はじまりがはじまり
お初にお目にかかります。マナマナと申します。
右も左も分らない初心者です。
読んでいたたけけると嬉しいです。
最後に見る月がこんなに大きいなんて。この夜を選んで正解かもね。
今の世界には何も思い残すことない・・・・・
違う。
思い出したくないことしか残っていない。
だけど、今という瞬間は目にしっかりと焼き付けておきたい。この先こんな記憶を覚えているかなんて分かんないけど。
なんてキレイなんだろう・・・・・・吸い込まれてしまいそう。むしろ吸い込まれてもいいのに・・・
分かってるよ・・・・・そんなこと誰にもできないんだよ。
見上げる月の大きさと足元に広がる地球の大きさに比べたら自分がどんなに小さい存在か思い知らされる。今はそんな気持ちで一杯かも。
・・・・なら・・・泣いたっていいよね。
不思議だな。こんな時に限って涙はただの一粒だって流れる気配はない。泣きたい時に泣けない。
ホント、人生ってなかなか上手くいかないなぁ。それはきっとこれからだって同じこと。生きるって思うようにいかない。ううん、きっと生きることが下手なんだ。
だから気持ちを切り替えないとならない。こんな形だけど、こんな選択しかできなかったけど、たくさん考えた。悩んで考えて、考えて悩んだ。
目を閉じて深呼吸。冷たい空気ってなんとなく身体の中を洗われているみたい。
・・・・・・気持ちいい
冷静になったところでもう一度今の自分自身のことを再確認してみる。
お風呂は入った。髪はいつもより念入りにブラッシングしてこれ以上ないってくらいサラサラに仕上がっている。だからさ、今は青くてきれいな月の光を反射しているんだろうな。
新品の下着。歯も磨いた。だから今が一番きれいな状態だと思いたい。それに新調した制服にはシワ一つない。ポケットには何も入っていない。荷物なんて何一つ持っていない。持っていけるモノなんて何一つないのだから。
もう一度深呼吸すると微かに桜の匂いがする。これから迎える満開の刻を心待ちにしているみたいに。
もう目にすることなんてないのかな?願わくば本当の姿で見上げてみたい。そんなの夢のまた夢だってこと何回考えたことだろう。夢は夢のまま終わる。
だけど本当に終わらせたいのは今の自分。
「そろそろ行こうかな。本当の自分に出会えるといいな」
ふと、手を月に照らしてみたくなった。最後なら何してもいいよね。今したいことをしているって心が軽くなって不思議。透き通るような青い光が白い肌を浮き立たせている。キレイな手をしている。自分でも気に入っている。でももういいの。しばらく見てから
「サヨナラなんて言わない」
ゆっくりと目を閉じて身体の力を抜いて地球の重力にすべてを預ける。
終わった。・・・・で、いいんだよね。
読んでいただきありがとうございます。
まだ始めたばかりなので少なめですがこれからたくさんアップしていきますのでよろしくお願いします。




