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阿呆アラサーエッセイ

「なろうパートナープログラム」の設定機能を見て、小説は『本気』かつ『気楽』に書こうと思った阿呆アラサー

作者: 鶴嶌大晩
掲載日:2026/06/24

 ちょっくら過去作のAI不使用チェックを入れようと作品情報欄を開いてみたら、いつの間にか『メディア化打診のサポート云々』とかいう項目が追加されていた。


 いやしかしまあ、最近はさすがにこの阿呆でもユーザーホームのお知らせ欄を定期的に確認している。なのでこのことは知っていたが……。


 何というか色々なことを考えた。


 確かに自分の書いた小説が商業化されるのは誰しもの夢だろう。大したことのない私だって本音を言えばそうなのだから。


 それに過去、いざ作品を商業化するとなった時に生じたトラブルや相談がそれなりにあって、色々な反省を踏まえて設けられたサービスだと想像するのも難しくない。


 まあ私はこのような制度を批判するつもりなど一切ない。マジで。今は私はどの作品にもサポート希望にチェックを入れていないが、もしかたらこの先どれかに設定するかもしれないし。マジで。


 事実これからまたたくさんの作品が商業化していく中、特に若年層の作家には特に契約に関してしっかりとしたサポートが必要になるだろう。


 アラサーともなるとこの『契約』という言葉にはとても敏感になる。


 たとえば業務の中で夜遅くまでかかりながら小難しい契約書を作ったこともあるし、逆に顧客側として頭が痛くなるほど契約書を読み込んだこともあったし、若い頃はこれを怠ったせいで……。あ、もうやめよう。苦いことを思い出して気持ち悪くなってきた。


 というわけでこの点において専門的なサポートは決して無駄ではない。むしろこれのおかげでスムーズに書籍化等が進めばオールハッピーにより近づける。


 だが一点気になるのは、偉大なる運営様からのお知らせに記載されている『■サポート内容』のうちの3つ目の部分。


『③ポテンシャルがある未商業化作品に対して、商業化・メディア化を目指した企業などへの紹介検討サポート』


 うーん。ポテンシャルとは何だ。


 ポテンシャル。ポテンシャル?ポテンシャル!ポテンシャル!?ポテンシャル……。


 書いているうちにポテンシャルがゲシュタルト崩壊してきたでポテンシャルが、一体どのようなところを潜在的な魅力だと判断してくれるのだろうかと悩むのでポテンシャル。


◇◇◇


 作家側からしたら基本的には自分が作ったどの作品だって面白い……いやもっと感情的な表現すると「わが子のようにかわいい」と思っているだろう。


 まあでもそりゃそうだ。たとえば(よく知らないがひとつの基準?になっている)10万字の文章を書くのにもかなりの時間がかかる。プロット作成も苦労するし、推敲まで含めると時間はもっと追加される。

 

 日々の色々なことを犠牲にして執筆をしているのだろうから、愛着はかなりのものだろうし、ちょっと現金な言い方をすればそれなりのリターンがないと割に合わない。これもそりゃそうだ。


 なのできっと誰もが自分の作品には「ポテンシャルがある!」と判断し、サポート設定していくと想像するのだが。


 実際どのようなプロセスで偉大なる運営様が動いていくのは分からないが、恐らくなかなかサポートの恩恵を受けることができず、次第に心折れていく作家は出てくる。


 そう。PV数は伸びず、評価ポイントも増えていかない今までの状況と変わらずに……。


 で!だ。


 別に私はただ単にネガティブなことだけを書きたいのではない。そんなに性格悪くない。まあ良くもないけど。


 自分も含め、とにかく小説は『本気』かつ『気楽』に書こうという話だ。


 本気は大事だ。マジで何事にも大事。冷笑する暇があったら歯を食いしばってでも一行の文を生み出す方がいいに決まってる。


 だけど本気が報われないことだってある。本気したのに失敗することもある。私だって本気で書いて投稿したのに誤字脱字報告がそれなりに届いて自分のこと罵倒したことある。マジで。


 それとやはりネット小説界隈となると、どうしても他者評価によるポイントで競り合うことになる。


 当然ながら私も含めてこれを把握したうえで戦いの場にやってきた人間の方がほとんどだと思っているが、残酷ながらどれだけ本気で立ち向かっても結果が出ないことの方が多いだろう。(前々回のエッセイと同様にAI云々の話は一旦省略。なぜならこれに関して書くと疲れるから)


 そこで重要になってくるのが、気楽なスタンスだと信じている。


◇◇◇


 もちろん読者が読みやすい書き方、ウケる設定を貪欲に学ぶことは間違いではない。流行りのジャンルに手を出すことも正しい方法だ。ここちゃんと分かってるからな!


 しかしそこで悩み過ぎて手が進まなくなることもよくない。小説、もしくは文を書くことが嫌いになるのも最悪だ。愚痴ばかりになっても精神衛生上好ましくないに決まってる。


 だから気楽に書こう。好きなものを好きなように書けばいい。ルールを守ってイメージしたものを表現すればいい。自分が面白いと思うものを創り出せばいい。だって「そもそもここはそういう場所でしょう?」という話だ。


 当然ながらPV数も評価ポイントもとても大事だ。こんなこと書いている私だって気にはしている。おじさんなのに。どのような数字だって増えていればそれだけで報われる気持ちになるのだから。おじさんだけど。


 だがどのような挑戦も、悲しいかな結果が出ないことの方が多い。特にその『結果』が第三者による視点や感覚をベースとした尺度となればなおさら。


 繰り返すが、だから本気かつ気楽に書こうと言っている。この両輪によって前に進んでいけばいい。


 偉大なる運営様の言うポテンシャルが何かは分からない。そりゃぶっちゃけある程度はポイントは参考にすると思う。大人だからそれくらい分かってる。


 しかしもし数字以外の部分にも目を向けてくれるとなれば……。


 個々人の本気と気楽がバッチリ混ざり合った先に見える景色が、意外とそれに当たる可能性を期待してもいいのではないだろうか?

追記(6/27):試しに自分の作品をひとつ、『メディア化打診サポート』設定をオンにしてみました。

果たしてポテンシャルはあるでポテンシャルかね~?

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― 新着の感想 ―
こんにちは。 メディア化打診のサポート。 「なにこれ?」が正直なところです。 じゃあ、今までの人達はどうしていたのよ。 無料なので、一応、設定しておこうと思っています。 鶴蔦様のおっしゃるとおり、「…
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