?どういうことよ?

こんなところに壁なんてなかったわよ!


今日は、人生で最低最悪の日よ。

何も抵抗出来ないまま、私はまた捕まえられた。

お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


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